木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

究極の2000番砥石

2013-04-30 21:55:43 | 木工
少し前のことですが、京都の田中砥石さんに、内曇の砥石を探しに行った際、2000番の良い良い砥石がないかたずねると、奧からこの砥石を出してきてくれました。。


この砥石、ちょっと・・・かなり・・・だいぶ・・・とても高かったのですが、いただいて帰り早速試して見ました。


グー!です。とうとう見つけた、という感じです。


2000番は、1000番の傷を消し青砥につなげるのにとても大事な砥石だと思うのです。
今までいろいろ2000番の砥石を試してみたのですが、どれも今一。
これで問題解決です。


今日で4月も終わり。仕事が遅れ、焦り気味の毎日です。

仕口の加工が済んだ神代杉の小箱の部材。


厚さ4mmの板に雇い核の小穴を突くのはちょっと神経を使います。


台差しは黒柿。こちらも雇い核を入れます。

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五十肩・・・・そんなわけないか!

2013-04-25 22:16:59 | その他
今年の3月初め頃から、肩が痛み出した。
たいした痛みではなく、ちょっとだる痛い程度なので掘っておいたのですが、だんだんひどくなるばかり。
妻に、「五十肩だろうか?」と話したら。「あつかましい!」と言われてしまった。
腕が上がらないわけではなく、動かしている方が痛みは感じず、むしろじっとしている方が痛いので、50肩ではないようです。
一番辛いのは、パソコンをしている時。首に左ががこり、左肩から腕にかけて特にだる痛い。
先日病院へ行って診察を受けたら、「骨に異常はなく、首が突っ張っている。昔『キーパンチャー病』と言われたやつですな。」と言われた。
筋肉弛緩剤と痛み止めをもらい、飲み始めたが余り改善はされません。
そんなわけで、ブログの更新も滞りがちですがご容赦を。

さらに、今週初めに大腸内視鏡検査をしたところポリープが見つかり切除。
内視鏡検査、切除とも鎮静剤のおかげで眠っていたのか、ちょっと痛かった時があったなくらいでほとんど記憶がありません。
ただ、前後の絶食またはわずかなおかゆで2日半ほどすごしたのはすこしつらいものがありました。
これを機会にダイエット、とも思うのですが、リバウンドが怖い。
この5年間、カタカナの名の付く病気の経過観察はしていますが体調を壊すこともなく元気でしたが、そろそろガタが来始めているのかもしれません。
用心!用心!

明日は大阪展の「自作を語る」および会場当番です。

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近畿展大阪展 開催

2013-04-17 21:15:34 | 木工

日本伝統工芸近畿展の大阪展が始まりました。
今回大阪展は会場の都合で、前期:4月17日~23日、後期:4月24日~30日 のそれそれ半分ずつ展示されます。
会場は、JR大阪三越伊勢丹の6階です。



千代鶴貞秀さんから注文をいただいていた槍鉋の柄が完成しました。
1本は栃の拭漆仕上げに、他の2本は朴で作りました。



こちらは小刀の箱。6月の二人展の打ち合わせを兼ねて明日納品に伺います。




楕円盆も口紅の朱が乾き、やっと完成しました。
Tさん、近日中に納品させていただきます。
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山ツツジが満開

2013-04-15 21:37:36 | 炭山

炭山への府道沿いの山ツツジが満開になりました。



若葉の緑と、山ツツジの淡紅紫が美しい。



今年はいつもの年より花が増えているような気がします。


さて、仕事の方は、

コーヒー焙煎器」のハンドル



陶器製トロフィーのカップの台、など暁陶房さんからの仕事が一段落



こちらのトロフィーは、ビアカップや花器としても使えるよう、台を取り外し可能にしてみました。
まだ試作段階ですが・・・。

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日本煎茶工芸展 京都新聞社賞受賞

2013-04-11 21:48:16 | 木工


日本煎茶工芸展に初出品した、「栃赤漆十角菓子器」が京都新聞社賞を受賞しました。
日本煎茶工芸展は、全国煎茶道大会と同時に毎年開催され、今年で27回を迎えます。
今年は5月18日(土)~19日(日)に宇治市の黄檗山萬福寺にて開催されます。
今日、そのポスターが届きました。

工芸展の会場は境内の黄龍閣(別館)真空の間です。
全国煎茶道大会について詳しくは、全日本煎茶同連盟のホームページをご覧下さい。


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ユタ スキー紀行 その4

2013-04-10 23:10:26 | スキー
ユタスキー紀行4日目は、宿泊地のHeberCityを発ちDEER VALLEYへ。
ここは、ユタでも一番の超高級リゾート。
駐車場に車を止めると、大きなワゴン車でお出迎え。ゴンドラ乗り場まで運んでくれる。



リフト代も超高級、なんと$100を越えていた。日本円にしてその時のレートで約10000円!
ゴンドラからは、大きな建物がたくさん建っている。そのほとんどが木造で洒落た作り。
我々の感覚の別荘とは桁が違うが、これらはどうも個人の別荘のようだ。
まさに、超高級リゾートなのである。



ゴンドラで登ると、スキー場が一望。ゲレンデ案内を見ると、6つ山から成っているようである。
順番にいろいろなコースを滑ったが、どこをどう滑ったのか・・・とにかく一つのコースが長い!



