木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

「10人展」が終わりました

2020-08-26 20:55:42 | 作品展

昨日をもちまして「木工芸の技と美10人展」が終了しました。
コロナ禍、そして連日の猛暑にもかかわらず、多くの皆様にご来場いただきました。
ソーシャルディスタンスを取りながらですが、お客様といろいろお話しをさせていただくことができました。
いろいろなお言葉もいただき、出品者に取りましても大きな励みになりました。
お運びいただいた皆様、お世話になりました京都髙島屋美術画廊の皆様、本当にありがとうございました。

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木工芸の技と美10人展 あと1日

2020-08-24 22:01:52 | 木工
木工芸の技と美10人展も明日が最終日です。
コロナ禍の中、お運びいただくのも心苦しい限りですので、今回出品している作品を紹介します。


欅拭漆飾り棚。
浮いているような棚というヒントをいただきデザインしてみました。
煎茶工芸展に出品した、欅拭漆煎茶棚「二葉葵」の兄弟です。


神代欅銀撚線象嵌小筥
神代欅の十二角形の箱の鎬の部分と側板に0.3mmと0.2mmの銀線を3本より合わせて象嵌しました。


桐小箪笥
以前ブログに制作過程をupしたものです。


そして、黒檀一文字垂撥 長さが1.5mあります。

もう一点制作していた、楓木地蒔絵銘々皿は完成に至らず、出品を断念しました。(>_<)

明日は午後4時で閉場となります。
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明日から「木工芸の技と美10人展」

2020-08-18 22:03:06 | 作品展
明日から「10人展」。
搬入・陳列が完了しました。








指物、刳物、曲物、挽物の見応えのある約45点の作品が並びました。
明日は午前中から午後2時ころまで当番で在廊いたします。
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桐小箪笥

2020-08-17 22:05:54 | 木工
今年の夏は、新型コロナウィルスの影響で信州への帰省もままならず、「木工芸の技と美10人展」にむけて作品制作の日々でした。
その一つ、桐で小箪笥を作りました。


桐の場合、外側の仕口は組接ぎにして空木で止めるのが普通ですが、今回は好きな隠し蟻にしてみました。


棚板や仕切り板を正確に嵌めるのは簡単のようで神経を使います。


側の組み立てが完了


引き出しは鉄則の木釘を使って止めました。
木釘は空木を削って作りますが、止める板の厚み、打つ場所により微妙に太さを調整して削ります。
この抽斗一つ作るにも百本近い釘を削りました。


取っ手には、銅に銀古美メッキをした少し高級な?菊かんを付けてみました。



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楓木地蒔絵銘々皿

2020-08-14 22:11:32 | 木工
8月19日からの、「木工芸の技と美10人展」に出品する作品を紹介します。
当初、色ガラスを嵌めた夏向きの銘々皿を出品の予定でしたが、考えて見たら立秋過ぎて夏物はないだろうと、
急きょ、楓の木地に紅葉の蒔絵をした銘々皿に変更。


形は裏に鎬面を取ったオーソドックスな銘々皿。
これに無謀にも木地蒔絵をしようと・・・・


まずは漆の吸いを止めるための木地固め。
本来木地蒔絵は板に貼った金貝というものを切り抜いてするらしいが、それに代わる方法を思いつき、それを試してみるというのも今回の目的。


ベンガラ漆を塗り、乾いてから空研ぎ。


再度ベンガラ漆を塗って研ぎ、少し高上げしつつ平面を出しました。


地塗りをして粗い金粉を蒔き、乾いてから色漆で粉固め。

漆が乾いたら粉研ぎをして、摺り、磨き、毛打ち・・・搬入までに間に合うのでしょうか・・・それより、ちゃんと完成できるのでしょうか・・・(ーー;)






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木工芸の技と美10人展

2020-08-13 20:54:50 | 作品集
「木工芸の技と美10人展」のお知らせです。

会期:8月19日(水)~8/25日(火) 10時~18時(最終日は午後4時閉場)
会場:京都髙島屋6階美術画廊 





ご案内はさせていただきますが、こんな折ですのでどうぞご無理はなさらないで下さい。
もしお近くにおいでのついでがありましたら、のぞいて見て下さい。

8月19日午前、および8月23日午後在廊いたします。
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