虹色仮面 通信

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日本市場に投入するのか?

2016-10-05 05:14:56 | 乗り物
9月29日、パリモーターショーで新型マイクラ(日本名:マーチ)が世界初公開されました。
以前から予想されていた通り「Nissan Sway Concept」に近いエクステリアデザインでの登場となりました。

パッと見、かなりカッコいいデザインだと感じました。
アライアンスを組むルノーのデザインテイストが織り込まれており、どこかヨーロッパの香りがします。

新型マイクラは、世界最大のハッチバック市場であるヨーロッパをターゲットにしています。
ホイールベース延長による居住空間の拡大や、今や世界中で主流となったダウンサイジングターボの採用などからも欧州を意識していると予測できます。

欧州仕様は1.5Lのディーゼルターボ仕様もあり、トランスミッションは5MTが基本という構成です。
私的には嬉しい構成ですが、一般的な日本のユーザーにはなかなか受け入れられないと感じます。

新型マイクラの外観は、歴代モデルに比べて長く、幅広く、そして低くデザインされています。
個人的な見解としては、マツダ・デミオやスズキ・スイフトにも負けないスポーティな雰囲気があります。

フロントマスクには、新型セレナにも取り入れられている「Vモーショングリル」が採用されています。
この「Vモーショングリル」には、賛否両論あるようですが、今後の日産のアイデンティティにしたいようなので、それはそれでアリかと思います。

その他、Cピラーに埋め込まれたリアドアハンドルやルーフライン、天井が中に浮いているように錯覚させる「フローティングルーフ」によって、デザインが洗練されると同時に、空力性能を高めています。

さて、この次期マイクラ、普通に考えると、欧州販売から間もなく(来春にも)日本市場にも「マーチ」として投入されるはずです。

しかし、新型マイクラは、全長こそ4mを下回ったものの、全幅は1.7mを超え、日本では3ナンバー登録になります。

日本では「ノート」が日産のコンパクトカーの大黒柱で、国内市場の業績に負うところが大きい車種です。
間もなく(来月上旬らしい)マイナーチェンジされ、加えて「e-power」という名の自己発電式のハイブリッド車も追加され、商品力を上げてきます。

ということは、次期マーチは日本市場に投入されないのではないか?と私は予測します。
もしそうだとしたら、自動車ファンとしては残念でなりません。

これだけカッコいいクルマを日本市場に投入しないのは、今に始まった話ではありません。

昨今の日本メーカーは、押しなべて欧州や北米の市場での販売に力を入れています。
日本市場は縮小の一途で、売れるのは軽自動車という状況が長らく続いています。

なので、企業としては真っ当な考えですが、もう少しどうにかならないものか?と思っています。

まずは、次期マーチを日本市場に投入することを期待します。
きっと期待以上の反響を得ることになるでしょう。