虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

最大勾配43‰

2017-06-03 06:32:22 | 乗り物

南平岸駅を通り過ぎる。かつては「霊園前」という名前の駅でした。今考えると薄気味悪い名前ですね。

この南平岸駅手前から真駒内駅までの特徴的なシェルター、雪を防ぐためにアルミ合金製で、世界で唯一の構造です。地下鉄南北線の特徴の一つですね。身近なところに、世界で唯一のものがあるのです。灯台下暗し。

平岸駅へ向かって高架(シェルター)部分は下っていきます。この部分の最大勾配は43‰(パーミル=千分率、1000分の1を「1」とする単位で、この場合1000mで何mの高低差=勾配があるかを表す。なので、この43‰は1000mで43mの高低差があることになる。)

札幌の地下鉄は摩擦係数の高いゴムタイヤなので、大きな問題なく上り下りできますが、鉄の車輪だと結構大変です。ちなみに、普通鉄道構造規則では勾配は35‰までと定められており、それ以上の勾配は特例となる(日本中にいくつか存在します)

平岸から南平岸へ駆け上ってくる電車は加速をつけてくるため、シェルターの中から結構な音を轟かして走るのが聞こえます。

画像はシェルター部分の終わり。環状通の手前で切れています。ここからは地下部分を走ります。ということで、定鉄の廃線跡を走ってきた地下鉄南北線とも、この先(画像では手前)でお別れです。

明日に続く。