木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

黒檀鳳尾竹結界

2025-02-07 22:01:49 | 木工芸
昨年秋に注文をいただいていましたが、やっと取りかかりました。



まずは黒檀で結界の枠を組み。



煤を取ってきれいにした鳳尾竹を、電気コンロで熱しながらまっすぐに。



先の細い部分で卍崩しに組んでいきます。



夕方外を見ると天気予報通り雪が・・・・



明日から2日間滋賀で研修。
いつもは降ってほしい雪だけれど、今回はどうか積もらないでほしい・・・・

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結界

2025-02-03 11:33:12 | 木工芸
煎茶工芸展に出品する作品の制作に取りかかりました。
出品作品数が減っているので、今回は3点出品しようと、早めの取りかかり。
1点目は神代欅とグラナディラを使った結界。
以前、鳳尾竹で組んだ卍崩し、今回はグラナディラを使いました。
寸法を正確に取り、仕口のほぞ組の加工。



細かいので目が・・・

そして仮組み。



唐木寄木の象嵌も入れてみました。



さて、次は・・・(^_^;
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桐箱制作

2025-01-24 21:53:06 | 木工芸
久しぶりの投稿。
公募展の搬入が終わり、お待ちいただいている仕事を再開。
まずは桐箱の制作。


完成形。
蓋を取ると・・・


中にもう一つの桐箱。
その蓋も取ると、中身は・・・


何やら刃物らしき物が。
包みを解いて並べると・・・。


皿の上に乗った鰻の蒲焼き?

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初詣

2025-01-02 22:06:37 | 木工芸
年末にはインフル騒動もありましたが、何とか家族7人が集まってお節を囲むことができました。



今日2日は、恒例の黄檗山萬福寺へ初詣に。
長女家族3人とジジ・ババで、家から歩いて行きました。
途中消防署では、大好きな消防車や救急車とご対面。



職員さんがわざわざシャッターを開けて見せてくださり大喜び。



3歳の孫は、約5kmの道のりをものともせず、境内でも歩き回っていました。



昨年、全国大会・煎茶工芸展、月見の煎茶会・煎茶工芸協会展、黄檗売茶流文化祭、工芸会近畿支部見学会・・・と大変お世話になった萬福寺さん。
昨年秋、国宝に指定されたためか、例年より参拝客が増えていました。
また、今年もお世話になりますがよろしくお願いいたします。。

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明けましておめでとうございます。

2025-01-01 16:31:11 | 木工芸
明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
年賀状でのご挨拶を昨年限りとさせていただきましたが、沢山の年賀状をいただきました。
お礼を申し上げますと共に、お出ししない失礼をどうぞお許しください。

さて、今年も公募展にむけての作品作りから始まりました。
元旦も朝から漆塗り。良い?一年の始まりです。



写真は第71回日本伝統工芸展への出品作品です。



こちらは蓋を開けた状態

実は第71回展はまだ終わっておらず、現在香川立ミュージアムにて開催中です。
私の作品は、2/5~2/10福岡三越で開催される福岡展
2/19~3/9 広島県立美術館で開催される最終の広島展 
に展示されます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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今年もお世話になりました。

2024-12-31 22:23:12 | 木工芸
 今年もあと数時間で終わり、新しい年が始まろうとしています。
連続した時間の流れなのですが、何か一つの区切りがあるような。
今年もいろいろなことがありました。
新しい事に取り組まなければならなくなったり、
家族の病気が見つかったり、なかなかの年でしたが、
皆さんに支えられて何とか大晦日を迎えることができました。
皆さん、一年間大変お世話になり、ありがとうございました。



写真は制作中の作品の一部。
ようやく木地が完成し拭漆にかかります。

新しい年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
では、皆様良いお年をお迎え下さい。

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久々の制作記事

2024-12-09 22:25:22 | 木工芸
秋のイベント、出張の連続のしわ寄せで年内納品作品の制作に追われる日々。
これは、障害者の就労支援事業所からの依頼で、行灯の骨組みの制作。
これに、きれいな着物の布地を貼ってインバウンド向けに販売するそうです。



持ち帰れるように組立式に。



材は檜。細かい部品を作り、刻みが終わると組立に。



今日は二台まで。
本当は、今頃伊豆の温泉につかってゆっくりいているはずだったのですが・・・
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茶合作り体験 その2

2024-11-23 18:32:53 | 木工芸
今年2回目の茶合作り体験を実施しました。
これは、今年5月の全国煎茶道大会の懇親会で、お楽しみ福引きに作家が提供する作品の代わりに茶合作り体験券を提供したものです。
それを引き当てられた静岡の静風流のお茶の先生方3人がお見えになりました。
工房に着かれ、挨拶もそこそこに早速制作に取りかかりました。作業は、予め木取りした地元炭山産のヒノキに型紙を使って墨を付け、内側から丸鑿で彫り始めました。
粗彫りの後は、外丸鉋で内側を墨線まで削り、続いて外側に。



始めは平の小鉋で削り、その後内丸鉋で削って仕上げます。
ここまでが午前中の作業。
皆さん道具を使うのは初めてということでしたが、なんとか自力で仕上げることができました。
昼食を挟んで、午後はサンドペーパーで木地磨き、最後にガラス塗料を塗って完成。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、皆さんきれいな茶合を完成させることができました。
静岡は私が大学時代過ごしたところ。
参加された方の一名は同じ大学の出身ということで、お茶を飲みながら、静岡の事など懐かしいお話しも聞け、楽しい時間を過ごすことができました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
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初手前三法

2024-11-22 22:58:15 | 木工芸
昨日、日本工芸会近畿支部の皆さんが研究見学会で黄檗山萬福寺に来られ、煎茶体験をされました。
昨年までは研究見学会を計画する立場だったのですが、今年はお迎えする立場に。
萬福寺の見学と共に煎茶道の体験を希望され、黄檗売茶流でお引き受けしました。
まず、黄檗売茶流のお手前を見ていただきました。



煎茶道具には、工芸会近畿支部に所属する先生方の作品をいろいろ使わせていただきました。



その後、唐木先生の指導で「初手前三法」という「お手前の所作を取り入れながら自分で煎茶を淹れて喫する」体験をしていただきました。




自分で淹れた玉露を飲まれ、「美味しい」「甘い」という声が聞かれたのはうれしかったです。
ご自分で玉露を淹れるという体験、楽しんでいただけたでしょうか?

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煎茶工芸秀作展が終わりました。

2024-11-22 10:32:42 | 木工芸
去る16日、17日の両日、東京美術倶楽部において東京大煎茶会に併催し、煎茶工芸秀作展を開催しました。



両日ともたくさんの皆さんにご来場いただき、いろいろお声掛けをいただきました。ありがとうございました。



お茶席もどこも盛況で、皆さんそれぞれの流派の席を楽しんでおられました。



煎茶工芸の場合、実際のお席で自分の作品をお使いいただいているのを見ることができます。



喜びでもありますが、緊張することでもあります。
今回は小笠原流のお席で棚と結界をお使いいただきました。
ありがとうございました。



秀作展の搬入・陳列から翌日の工芸会木竹工部会の諸会議まで、4日間の日程が無事終了し京都へ帰って来ました。
日本橋の街の夕暮れがとてもきれいでした。
お世話になった皆様、ありがとうございました

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