日本には昔からモノを大事にする習慣や風習があった。
しかし、いつの頃からかそのようなものは薄まり、使い捨ての感覚が一般化してきた。
単価の安い商品ならまだしも、高額な商品であっても、そのような感覚で扱う人たちが増えてきたことに辟易することもある。
私は自慢じゃないが、物持ちは良い。
衣類だと、かれこれ20年以上着続けているものもある。
靴の場合は、そこまで持たないが、10年選手は結構いたりする。
ただ、スニーカーやスポーツシューズの場合、ソール等の素材の加水分解でボロボロになったりするから、平均6~8年といったところだ。
これらは消耗品だから、そんなに持たないのは仕方がないと言える。
でも、大事に使っていきたいと思っています。
それより嗜好品に近いモノとしてクルマ(自家用車)があります。
自家用車には生活のアシとして用いる場合と、趣味的要素を含んだ所有とに分かれます。
今はマイカーは保持していませんが、歴代のクルマたちもそれぞれ大事に乗り続けてきた。
現代のハイテクてんこ盛りのクルマにはない趣があって、個人的に愛着を持てたと言えます。
関東に拠点を移すにあたってマイカーを手放し、早3年と少々。
ときどきかつて所有していたクルマと同型のものを見ると、当時の思い出がオーバーラップします(珍しく懐古的…)。
最近は、昭和レトロ(ブーム)の影響か、旧車を大事に乗る人が増えてきたようです。
旧車は文字通り、昔のクルマゆえ経年変化(劣化)により、故障したりすることは免れない。
そんなことにめげずに愛情をこめて手入れをし、長い期間、自身の身体の一部と化して一緒に過ごすのだ。
しかしながら、我が国の車検制度では、新車登録から13年を超えた車両だと自動車税と自動車重量税が重加算になる仕組みがあります。
この制度は新型(国産)車の販売促進、もっといえば日本の基幹産業である自動車業界の保護のためと言われています。
だが、現状では国内市場は小さくなるばかりで、各メーカーは市場(拡販)見込みがある海外へ視野を向けて積極的に展開しています。
このような状況は(人口減少が加速し、国民の所得が上がらない現状では)ますます進むだろうから、今こそ重加算の制度を見直しすべきだと思っています。
もちろん古いクルマだけに、環境(排ガス等)にやさしいとは言えないので、環境税など少額の負担を強いる(現在の重加算分より少ない額)形にシフトすべきじゃないだろうか。
悪しき制度の影響で、日本の自動車史を飾ってきた名車たちがどんどん海外に流出している。
我が国の自動車文化を築いてきたクルマたちが海を越えて流出するのは、クルマ好きとしては嘆かわしい。
いつまで経っても日本の自動車文化が成熟してこないのは、このような制度が足かせになっているのは一因としてあるはずだ。
もちろん、日本特有の交通事情なども要因としてありますが、文化的な側面で見ると制度の見直しだけでもいくらか改善すると思っています。
自動車を愛好する超党派の議員連盟もあるようだから、積極的に活動し、制度の改正につなげてほしいと願うばかりです。
しかし、いつの頃からかそのようなものは薄まり、使い捨ての感覚が一般化してきた。
単価の安い商品ならまだしも、高額な商品であっても、そのような感覚で扱う人たちが増えてきたことに辟易することもある。
私は自慢じゃないが、物持ちは良い。
衣類だと、かれこれ20年以上着続けているものもある。
靴の場合は、そこまで持たないが、10年選手は結構いたりする。
ただ、スニーカーやスポーツシューズの場合、ソール等の素材の加水分解でボロボロになったりするから、平均6~8年といったところだ。
これらは消耗品だから、そんなに持たないのは仕方がないと言える。
でも、大事に使っていきたいと思っています。
それより嗜好品に近いモノとしてクルマ(自家用車)があります。
自家用車には生活のアシとして用いる場合と、趣味的要素を含んだ所有とに分かれます。
今はマイカーは保持していませんが、歴代のクルマたちもそれぞれ大事に乗り続けてきた。
現代のハイテクてんこ盛りのクルマにはない趣があって、個人的に愛着を持てたと言えます。
関東に拠点を移すにあたってマイカーを手放し、早3年と少々。
ときどきかつて所有していたクルマと同型のものを見ると、当時の思い出がオーバーラップします(珍しく懐古的…)。
最近は、昭和レトロ(ブーム)の影響か、旧車を大事に乗る人が増えてきたようです。
旧車は文字通り、昔のクルマゆえ経年変化(劣化)により、故障したりすることは免れない。
そんなことにめげずに愛情をこめて手入れをし、長い期間、自身の身体の一部と化して一緒に過ごすのだ。
しかしながら、我が国の車検制度では、新車登録から13年を超えた車両だと自動車税と自動車重量税が重加算になる仕組みがあります。
この制度は新型(国産)車の販売促進、もっといえば日本の基幹産業である自動車業界の保護のためと言われています。
だが、現状では国内市場は小さくなるばかりで、各メーカーは市場(拡販)見込みがある海外へ視野を向けて積極的に展開しています。
このような状況は(人口減少が加速し、国民の所得が上がらない現状では)ますます進むだろうから、今こそ重加算の制度を見直しすべきだと思っています。
もちろん古いクルマだけに、環境(排ガス等)にやさしいとは言えないので、環境税など少額の負担を強いる(現在の重加算分より少ない額)形にシフトすべきじゃないだろうか。
悪しき制度の影響で、日本の自動車史を飾ってきた名車たちがどんどん海外に流出している。
我が国の自動車文化を築いてきたクルマたちが海を越えて流出するのは、クルマ好きとしては嘆かわしい。
いつまで経っても日本の自動車文化が成熟してこないのは、このような制度が足かせになっているのは一因としてあるはずだ。
もちろん、日本特有の交通事情なども要因としてありますが、文化的な側面で見ると制度の見直しだけでもいくらか改善すると思っています。
自動車を愛好する超党派の議員連盟もあるようだから、積極的に活動し、制度の改正につなげてほしいと願うばかりです。