木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

欅茶托その後

2014-04-26 20:55:55 | 木工

アクリル板の防塵プレート。アルミで金具を作り、クリップにねじで固定。
指で押さえる必要はなくなりました。
これでガリガリ削っても頭から削り屑まみれにならなくてすみます。
ただ・・・削り屑で刃先が見えにくくなるので荒削り用です。


もう一つ秘密兵器。薄い材の振動止め。鉛の板を両面テープで貼ります。
これでどんな薄い板でもビビることなく削れます。
ただし、時々鉛の板がはがれて飛ぶことがあるのでご用心。


そんなこんなで26枚が挽き終わりました。
すべてを同じ寸法、同じ曲線に仕上げるのはなかなか難しい。


木地固めをして風呂へ。風呂が満杯になりました。
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欅で茶托を挽く

2014-04-24 21:40:19 | 木工
茶托の注文が入りました。

欅で20枚。良く乾燥した板を選び、厚みを出した後バンドソーで荒取り。


板は26枚用意しました。


しばらく乾かした後挽き始め。ありったけ(と言っても4つですが)フェィスプレートを準備し取り付け。


裏から挽き始めました。


削りくずがまともに体にかかるので、バイトに透明のアクリル板を付けてみました。
削り屑が集塵フードの方に飛ぶように角度を調整。
邪魔にならず、刃先も見えるのでgoodです。(自己満足!?)


とりあえず、裏が挽き終わり、


表に取りかかり、半分が完成したところです。

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2014-04-18 19:15:55 | その他


工芸会でお世話になっているHさんに蓮の株を分けていただきました。


炭山の陶芸家のSさんにいただいた鉢に、妻のおばさんにいただいた田んぼの土を入れて植えました。
もらい物ばかり。植え方や肥料の与え方も、Hさんに詳しく教えていただきました。


植えた蓮は、真如蓮、蜀紅蓮、美中蓮、原始蓮の4種


株が残ったのですが、我が家の庭には置き場所がないので、Sさんの鉢を預かってきておすそ分け。
花が咲くのが今から楽しみですが、うまく咲かせることができるでしょうか。
Hさん、ありがとうございました。またいろいろ教えてください。
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今日の仕事

2014-04-17 21:57:00 | 
今日も一日漆の仕事。

まずは、昨日染めた帯留め等の拭き漆。綿布による拭ききり。
続いて、五陵箸、珠棗の拭き漆、お椀の捨て摺・・・と続きます。


さらに、スプーン30本の研ぎ。


水分が乾いたら、そのスプーンの拭き漆・・・。
そんなこんなであっという間に一日が終わってしまいます。

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珠棗

2014-04-16 21:47:50 | 
制作中の珠棗

#240、#320、#400と摺り研ぎを繰り返し、最終の#600の水研ぎ。


磨きろくろを使いますが、ただ回転して研ぐだけでは均一には研げません。
回転を止めたり、ごくゆっくりな回転にして常に様子を見ながら研ぎ上げます。



研ぎが終わり、初めて漆を塗って拭く、いわゆる拭漆の行程に入ります。
五陵箸も一緒に作業を進めています。



こちらは漆塗り教室で制作している棗。
カボチャの蒔絵をしてみました。今日は毛打ちの固めをしました。

このところ漆の仕事が続いています。

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アケビの花

2014-04-11 22:25:42 | 炭山

我が家の庭のアケビが可憐な花をつけました。


知人からいただいた苗を植えて、7年目にして初めて花をつけました。


可憐な花がいっぱい。秋には立派な実に育つのでしょうか。



春の日差しに誘われて工房の周りを歩いてみました。


工房の裏の桜。工房は正面の大きな建物、ではありません。その右のささやかな小屋のような平屋建てです。


川を隔てたスタジオ杢壺さんの工房の屋根越しにいつも見ている桜の巨木。


炭山の里はまだ花盛りです。

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炭山の桜

2014-04-08 21:38:05 | 

やっと春らしい暖かさが戻り、炭山の桜も満開を迎えました。


工房の裏の戸を開けると、居ながらにして花見ができます。


昼休み、青空と緑に映える桜をしばし楽しみました。



今週は仕事は拭漆の仕事が続いています。珠棗、五陵箸。


帯留めとペンダント。


そして茶銚(急須)台。こちらの拭漆は、導管を残し黒の艶消しに仕上げました。
次はスプーン・・・と続きます。

毎回同じことの繰り返しなのですが、ちょっとずつ新しい発見もあるのです。
でも、忘れてしまっていることも多い・・・(;_;)

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宇治川さくらまつり協賛炭山陶器まつりへ

2014-04-05 21:17:11 | 炭山
宇治川さくらまつりに行ってきました。目的は会場で開かれている炭山陶器まつり。

会場は府立宇治公園、つまり「塔の島」。


宇治の桜も満開の見頃を迎えています。


今年は天候もまずまずで、朝からたくさんの人が掘り出し物を求めて会場を訪れていました。
昨年は雨風激しい最悪の天候たっだことを思い出しました。


様々な陶器や磁器がとても安い値段で売られています。
買う予定もなかったのですが、安さにつられつい2~3点購入してしまいました.

その一つが、これ

西川賀泉さん作のぐい吞み
先日煎茶の家元に納品した際、家元より日本一薄いと聞いてはいたのですが・・・


その薄さは想像以上。ちなみにはがきの厚みと比べてみました。
縁だけでなく全体も驚異的な薄さ。焼かれてこうして存在しているのが不思議なくらいです。
陶器まつりでは、窯元が配っているはがきを持って行くと、炭山ラッキープレゼントももらえます。


会場の一画にはステージが設けられ、バンド演奏も。


平等院鳳凰堂の修理も終わって見学ができるようになり、観光客も増えやっと活気が戻って来ました。
宇治川さくらまつりは明日まで開かれます。
炭山陶器まつりの他にも宇治の名産品などいろいろな店舗のテントが並んでいます。
桜を見ながら公園を散歩し、掘り出し物を探す・・・なかなか良いですよ。




宇治川河畔の桜を眺めながら工房へもどりました。


午後からは仕事の続き。

槍鉋の柄が完成しました。
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第43回日本伝統工芸近畿展大阪展

2014-04-02 21:27:38 | 伝統工芸展
第43回 日本伝統工芸近畿展の大阪展が開催されます。



会場は、JR大坂三越伊勢丹の6階美術画廊、アート解放区
日時は、前期が4月16日(水)~22日(火)
    後期が4月23日(水)~19日(火)です。
小生の作品は、後期に展示されます。
お買い物等のついでに是非ご覧ください。

京都展は5月21日~26日に開催されます。
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