木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

桐箱

2014-07-23 23:15:15 | 木工
作品を入れるための桐箱を作りました。

先日の木竹部の研修会で学んだことを早速生かして作ってみました。


真田紐を掛けて完成。立派な?箱はできたのですが・・・中身が・・・(^_^;)(-_-;)
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焙煎器ハンドル

2014-07-21 20:54:28 | 木工

作業台をきれいに片付け、次の大仕事?に向けて準備を始めたのですが、それまでにやっておかなければならないことがありました。


それは暁陶房さんで作っているコーヒー焙煎器のハンドル。
本体にハンドルを嵌める部分は丸棒を使い、木工旋盤で削って合わせます。


次はハンドルの把手。前は市販のヤスリの柄を代用していたのですが、木工旋盤で挽きました。
材は手違紫檀。少し高級感を出しました。
木が硬いので良く研いだバイトを使うと刃物だけで仕上がり、ペーパーを掛ける必要がありません。


中心にボルトを通す穴を開けます。


同じく手違紫檀を切り抜いた板に取り付け。


これで完成です。
この焙煎器、私も愛用していますが、家庭で気軽に煎りたて挽き立てのプレミアムコーヒーが楽しめる大変優れものです。
焙煎器についてのお問い合わせは、暁陶房さんまで。
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曲げ木

2014-07-20 23:05:20 | 木工
昨日圧着した曲げ木。

糊も乾いたのでクランプを外してみました。


型枠から外しても全く動きはありません。


側面を鉋で削ると一本の材と見分けがつかないようになります。
作品展ではこれを使って、クリスマスにふさわしい展示コーナーを作ります。
さて、どんな展示台ができるのでしょうか。お楽しみに!

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「曲げ木」の研修準備

2014-07-19 23:14:46 | 木工
京都木工芸同好会「一木一優」の研修会に向けての準備をしました。
内容は、「一木一優」の岩城会長が考えた方法による曲げ木。
研修会当日使う型枠の制作と曲げ木のテストです。


型枠は、2×SPF材を接ぎ合わせたものから切り抜きますした。


バンドソーで型枠の切り抜き。 カーブはR300で90°


こちらはR200の型枠


今回は、同じ2×SPF材を昇降盤で薄く挽いたものを使いました。
こうすることにより、真夏のアイロンがけからも解放されます。


材は水で濡らさず、糊を付けて貼り合わせながら、クランプで圧着。厚さ20mmの積層にしました。
思ったより簡単に曲がってくれました。 


R200の方も簡単に曲がりました。
糊が乾けば完成。この方法だと、型枠を外しても戻ることもなく、単板より丈夫にできる・・・はずです。

なお、岩城会長はこの方法で制作したロッキングチェアの大作を12月の一木一優作品展に出品されます。
お楽しみに!!
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痩せてしまった!

2014-07-15 22:51:06 | 木工
痩せた、といっても自分のことではありません。
少し痩せたい自分は少しも痩せず、痩せてきたのは・・・

制作中の箱の天板。
拭き漆がほぼ終わり、漆室で吸った水分を乾燥させていたところ、栃特有の痩せが出てきました。
研ぎの工程を少し急ぎすぎたようです。
こうなると研ぎ直すしかありません。


痩せが取れるところまで、完全に研ぎおろしました。
また一から摺り直しです・・・。
ただ、研いでみると痩せた部分がよくわかり、なぜ痩せるのかちょっとヒントがつかめたような・・・
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行灯 その後

2014-07-14 22:14:48 | 木工


行灯の枠が完成しました。


部分の画像だけですが・・・・

思い描いた形をどう作るか、構想を巡らせ、構造や仕口を考える。
機能だけでなく、形や部材のバランスを考え、丈夫さ、できれば美しさも追求したい・・・
細い材を丈夫に組み、さらに角度も付けると加工は少しやっかいになります。
それをどう正確に加工していくか・・機械、道具、加工法、手順・・・頭を悩ませますが、それが指物の醍醐味でもあります。


和紙を貼り、灯りを入れてみました。
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行灯

2014-07-10 23:55:09 | 木工

心配された台風8号もここ炭山では雨風ともたいしたことなくて済みました。
久しぶりの制作記事、行灯の試作。

今回は、欅とウォールナットを使ってみました。
まず、寸法通りに木作り。良く乾いた柾目材を使っても、小割にすると反りが生じます。
反りを取りながら所定の寸法に仕上げる作業は、この梅雨まっただ中でしたくない作業ですが、そうも言っておれません。
そこは工夫して乗り切ります。


ほぞ穴は幅が一分半。角鑿であけ鑿で整え、ほぞは四方胴付きに。
細かな作業で、白書きの線が見えにくくなってきている今日この頃・・・


組み立て・・・と作業は続きます。

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蓮 開花二日目 

2014-07-07 22:10:01 | その他

昨日開花した蓮。今日は大きく花弁を広げました。


濃い緑の葉に囲まれ、何ともいえない気品が漂います。


花が開くのは午前中だけ。夜仕事から帰ったときには、すっかり閉じていました。
明日もまた美しく花を広げてくれるでしょう。

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2014-07-06 21:54:07 | 木工


朝起きて庭を見ると・・・


蓮の花が咲き始めました。
この蓮はHさんから苗をいただいた「美中紅」。何ともいえない美しさです。
明日にはもう少し開くでしょう。


一緒に植えた「蜀紅蓮」の花芽も伸びてきました。
他の「真如蓮」「原始蓮」はまだこれからですが、とても楽しみです。

ブログの更新は久しぶりですが、仕事は着々いや、ボチボチと・・・進んでいます。

2ヶ月前には完成しているはずだった丸棗の内銀地がやっと完成。
気軽にお引き受けしたものの、何度もやり直し。
まだ完璧と言うわけにはいきませんが、多くのことを学ぶことができました。


十角箱は、大手術を経て捨て摺の研ぎに。

この他、行灯に槍鉋の柄、金継ぎ、書道机、五陵箸・・・・と、もう何でも屋です。
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