木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

コーヒー焙煎器の電動化

2018-03-30 22:49:46 | 工房
ハンドルを作らせていただいている暁陶房さんのコーヒー焙煎器「珈悦」。電動化が実現しました。
使い始めた頃よりギヤ駆動による電動化を考え、部品を揃えていたのですが、遮熱の問題でモーターの置き場が決まらず頓挫していました。
暁陶房さんがベルト駆動を実現すべくプーリー付きに焙煎器を改良したことを機会に良いことを思いつきました。

駆動部を焙煎器の上につける方法です。
これで遮熱の問題、ベルトにかけるテンションの問題等がすべて解決。


これがその駆動部。モーターとコントロールボックス・・・中身はスイッチとコンデンサーだけですが・・(^_^;


使わない時は折りたたみ、壁に。


プーリーの大きさ、ベルトの太さなどいろいろ試して今の形にまとまりました。
これで昼食をとりながらでも焙煎ができます。

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制作が続きます

2018-03-28 21:57:13 | 木工
煎茶道具の制作が続いています。

一文字盆は、400番のペーパーの研ぎまで進みました。


拭漆仕上げの茶銚台も#400の研ぎ。


こちらは黄蘗の四方盆。三器盆として使います。
注文は8枚でしたが2枚予備に作りました。

まだまだ続きます。

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「京都U・joプロジェクト」に

2018-03-23 22:06:26 | 木工
もう1ヶ月以上前のことですが、KCN京都さんの宣伝チラシに掲載していただきました。(ブログにUPするの忘れていました(>_<)


この宣伝チラシは「月刊ケーぶるちゃん3月号」といい、宇治・城陽の地域に無料配布されているそうです。


我が家には入っていませんでしたが・・・
暁陶房さんからの紹介で取材を受けたのは1月はじめでした。
工房でいろいろ見ていただきながらとりとめも無くお話しさせていただいたのですが、実に簡潔にまとめられていてさすがプロ!と感心しました。

そして今日、次に紹介させていただいた「梅原英光園」さんに行った際、4月号をいただいてきました。


5月号は、Kさんを紹介されたそうです。
なかなかおもしろい企画で楽しみなのですが、我が家に配布されないのが残念です。

さて、3月も下旬に入り、煎茶道具の制作に必死?の毎日です。

今日は、一文字盆2枚を仕上げ、その後手前盆(我谷盆)を2枚彫りました。


一文字盆の捨て摺。


そして、手前盆の捨て摺。
手前盆は明日あと2枚彫ります。

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文人趣味サロン

2018-03-18 19:57:28 | 煎茶

一昨日、月1回の「文人趣味サロン」で夕方から奈良へ行ってきました。
田能村直入の「詩仙春藹図」鑑賞の後、今回のテーマの「文房清玩」。
先月奈良で開催された「日本の書展 奈良会場」の企画展で掲載された家元所有の文房について詳しく解説していただきました。

まずは硯。


そして筆、墨・・・

いずれも美風先生が若いときから集められたものですが、それを「清玩したい」という思いで手に入れられた、文人こだわりの逸品です。
そんな思いを、一つ一つ手にとって、撫で回して味合わせていただきました。


これは「十竹齋箋譜」中国で摺られた文人画のお手本帖です。
版木から摺られたものということですが、美しい色合いは驚くばかりです。


前後しましたが、今日の夕食は春をイメージしたお料理。一品一品が春を切り取って並べられているようでした。
これに汁と五穀米のご飯が付きます。

翌日は、依水園・寧楽美術館で開催されている「奈良工芸の粋」展に行ってきました。


今日はちょうど美風流の煎茶席が設けられていましたので早速寄せていただきました。
会場は、新薬師寺の古材が使われているお茶室「氷心亭」

御笠山・若草山を借景にした後庭が見渡せる絶好のロケーションです。

そして、

なんと、家元自らのお手前。こんな機会は滅多にありません。
美味しいお茶とお菓子(氷心亭のイメージの手作り)! お話をうかがいながら満ち足りた一時を過ごすことができました。

特別展示・特設ギャラリーを見学。奈良県の工芸作家さんの作品が並べられていました。
工芸会でお世話になっている皆さんの作品もたくさん展示され、じっくり拝見することができました。

建物を出て、お庭を散策。

こちらの三秀亭では、工芸会でお世話になっている人形作家の井上楊彩さんのギャラリートークが行われていました。
良い天気で、まさにもう春でした。

午後は東大寺戒壇堂へ行ってみました。

ここを訪れるのは1970年秋、静岡からヒッチハイクで来て奈良を回った時以来48年ぶりです。
記憶とは回りの雰囲気がだいぶ違ってしまっていましたが、四天王像の凛とした姿に、初めて対面した時の感動がよみがえってきました。


帰り道、入江泰吉旧居の前を通ったので見学してきました。


工作室や暗室などもそのまま保存され、本棚には読みたい本がぎっしり。
その昔、これ一冊を持って奈良を巡った犬養孝の「万葉の旅」も収まっていました。

春を感じながら有意義な2日間を過ごすことができました。

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茶托の制作

2018-03-15 21:41:07 | 木工
確定申告の書類も何とか提出し、久々の制作記事。これまで何も作っていなかった訳ではありませんが・・・。
気が付けば3月も半ば。3月末に納品予定の煎茶道具の制作が続きます。


Y先生からの注文の茶托。大ぶりな茶碗に合わせた大きめの茶托です。


材は欅。16枚が挽き終わりました。


続けて茶銚台。こちらは栗を使いました。


今回は6枚挽きました。一枚は欅の瘤。
写真を撮り忘れましたが、この後捨て刷りをしました。


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SKIJAM勝山へ

2018-03-10 23:35:37 | スキー
2つの工芸展への搬入も無事(でもないか・・・)済んだ6・7日、SKIJAM勝山へスキーに連れていってもらいました。

前日までの雨と打って変わって抜ける様な青空が広がり、人も少なく最高のコンディション!


メンバーは、Sさんご夫妻とMさん兄弟と私。


SKIJAM勝山ははじめてですが、3本の長いクワッドリフトを中心にした3つのサイトからなる広いスキー場。
中斜面中心のゲレンデは広く、眺めも抜群です。
おまけに今回泊まったホテルはロッカールームから一歩外に出れば目の前がリフト乗り場、という位置に有り、設備もgood!

楽しく、満ち足りた2日間でした。Sさん、Mさんお世話になりありがとうございました。
これで今年の滑り納めになるでしょう。

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