先日、あるクルマでロングドライブをする機会があった。
その話はまた改めてしたいと思いますが、その時に感じたタイヤについて。
最近のクルマはタイヤ(ホイール)の大径化が著しく、16~18インチは当たり前になり、タイヤの扁平率も40%とか45%が普通になってきた。
中には30~35%のものまで…。
側面から見ると、まるで海苔巻きのような見た目で、正直言って公道(一般道)でのフィーリングも好ましいものではない。
初めて、50%未満の扁平タイヤを履いたクルマに乗ったのは、BG5(2代目)レガシィ・ツーリングワゴン(TW)のマイナーチェンジモデル(GT-B、画像)が出たとき。
一世を風靡したモデルであり、初めてがいくつも並んだエポックメイキングなクルマだった。
2リッターの排気量では初の280馬力のエンジン(ターボ仕様のMT車のみ)で、ドイツの名門ショックメーカーであるビルシュタインのショックをフロントに倒立で搭載、加えてワゴンボディでは世界初であろう45%扁平のタイヤを履かせてきた。
ワゴンの形をしたスポーツカーのような出で立ちであった。
事実、TWらしからぬ不釣り合いな雰囲気と、普段乗りにはスパルタンともいえるクルマであった。
試乗などで走らせてみると、当時のスバルらしい癖のある乗り味と暴力的な加速が印象的であった。
そして、乗員の快適性を無視したと思われるハードな乗り心地だったのをハッキリと覚えています。
当時のクルマにしては優れていたが、現代の基準で考えると車体剛性が足りなかったのか、とにかくダンピング(上下動)がすごくて、運転してるだけでスポーツ(エクササイズ)している気分になったものだ。
こういう世界観は有りだとは思うし、メーカーもある部分、確信犯的な設定だったのだろうが、一般的なユーザーにはここまでのハイスペックは不要だったのも確かである。
先日、長時間ドライブしたクルマは70%扁平のタイヤ、ホイール径は14インチという、現代では大人しすぎる(珍しい)くらいの見た目でしかない。
しかしながら、長時間ドライブしていると、疲れは感じないし(クルマの素性の良さもあるが…)、滑らかで快適な運転を満喫できるのは良い!
各部のフィーリングも過不足なく、法定速度域ではドライバーの思ったようにラインをトレースしてくれる。何ら不満は感じなかった。
とにかく最近のクルマのタイヤは大きく、薄くなっているのは??でしかない。
そのようにすると、価格も大きく跳ね上がる。
フィーリング面では大きく改善が図られたが、エアボリューム(タイヤ内の空気量)が少ないため、まったりした感じは得られない。
個人的には(現時点で)クルマは、滑らかでスムーズに動くのがベターと考えているため、大径・扁平タイヤのメリットは感じない。
明確な見返りがあればいいのだけど、サーキットやジムカーナなどスポーツ走行をしない限り、その享受を受けられることはほぼない。
大甘に見ても、一般乗用車には、ホイール径は16インチ以内、扁平率は55%以内が限度じゃなかろうか。
今回のコロナ禍で、社会を取り巻く環境は大きく変わるだろう。
そしてクルマ(+自動車社会)を取り巻く環境も然りである。
もう少し、社会に運転者にやさしいクルマ(コンセプト)作りをした方がいいと、先日のドライブで再認識をした次第である。
ps.とはいえ、画像のレガシィツーリングワゴンはデザイン、コンセプトなどは秀逸で、今でも見とれてしまうんだなぁ。
その話はまた改めてしたいと思いますが、その時に感じたタイヤについて。
最近のクルマはタイヤ(ホイール)の大径化が著しく、16~18インチは当たり前になり、タイヤの扁平率も40%とか45%が普通になってきた。
中には30~35%のものまで…。
側面から見ると、まるで海苔巻きのような見た目で、正直言って公道(一般道)でのフィーリングも好ましいものではない。
初めて、50%未満の扁平タイヤを履いたクルマに乗ったのは、BG5(2代目)レガシィ・ツーリングワゴン(TW)のマイナーチェンジモデル(GT-B、画像)が出たとき。
一世を風靡したモデルであり、初めてがいくつも並んだエポックメイキングなクルマだった。
2リッターの排気量では初の280馬力のエンジン(ターボ仕様のMT車のみ)で、ドイツの名門ショックメーカーであるビルシュタインのショックをフロントに倒立で搭載、加えてワゴンボディでは世界初であろう45%扁平のタイヤを履かせてきた。
ワゴンの形をしたスポーツカーのような出で立ちであった。
事実、TWらしからぬ不釣り合いな雰囲気と、普段乗りにはスパルタンともいえるクルマであった。
試乗などで走らせてみると、当時のスバルらしい癖のある乗り味と暴力的な加速が印象的であった。
そして、乗員の快適性を無視したと思われるハードな乗り心地だったのをハッキリと覚えています。
当時のクルマにしては優れていたが、現代の基準で考えると車体剛性が足りなかったのか、とにかくダンピング(上下動)がすごくて、運転してるだけでスポーツ(エクササイズ)している気分になったものだ。
こういう世界観は有りだとは思うし、メーカーもある部分、確信犯的な設定だったのだろうが、一般的なユーザーにはここまでのハイスペックは不要だったのも確かである。
先日、長時間ドライブしたクルマは70%扁平のタイヤ、ホイール径は14インチという、現代では大人しすぎる(珍しい)くらいの見た目でしかない。
しかしながら、長時間ドライブしていると、疲れは感じないし(クルマの素性の良さもあるが…)、滑らかで快適な運転を満喫できるのは良い!
各部のフィーリングも過不足なく、法定速度域ではドライバーの思ったようにラインをトレースしてくれる。何ら不満は感じなかった。
とにかく最近のクルマのタイヤは大きく、薄くなっているのは??でしかない。
そのようにすると、価格も大きく跳ね上がる。
フィーリング面では大きく改善が図られたが、エアボリューム(タイヤ内の空気量)が少ないため、まったりした感じは得られない。
個人的には(現時点で)クルマは、滑らかでスムーズに動くのがベターと考えているため、大径・扁平タイヤのメリットは感じない。
明確な見返りがあればいいのだけど、サーキットやジムカーナなどスポーツ走行をしない限り、その享受を受けられることはほぼない。
大甘に見ても、一般乗用車には、ホイール径は16インチ以内、扁平率は55%以内が限度じゃなかろうか。
今回のコロナ禍で、社会を取り巻く環境は大きく変わるだろう。
そしてクルマ(+自動車社会)を取り巻く環境も然りである。
もう少し、社会に運転者にやさしいクルマ(コンセプト)作りをした方がいいと、先日のドライブで再認識をした次第である。
ps.とはいえ、画像のレガシィツーリングワゴンはデザイン、コンセプトなどは秀逸で、今でも見とれてしまうんだなぁ。