乗りものニュースより。
デアゴスティーニ・ジャパンは、2017年1月10日(火)より隔週刊『F1マシンコレクション』を全国書店および同社ホームページにて発売。
これはF1歴代マシンのIXO社製FOM(Formula One Management)公認43分の1スケールダイキャストモデルが毎号ひとつずつ付属し、そのマシンやドライバーなどを紹介するというマガジンシリーズで、全90号を予定しています。
創刊号は、1988(昭和63)年のワールドチャンピオン、アイルトン・セナがステアリングを握った「マクラーレン ホンダMP4/4」をフィーチャー。このシーズンはターボエンジンの全盛期で、マクラーレン ホンダはセナおよびチームメイトであるアラン・プロストのドライブにより、グランプリ全16戦中15勝を飾りました。
ちなみに唯一逃した1戦は、同年9月11日に開かれた「第12戦イタリアグランプリ」で、ゲルハルト・ベルガーの駆る「フェラーリF187/88C」が優勝。 イタリアの地元チームであるスクーデリア・フェラーリが、ホームレースで一矢報いたレースでした。
第2号は日本人初のフルタイムF1ドライバー中嶋悟が、デビューイヤーである1987(昭和62)年に駆った「ロータス99T」で、7月12日に開かれた「第7戦イギリスグランプリ」では4位入賞を果たしました。
同レースでは1位から4位まで、ウィリアムズとロータスのホンダエンジンを搭載したマシンが独占。 またシーズンを通しても、両チームあわせて16戦中11勝を挙げるなど、ホンダエンジン搭載車が大活躍した1年になりました。なおこの年、ロータスで中嶋のチームメイトを務めたのは、前出のアイルトン・セナです。
マガジンでは、こうした毎号付属のモデルが活躍したシーズンの詳細や、ドライバーの経歴、グランプリでの活躍、印象に残る名勝負などを様々な観点から解説。それぞれの時代にマシンへ注ぎ込まれた最新テクノロジーなども、写真を交えつつ詳説します。
セバスチャン・ベッテルがドライブしワールドチャンピオンを獲得した2013年の「レッドブルRB9」は、第11戦「ベルギーブランプリ」から最終戦「ブラジルグランプリ」まで9連勝を記録。
もちろん、ワールドチャンピオンを飾ったナイジェル・マンセルやアラン・プロスト、ミハエル・シューマッハー、ニキ・ラウダ、セバスチャン・ベッテルといったドライバー&マシンのみならず、上記の中嶋のように、日本のF1ファンになじみ深いドライバー&マシンなどもラインナップされ、その年代も草創期から2010年代まで幅広くカバーします。
F1ファンにはおなじみの、そして若いファンやよく知らない人は驚愕必至の、1977(昭和52)年にジョディ・シェクターがドライブしたあの「ティレル(てぃれる)P34/2」も第10号で登場します。
同じドライバ―でも、たとえばルイス・ハミルトンは「マクラーレンMP4/23」に加え「メルセデスF1W05」をラインナップする。
編集部では、いちはやくダイキャストモデルの実物を確認。精巧なデカールの再現や、重みのある車体に、手に取る楽しさを感じました。
また、このスケールのモデルとしては比較的安価に手に入る点も、コレクションという意味では大きいでしょう。 歴代のワールドチャンピオンやコンストラクターズチャンピオン(チームに与えられるタイトル)マシンのみならず、人気の車種をラインナップ。
なお、創刊号から第25号までの購読者全員に付属モデルが20台飾れる『F1マシンコレクション』専用ディスプレイケースが、そして2017年2月26日(日)までの定期購読申込者全員には上記「ロータス99T」のアイルトン・セナモデルがプレゼントされます。
全90号の刊行を予定している。
創刊号は特別価格999円(税込)、第2号以降は通常価格2490円(税込)で、全国の書店や商品ウェブサイトにて発売予定です。
15号分ずつを綴れるバインダーは通常価格1328円(税込)ですが、2017年1月10日(火)から同年6月末日までは特別価格699円(税込)で販売予定です。
隔週刊『F1マシンコレクション』公式ウェブサイトhttp://deagostini.jp/f1c/
<了>
なんて魅力的なシリーズだろうか。
デアゴスティーニの商品展開は巧みであり、今までのシリーズはいずれもそれなりの販売を記録しているという。
マニア心をくすぐる商品。 ただ買いつづけるのは難しいかなぁ。