木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

酒器を試す!

2016-06-21 13:53:53 | 木工


昨日完成した「枡」。家に持って帰り、朝から試してみました・・・・
妻や息子も笑ってやろうと待ち構えています。



結果は・・・・・(^_^;  こちら をご覧下さい。






夕べの雨による湿気が手助けしてくれたようです。

参加された皆さん、やればできるもんですよ。頑張りましょう!

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ワークショップ 酒器をつくる

2016-06-20 21:37:37 | 木工
一昨日に引き続き、昨日も朝から神戸の竹中道具館へ。
須田賢司先生のワークショップ、「名工・小林如泥の伝説を考える」

江戸時代、松江で活躍した木工家小林如泥が作ったという「組み立て式の枡」を再現しようというものです。
須田先生はこれを再現され、こちらの動画サイトでも見ることができます。


近畿だけでなく、関東・北陸・四国、遠くは岩手県からも参加されていました。


先生から直接指導を受けるだけでなく、先生の技を直接拝見できるのですからこんなうれしいことはありません。
課題は大変高いものでしたが、本当に多くのことを学ぶことができました。
参加された皆さんともいろいろ交流でき、それもとても勉強になりました。

充実した至福の時間はあっという間に過ぎてしまい、今日一日では完成できず持ち帰りとなりました。


終了後は、先生を囲んで懇親会。大工道具館の館長さんの挨拶で始まりました。


参加者の皆さんとはこれからも、いろいろ交流していきたいですね。


最後に参加者で記念撮影。
須田先生、大工道具館のスタッフの皆さん、参加者の皆さん大変お世話になりました。
ありがとうございました。

そして今日。
工房へ戻り、昨日の続きに挑戦。

まずは、側板の内枘(隠し蟻)を完成。


組み立てて、底の目違いを払い、


小穴を突いて、底板の段欠


組み立てて完成! いつもなら、良いできだ!と自己満足するところですが、今回は客観的な厳しい評価?が待っています。
早速酒を入れて試して見たいところですがもう一仕事。


材に水がしみこまないように軽く防水をかけます。
出来具合は塗装が乾いてからのお楽しみ・。
漏れない自信は・・・まったくないのですが・・(^_^;
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清雅を標に -人間国宝の須田賢司の木工芸-展

2016-06-18 22:13:42 | 伝統工芸展

竹中大工道具館で開かれている須田賢司先生の展覧会に行ってきました。
昨年3月の甘楽町での展覧会、9月の三越の展覧会に続き3回目の展覧会です。
作品のすごさもさることながら、一緒に展示されている道具の数々、会場に流されていたVTRの画面からも制作に向かう気迫のような物を感じました。
同時に自分の甘さも痛感しました。
会場には工芸会の皆さんをはじめ多くの方が全国から見えておられました。

午後は会場を三宮に移して、木工の歴史と作品=指物師から工藝作家へ-と題してセミナ-が行われました。

先ず、東京国立近代美術館の諸山正則先生の講演
近代の木工芸の名人技と島桑について大変興味深いお話でした。スライドで紹介していただいた作品がこの秋展覧会で観れるという楽しみな情報もいただきました。


続けて須田先生の講演
正倉院の時代スライドの文観木の板をどう作ったかという話になり、割ったとは考えにくい、とお話されていました。私も金属も含め、あれだけの加工技術のあった時代に製材できる道具が無かったということの方がむしろ考えにくいという気がしていたのですが・・


支部展に出し始めた頃、自分の一番作りたい「箱」が今の生活の中で使われることがない、と悩んでいた時須田先生の言葉に出会い、気持ちがふっ切れたのを思い出しました。


お話の一言一言が心にしみました。


とても「清雅」というレベルに達することはできませんが、少しでも学びながら努力して行きたいと思います。
ありがとうございました。
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煎茶稽古

2016-06-12 23:27:07 | 煎茶
今日は月2回の煎茶稽古日。

今日から場所が、大津の至楽庵に変わりました。


お茶室の壁には家元ご兄弟の書画。30年以上前のものだそうです。
今日のお稽古は、平成二景のお手前。一年ぶりくらいかな?


お稽古の後には先生手作りの美味しいお菓子とお茶。


茶室の窓からは、瀬田川を挟んで石山寺の緑が望め、ゆったりとした時間が流れました。

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飯椀サビ研ぎ

2016-06-07 22:42:19 | 

春からかかっている飯椀と水指の蓋のサビ研ぎをしました。


研ぎ終わった飯椀と水指の蓋。


生漆で摺りをしてサビを固めます。
しっかり乾かし塗りにかかります。


こちらは昨日納品した、コーヒー焙煎器のハンドル。
今回は9個。最近人気が出てきているようです。
この焙煎器については、こちらをご覧下さい。

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