木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

伝統工芸近畿展京都展が終わりました。

2017-05-31 23:40:52 | 伝統工芸展
一昨日の京都展の撤収・搬出に続き、作日はわざの美・現在展の搬出でした。
これで近畿展の大阪展、京都展が終了し、ホッと一息です。
期間中多くの皆さんにおいでいただきました。この場を借りまして御礼申し上げます。<(_ _)>

今回出品した作品は、桑八稜箱

                                       図録より

箱=四角のイメージを少し変えてみたのですが・・・。
まだまだ課題は残ります。
次は本展に向けての制作です。

なお、近畿展はこの後奈良でも開催されます。

受賞作品及び奈良在住の会員の作品が中心で展示作品数は数は少ないですが、お近くの方は是非お運び下さい。


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桐箱

2017-05-27 20:55:56 | 木工
京都展の会場に行かない日はもちろん仕事です。

銘々皿を収納する桐箱の組立


棚板を嵌め背板を付けて、後は蓋と高台


少し前の写真ですが、水指の蓋の紙着せ

明日は午後からわざの美・現在展の会場当番。
午後4時からはギャラリートークです。

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日本伝統工芸近畿展京都展

2017-05-19 21:36:35 | 伝統工芸展
明日20日~21日の日本煎茶工芸展に続き、24日からは日本伝統工芸展が始まります。






伝統工芸展の開催に合わせて、「わざの美・現在(いま)展」が同じ京都髙島屋の6階の美術画廊で開催されます。
こちらは30日(火)まで。

公募展とはひと味違い、日常生活の中でも使いやすい自由な発想の作品が並びます。
こちらも是非ご高覧下さい。
なお、28日(日)午後4:00から、ギャラリートークをさせていただきます。


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共蓋

2017-05-18 22:09:13 | 木工
栃の水指、共蓋も作ることにしました。

乾燥させた栃の杢板に描いた同心円に沿ってトリマーで1mmずつ粗彫りをします。
この粗彫りは能率を上げるだけでなく、段の入隅が鉋で削る時の見当になるのです。


最後は一方からの明かりを頼りに削ります。


ペーパーをかけて鉋の痕を取ります。


続いてつまみ。やはり十角形の形状にしました。


こんな感じ。


捨摺り。
しまった呂色漆を使うんだった(>_<)・・・まっいいか!
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栃水指の蓋

2017-05-16 21:36:34 | 木工
制作中の栃水指の蓋を作りました。

材は尾州桧の柾目板。まずは裏の刳りから。


その後十角形に切り、表の甲盛りを削ります。


十角形の各面を均等に削り、


次第になめらかに仕上げていきます。


ペーパーをかけて木地が完成。十角の稜線を僅かに残しました。


生漆を塗って木地固め。
仕上げは呂色にするか真塗りか、それとも・・・思案中。


取っ手用の藤蔓もあるのですが、これを使うかどうしようか・・・これも思案中。
ゆっくり考えている時間はないのですが・・・(^_^;

3年前に煎茶工芸展に出品した水指では楓の縮み杢を細い丸棒に削ってそれを曲げたような・・・
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栃十角水指

2017-05-13 21:42:12 | 木工

グラナディラの高台を付け、仕上げ削りが完了。
接着剤は耐水性のあるPIボンドに墨と顔料を入れ黒くしています。


捨て摺。生漆を十分吸わせ、余分な漆はヘラで掻き取ります。
風呂へ入れ一週間ほどかけしっかり乾かします。
続けて蓋を作ります。

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日本煎茶工芸展のおしらせ

2017-05-11 21:13:06 | 木工
展覧会のお知らせです。

第31回日本煎茶工芸展が開催されます。
日時:5月20日(土)~21日(日) 9時30分~16時
場所:黄檗山萬福寺 黄龍閣(別館)2階 真空の間 
全国から応募された108点の作品の内、厳正な審査を通った約90点の作品が展示されます。

今回私は、「シャム柿菓子箪笥」を出品しました。


入場は有料となっておりますが、萬福寺への入山券のついた会場の入場券あります。
ご連絡いただければお送り致します。
お近くにお出かけのついでがありましたら是非ご高覧下さい。

なお、両日萬福寺境内にて全国煎茶道大会が開かれ、全国から参加する22の流派のお茶席が設けられます。
また、今年は「京都×東京ティーパーティー」も開かれるようです。


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十角水指の制作

2017-05-10 21:08:37 | 煎茶
伝統工芸近畿展が始まっていますが、陳列、撤収の合間を縫って次の制作に取りかかっています。
6月に野村美術館茶室および、9月に東京ルーサイトギャラリーで開催の煎茶道具のグループ展にむけて栃の十角水指の制作。

まずは側板の内側の曲面を削って仕上げ、外側の曲面も削り出します。


底板の入る溝を突き、蓋の段欠きをした後、10片に切り離し正確な角度に切ります。
接合は雇核。
底板を10角形に切り抜き、身の部材ができました。


組み立ては10片を一度にせず、2枚ずつ貼り合わせていきます。
今日はここまで。
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日本伝統工芸近畿展が始まります。

2017-05-06 21:24:29 | 伝統工芸展
日本伝統工芸近畿展・大阪展が9日(火)より始まります。





会場は、大阪市住之江区にある大坂府咲洲庁舎2階 咲洲ホール
小生は「桑八稜箱」を出品しております。入選者名簿はこちら

お近くにお出かけのついでがありましたら是非お立ち寄り下さい。
なお、京都展は5月24日(火)から開催されますので改めてご案内致します。

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松花堂美術館~松殿山荘

2017-05-05 21:46:25 | その他
世の中は大型連休3日目。
だからというわけではないですが、今日は午前中から八幡市へ。

男山ケーブルに乗り、男山展望台へ。家のある宇治方面の展望。
山城南部から京都盆地が一望。良い眺めです。


そこから石清水八幡宮へ。
今年国宝に指定され、参拝者も増えたようです。
実は私はここを訪れたのはこれがはじめて。八幡市へは何十回となく来ていたのですが・・・


本殿の後ろには、若宮社と若宮殿社。こちらは重要文化財に指定されています。

石清水八幡宮を後に次に向かったのは

松花堂美術館。


松花堂弁当発祥の地で開催されている「お弁当箱-目であじわう器-」展
陳列されていた弁当箱は、花見や舟遊び・芝居見物などに使われた物が多いだけに、蒔絵や螺鈿などの装飾で豪華に彩られていました。


美術館の隣の松花堂庭園も散策。時間がなく少し急ぎ足になってしまいましたが・・・。

家にいったん戻り、次に行ったのは松殿山荘

結婚し済んだ家の目の前が松殿山荘。一度中を見たいと思いながら40年近くが過ぎてしまいました。

FaceBookのお友達の記事で

ここで春季公開講座ば開かれることを知り申し込みました。


この大書院で古典文化サロン 花と能「忠度」が上演されました。
生け花と能の合作の「花舞劇」、忠度の霊を弔う定家が能の中で実際に花を生けるという初めての試み。
目の前手が届きそうなところでシテ方が舞われ大変迫力があり感動的でした。
こんな経験は他ではできないと思います。


能の中で生けられたいけばな。これも実に見事でした。

家の近くでいろいろな文化に触れることのできる喜びを感じた一日でした。
 



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