虹色仮面 通信

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采配力

2020-09-11 04:58:32 | スポーツ
スポーツ報知より。

巨人・原辰徳監督が監督通算勝利数の球団記録1066勝を達成した。
名将・川上哲治監督に肩を並べた偉業には、14年目を迎えた監督生活で培ってきた「采配力」があってこそ。
現役時から知る元木ヘッドコーチが実体験をもとに「原監督」を語った。

今年は原監督の本当に間近にいるから、すごく勉強になります。
攻撃の時も守備の時も、ずっと近くにいるからね。
監督が考える配球とか、作戦とか、本当に納得する。本当に全体が見えている。
ピッチャーの方も全部見えているし、相手のベンチの控え選手まで頭に入っている。
「この選手を出したら、相手はこの選手が出てくるな」とか。僕らが選手ボードを見て「たしかに。なるほど…」っていつも納得してしまう。それが、全部常に原監督の頭の中には入っている。

もちろん相手のチームだけじゃない。
自分のベンチ内の選手、コーチ陣とかね。日頃から、よく見られているな、と(笑い)。観察力が本当にすごい。
ベンチにいる選手を見て「元気あるな」と思うと、代打で使ったりするからね。
だから選手たちには「いつも見られているよ。黙っていたら使ってもらえないよ」って言っている。
選手たちも、それはよく伝わっていると思う。

原監督はユニホーム着ている時は厳しい(笑い)。
ユニホームを脱いだ時は優しい兄貴分的な存在。
オン、オフの切り替えしっかりされている方。
でもオフの時も野球のことは話すね。決して野球が「0」にはなることはないんだな、と。<了>

今回の監督としての手腕は、素直に素晴らしいと思うし、すごみが出てきたようにも思う。
選手の起用、試合での采配、そしてコーチ陣の適正配置。
全体を見通していて、すべて手中にあるのではないだろうか?
巨人の歴代監督でも、屈指の監督になった気がします。

第1期、2期での原監督の課題(弱さ)は劣勢の立った時の対応だったと思っているが、そこの部分でも第3期ではソツなく対応している。
他の5球団(セ・リーグ)が追随できないのは、正直言って監督の差じゃないかと思っている。
現状では、原監督と伍して戦える指揮官はいない。
だから精神的に余裕があるし、長期的な視野に立っているから、短期的な焦りも見られない。
やはり、巨人を焦らせないと他球団は勝ち目はないね。

率直に最近の原監督の手腕は、誉め言葉が見つからないくらい素晴らしいと思います。
現役時代より評価を高めたって感じですね。
あとは後継者の育成ですね。
そこも見極め(見定め)ながらやってる気がするので、しばらく巨人の強さは続くのかな?