ゲレンデのセンターの建物。これもほとんどが木造なのである。



平日だというのに、客は結構多い。子ども連れが多いのにもビックリ。学校はどうなっているのだろうと、つい余計な心配をしてしまう。
メインのリフトでは乗り場の両側にリフト待ちの何列もの列ができる。それを一人のスタッフが上手に交通整理をしている。
日本のように、我先にと争う?姿は全く見られない。



LUNCHや休憩はベランダへ出ている人が多い。



ここは、始めに登ったゴンドラから見て一番奥の山の上。
他のコースの記憶はあまりないが、ここからの急斜面だけは良く覚えている。
野沢温泉のユートピアゲレンデ以上の急斜面が倍以上の長さで続く。
しかもゲレンデはほとんど荒れていない。この時だけは少しテンションが上がった。



帰りのコースの上からは下のダム湖が一望の最高のロケーション。



行けども行けども続く斜面に、前日からほとんど何も食べていない小生の身体はヘロヘロ。
やっとの思いで下りてきた。



スキー場を後にしてソルトレークシティへ。途中で寄ったアウトレットモール。
前日までの宿は、すべてモーテルへの飛び込み。日本のいかがわしいモーテルとは違いますぞ。
各地に、Motel6 とか Super 8 などのチェーン店があり、とても安く安心して泊まれる。
部屋も広く、パンとコーヒー程度であるが簡単な昼食も付いている。
なにより、部屋の前に車が駐められるというのがありがたい。

この日からは、ソルトレークシティのキッチン付きのホテルでの自炊生活が始まった。
近所のスーパーで食材を買い出しし、K氏の手料理。
ただ、小生は消化の良いものを探し、スーパーでカップうどんを買ってきて食べた。
日本製ではなく、味はひどいものだったが、少しでも食べられるようになってヤレヤレ。
翌朝は、持って来たインスタント味噌汁に麺だけ入れて食べた。この方がずっと美味しかった。

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炭山陶器まつり

2013-04-06 22:30:28 | 炭山
宇治川桜まつりの会場で開かれている、炭山陶器まつりに行って来ました。


場所は、宇治公園(塔の島) 10時開会でしたが少し早めに会場に到着。



雨は昼くらいから、と思っていましたが、すでに朝から降り始めていました。


塔の島の桜は、今がちょうど満開。川辺に映える桜はとてもきれいでした。


さすがに屋形船は今日はほとんどが係留されたまま。桜越しに見ると、またそれも風情があります。


炭山陶器まつりの会場は、塔の島の一番上。
暁陶房さんのテント、ほぼ準備もできて開店を待っていました。


10時を過ぎるとお客さんが増え、皆さん掘り出し物の陶器を探していました。
とにかく陶器が安い。どこもビックリするような値段がつけられ超超お買い得です。


桜祭りの会場はアトラクションは雨のため中止になりましたが、いろいろな店が出て、あいにくの雨にもかかわらず賑わっていました。


桜祭りおよび陶器まつりは明日まで。風雨がおさまることを祈るばかりです。
炭山陶器まつりについて、詳しくはこちらをご覧下さい。
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炭山の桜 

2013-04-05 21:59:17 | 木工

20度を超す陽気に、工房裏の桜も5部咲きから7部咲きになりました。
後の崖崩れの現場には土嚢が積まれ、応急の対策が完了したようです。



最近農業に目覚めた次女が来て、裏の畑を耕し、きれいに畝立てをしてくれました。
今年は何を植えようかな。


さて、仕事の方は・・・

遅れに遅れている楕円盆は、やっと最後の口紅の朱を塗りました。



これは、炭山のOさん注文の小鳥の巣箱風ポスト。オイル仕上げです。



ポストの前にあるのは、暁陶房さんからの依頼の陶器製優勝カップの台。
どちらにしようか思案中です。



そして、槍鉋の刃の鞘。
他にも・・・いろいろ平行して作業を進めています。

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素敵な贈り物

2013-04-04 21:31:25 | 道具
先日千代鶴さんと一緒に工房に見えたNさんからお手紙をいただきました。
封を開けると・・・


中には、見事な鉋地が同封されていました。
東京の有名な鍛冶屋さんで働くNさんが鍛えられたものです。



これを見て、ぱっと頭に浮かんだ写真があり、早速本を取り出してきました。



村松貞次郎文、岡本茂男写真の、「続々道具曼荼羅」のこの写真。
この写真の鉋地は、東京の小信作の鉋地。
必要な長さに切って台にすえて豆鉋を作るのです。
当時、いつかはこんな鉋地が使えるようになりたい、と思いながら眺めていました。



写真の上に並べて、一人にやにやしながら眺めています。
Nさん、ありがとうございました。切ってしまうのが惜しい気がしますが、大いに活用させていただきます。

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日本伝統工芸近畿展 大阪展

2013-04-03 21:19:03 | 作品展
第42回日本伝統工芸近畿展大阪展のDMとチラシが届きました。






大阪展は会場の関係で、前期と後期に分けて開催されますが、小生の作品は前・後期とも展示されます。
4月の26日(金)は、「自作を語る」と当番で終日会場に居ります。


なお、京都展は5月22日(水)~27日(月)京都高島屋にて開催されます。
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