木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

第2回野沢温泉フォトコンテスト

2009-05-31 21:02:15 | その他
第2回野沢温泉フォトコンテストの結果発表がありました。
スキークラブの3月ツアーの際に撮影した写真が、「応募作品の一例」 としてHPに掲載されました。

こちらをご覧ください。  
応募作品の一例 のコンパクトカメラ部門上の段の一番左の写真です。
写真をクリックすると大きく表示されます。

スキーの講習中でしたが、子ども達のあまりの可愛さにシャッターを押しました。

実は、身の程知らずにも、密かに入賞賞品のリフト券を狙っていたのですが・・・。

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初夏

2009-05-30 21:11:48 | 木工
天気予報に反して朝から良い天気


裏山は初夏、というより夏の気配。


にもかかわらず、我が家の夏野菜は生長が遅い
日当たりが悪いからでしょうか、土が悪いのでしょうか・・・。

下駄箱は組立て。

まず、#240のペーパーで木地磨き
組立ててからではやりにくいので先に軽く磨いておきます。


段取りを頭で考え、必要なものを準備して 


一気に組立てました。
今日はのりの乾きが早いので大変でした。
ところでこのクランプ、最近購入したもの。
今まで締め道具はもっぱらハタガネでしたが、このクランプ、あごが深く、丈夫でその割に安価。
なかなかの優れものです。


のりが乾いたら、ハタガネを外して基本の組立て完了。やれやれです。



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仕上げ削り

2009-05-29 21:28:50 | 木工
27日で、六地蔵のプラナで開かれていた「木のある暮らし展」が終了しました。
期間中たくさんの皆さんにおいでいただき、本当にありがとうございました。


今日は作品の搬出をしました。プラナさんお世話になりました。

次は、9月19日(土)~23日(水)みやこメッセ 美術工芸ギャラリーで開催する、京都木工芸同好会「一木一優」の作品展です。
そちらもどうぞよろしくお願いします。


下駄箱の制作もいよいよ佳境に入り、今日は部材に仕上げの鉋がけ。


まずは帆立(側板)から

たくさん鉋をかける日は、いろいろな鉋を使って楽しみます。

栗は削り心地の良い木なのですが、タンニンが強いので、しばらく削ると刃の裏が真っ黒になります。


切れ止んだら研いでまた削ります。
この鉋、青紙、白紙、スエーデン鋼、特青紙?の4種類の鋼からできています。
切れ味、刃の保ち、砥石当たりなど微妙に違います。(砥石あたりは地金によっても違いますが・・・)そんなことを感じながら削ったり研いだりして楽しんでいます。

もちろん仕事は進んでいます。

天板の表(実は木裏)


裏を削り、


木端と木口を削って完了です。




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栗下駄箱 扉その2

2009-05-28 20:47:31 | 木工
杢の一番きれいな部分を使った扉の鏡板
仕上げの鉋がけです。


千代鶴貞秀作、比良の夕映 寸六
複雑な杢の板ですが、サクサクと気持ちよく削れます。


框と桟は、面取りをして、鏡板を入れる小穴をルーターで突きました。


今回、鏡板は周りを削って浮き出しにしてはめてみました。


取っ手は、色々考えた結果、いつもの神代欅を使ったシンプルなものにしました。


脚もできました。地板に直接ほぞで差し込みます。


明日は仕上げ削りをして、いよいよ組立にかかれそうです。



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栗下駄箱 扉

2009-05-27 21:06:29 | 木工
栗下駄箱
扉の制作にかかりました。


框材を正確に木作りし


仕口の墨を付けます。面を大きく取るので面腰ほぞにしました。


ほぞ穴をあける前に、角のみを研ぎました。
この機械、ネットオークションで手に入れたものですが、なかなかの優れものです。


きれいに研ぐことができます。
それより、メーカーはもう少しましな角のみを作ってほしいのですが・・・。


ほぞ穴をあけ、ほぞを作り、嵌合度を調節しておきます。


胴付きの留めは、胴付鋸で落とし


箱留め型を使って鑿で仕上げます。


框の仮組をして


目地をはらいます。次は鏡板をはめます。



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栗下駄箱 2

2009-05-26 20:56:21 | 木工
今日はまず、ほぞの胴付きを仕上げました。


この段差を


鑿で取り、ほぞの調整。


ほぞ穴が木口に近いので、あまり固すぎると端が割れます。固すぎず緩すぎず・・・OKです。


背板はスプルースの柾目板


2段にして、上に通気のためのスリットを切りました。


ルーターで背板を嵌める小穴を突いて、仮組


うまく収まりました。


背面です。


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栗下駄箱

2009-05-25 20:48:07 | 木工
栗下駄箱
板で作る場合、材料を集めるのに苦労します。
今回は、扉の鏡板を決めるのに半日近く使ってしまいました。


結局杢のきれいな部分を切り出し、3枚にスライス。
このバンドソー思った通りに挽いてくれます。


部材のほぞ穴は、角鑿盤を駆使してあけましたが、どうしても届かないところは鑿で掘ります。
栗は刃物での削り心地?とでも言いましょうか、少し粘りのあるサクサク感が実に心地よい材です。


溝は、トリマーで掘り


鑿で整えます。


地板。この後背板を入れる小穴を突きます。


ほぞも切りました。
あと背板の小穴を突き、明日はなんとか仮組ができそうです。


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栗木取り

2009-05-22 21:27:58 | 木工
下駄箱、框組にするか板で組むか迷いましたが、板で組むことにしました。


栗の板の荒木取り。この丸鋸、集塵装置付きなの木挽き糠が飛び散りません。


かなりねじれがあるので、ルーターで平面を出します。


ルーターの集塵装置。
これに


段ボールを乗せるだけ。これで飛び散る木くずが格段に減ります。


自動鉋盤で厚みを出し、手押し鉋盤、横切りで寸法取りをしました。
天板、底板、帆立、仕切り板の寸法取りまでできました。
少し厚めに削り、板の動きをみて仕上げの削りをします。


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栗の板

2009-05-21 20:32:03 | 木工
次の制作は、Yさんに注文をいただいた下駄箱
Yさんのお家(別荘)の庭の栗の木にちなみ?栗の板で作ることにしました。

その栗の板は、工房入り口付近に立てかけてある材の一番奥


手前の板から順に外に出しました。


久しぶりに見る栃の板は良く乾き使い頃になっていました。
木の板は眺めているだけで気持ちがいいですね。


最後はこの巨大なタモの板。幅50cm、厚み6cm、長さ3mあります。


もう一息


やっと取り出しました。良く乾いています。
この栗の板、、長さが3.6mあります。
短く切るのは忍びないのですが、かなり反りが出ているので思い切れます。


他の材はまた、立てかけて保存です。


材も揃い、図面もできました。明日は木取りです。



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五稜箸 完成

2009-05-20 21:33:24 | 木工
制作中の五稜箸


漆も乾き、やっと完成です。


鉋削りによる手作業なので、全体の太さや先の太さ、形状など若干のばらつきがあります。
その中から同じものを選び、杢も考慮に入れながらペアーに組みました。


縮みの杢が浮き出して、まずまずの仕上がりになりました。
ご注文をいただいた皆様、お待たせしました。

昨日から取りかかっていた薪割もすべて終わり

薪置き場もほぼ一杯になりました。
これで、来冬も暖かい工房で仕事ができます。

明日からは次の制作にかかります。




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