制作の日々

東京大煎茶会および煎茶工芸秀作展が終わって５日が経ちました。
煎茶工芸展にはたくさんの皆様においでいただきました。
私を訪ねておいでいただいた方ともいろいろお話しさせていただくことができました。ありがとうございました。
特に、幼なじみの友人が長野県からみえ、一緒にお茶席に入れたことも嬉しい出来事でした。
そんな余韻を残しながら、制作の日々が戻ってきました。


制作途中だった、展示台（テーブル）の飾り脚。五陵箸のイメージの柱が４本立つのです。


墨をして一面ずつバンドソーで荒挽きし、


五角形に切り出します。


鉋で一面ずつ削って


先や元に必要な加工をして仕上げ。


横から見ると巨大な五陵箸が２膳。


黒漆をつかい捨て摺をしました。


続いて煎茶工芸秀作展で注文をいただいたタモの茶銚台。


今日は、９枚の表を挽きました。

いろいろ楽しい事はありますが、やはりこうして制作している時が一番楽しく充実した時間なのです。

煎茶工芸秀作展の陳列が終わりました

明日から始まる煎茶工芸秀作展


今日は午後５時から作品の陳列でした。



人数も多かったので、比較的早く陳列が完了しました。



小生の作品も展示しております。

会場は誰でも入れますので、お気軽においで下さい。
明日は９：３０会場です。
お茶席は１０：００から始まります。

日本煎茶工芸秀作展

日本煎茶工芸新作展が始まります。



東京大煎茶会に合わせて開催される、日本煎茶工芸協会正会員による秀作展です。

日時　１１月２３日（金・祝）～２５日（日）　９時３０分～１７時　
会場　東京美術倶楽部３階　
　　　　　東京都港区新橋６－１９－１５　（地図参照）



会場では、毎日、煎茶道各流派による煎茶席が３～５席設けられます。
お茶を楽しみがてら、秀作展会場へも是非お運び下さい。

明日は搬入陳列、その後３日間終日在廊しております。

KOGEI-１１人展

KOGEI-１１人展にむけ、今日は午後から搬入・陳列でした。
陳列の終わった会場の様子を紹介します。



ギャラリーを入った広い展示スペース。展示台の上や壁に作品が並びます。


次の部屋は板の間。


普段使って楽しい、おしゃれな小物がならびます。


その奥は和室。正面には茶室の設えで、お茶道具を並べました。




床の間や壁にならぶ作品もバラエティに富んでいます。

コラボ作品もあり、７つの分野が集まった作品展ならではの楽しさがあふれています。



是非ご高覧下さい。

私は２０日のみ在廊しております。

風炉先屏風

制作中だった風炉先屏風。ＫＯＧＥＩ－１１人展に中川さんとコラボで出品する作品です。
私は枠の部分を担当。

木取りをして乾燥庫で養生したおいた材を仕上げ寸法の１５ｍｍ角に鉋で削り、仕口の墨付け。
材は神代欅。


袋ほぞの刻み。組んでしまえば見えない部分ですが、だからこそこだわりたいのです。


刻みが完了。


組み立て。腰板をはめる前にこの段階で仕上げてしまいます。
塗装はガラス塗料を一度塗りました。


最後に腰板を嵌め、丁番を付けて完成です。
腰板の染織は中川さんの作品。作品全体は会場でご覧下さい。

KOGEI-１１人展

伝統工芸作家１１人による展覧会が開かれます。



少しメンバーは変わりましたが、一昨年９月に引き続きの開催です。
年齢、ジャンルも様々、それだけに楽しい展覧会になると思います。
ご高覧いただければ幸いです。

なお、市川は初日の２０日３時ころまで当番で在廊致します。

日本伝統工芸展大阪展

明日から日本伝統工芸展大阪展が始まります。
今日は午後から陳列に行ってきました。



会期：１１月７日（水）～１２日（月）　会場：大阪髙島屋７階催会場
近畿在住作家以外の木竹の作品は、京都展とは違う作家の作品が展示されます。

また連日、列品解説や特別企画の「受賞作家が自作を語る」も開催されます。
日時は以下の通りです。


更に大阪展開催記念として
「工芸の美」～近年受賞作家による～　展示・即売　も開催されます。


お出かけのついでにご高覧下さい。