息子が自宅のスタジアムでひとりシュートを繰り広げている姿を見て、
何が面白いのかさっぱりわからなかったのだが、練習試合を連続で見ているうち、
ベイはコマで、息子が夢中になっていたのはベーゴマ、
対戦型のコマ遊びであることを理解する。
コマを回し、相手のコマを弾き飛ばす、相手のコマより長く回れば、勝ち。
対戦までの待機中、「息子の初陣。最初の試合はどうか白星でありますように」つのる親心。
そして今、少年少女たちの熱き闘いが始まる・・・
大会はトーナメント制。
バースト(相手のベイをバラバラに)したら 2ポイント。
相手のベイより長く回っていたら 1ポイント。
3ポイント先取した者が、次の試合へと進める。
息子の名前が呼ばれ、いざ出陣。
「3、2、1、ゴー シュート」
固唾を飲んで見守る視線の先に・・・
1回目、なんと息子が相手をバーストし、2ポイントゲット。
何? この昇天気分は。(満面の笑み)
2回目、同時バースト。
息子のベイ(コマ)を見つめ、いつまでも回り続けることを祈る。
3回目、息子のベイが先に動きを止め、相手選手1ポイントゲット。
息子のコマがいつまでも回り続けますよう ひたすら念を送る。
4回目、同時バースト。
人前に出て闘いを繰り広げる息子の姿に涙が込み上げてくる。(感動)
5回目、息子が2ポイントゲット、4-1にて勝利決定の瞬間。(感涙)
息子はこの後、2試合目で敗退するが、初陣を白星で飾れたことが嬉しい。