江差町といえば、やはり「江差追分」でしょう。
追分節は、江戸時代から信州中仙道で唄われた馬子唄がルーツです。
一種の流行り唄として全国各地に広まり、越後に伝わったものは船歌として船頭たちに唄われるようになって、今から200有余年ほど前に北前船によって江差に運ばれてきたといわれています。
さらに江差では、座頭佐之市がケンリョウ節と追分を融合させて独特の音調をもつ江差追分を誕生させたといわれ、それが多くの唄い手によって磨かれ、現代まで唄いつがれてきたのです。
「江差追分」は北国の厳しい自然と生活の中から生まれた人間讃歌であり、先人から引き継いだ、この地方文化の華を正しく保存伝承するため、昭和57年に町民や追分愛好者の厚意によって「江差追分会館」が建設されました。
ここでは「追分道場」として、江差追分を会得したい方なら誰でも、開館時間内で江差追分の指導も行っています。町民じゃなくても大丈夫とのこと。
【開設日時】水曜~日曜 10:00~16:00
※祝祭日の翌日と年末年始は休日となります