虹色仮面 通信

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勝てなかった。

2016-06-23 04:40:32 | スポーツ
AUTOSPORTwebより。

第84回ル・マン24時間耐久レースは6月19日、長き戦いのチェッカーフラッグが振られた。
残り6分まで首位を快走していた5号車トヨタTS050ハイブリッドにまさかのトラブルが発生し、僅差で首位を争っていた2号車ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リエブ組2号車ポルシェ919ハイブリッドが大逆転優勝を飾った。

“世界三大レース”のひとつであり、これまで多くの日本メーカー、日本人ドライバーが挑んできた世界最高峰の耐久レースの歴史に、中嶋一貴駆る5号車トヨタTS050ハイブリッドが新たな1ページを加えようかとしていた瞬間だった。
残り時間は6分。あと1周回れば悲願の優勝はトヨタの手に入っていた。

「ノーパワー!ノーパワー!」

快調にドライブしていた一貴から、悲痛な無線が飛ぶ。
長き直線のユノディエールを走っていた5号車トヨタは、なんらかのトラブルが起き時速200km以上上がらなくなる。
一貴はなんとか車速が落ちるTS050ハイブリッドをメインストレートに戻すが、1周後に栄光のチェッカーが待っているはずのフラッグタワーの下で、ゆるゆるとスローダウン。
その横を、2号車ポルシェが駆け抜けていった。
24時間レースの残り時間は3分。衝撃的な逆転劇となった。

レースはスタート前の雨、そして近年覇権を握ってきたアウディ勢の相次ぐトラブル、1号車ポルシェの脱落等波乱の展開となったが、惨敗に終わった昨年からマシンを大幅に作り直してきたトヨタは、抜群の信頼性と燃費、ストレートスピードで首位を争い、17時間後から5号車がトップを奪うと、2号車ポルシェとの僅差の争いを展開。
終盤戦に向け5号車トヨタが30秒前後リードを奪い、残りわずかの時間となりトヨタのピットは祝勝ムードに包まれていたが、まさかの結末となった。

一貴の5号車トヨタは最終的にチェッカーを受けることができず。
2位はステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組6号車、3位はトラブルに苦しんだルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組8号車アウディR18という結果となった。<了>

映像:http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/sports/p7580a9b06be81f54227afe29fabd3f5a

必勝態勢で臨み、序盤から積極的なレースを展開したのだが、最後の最後に勝てなかった。
悲願のルマン制覇まで、あと少しだったが…。
結局、何かが足りなかった。
とにかく負けたのだ。というか勝てなかった。
とても残念であり、無念である。
来年の巻き返しに期待するしかない。