お盆を挽きました。
直径35cm。この木工旋盤で挽ける最大の大きさです。
まずは裏から。
続いて表。
もう一枚は、直径28cm。
いずれも昔からある単純な形です。
2枚挽き終わって、注文を頂いている寸法を確認したら・・・直径30cmでした。(>_<)
もう一枚挽き直さなければ・・・・(;_;)
課題と反省ばかりを残しながら何はともあれ伝統工芸展への発送が済み、次への準備が始まりました。
まずは、長い間お待たせしている盆の木取り。欅を使い直径35cmに仕上げる予定です。
続いては、陣羽織用の衣桁の荒木取り。名古屋のAさんからの注文です。
この欅、いつ頃から手元にあるのか記憶がありませんが、赤テープから類推するに、知る人ぞ知る「ケヤキの樹輪舎」の初期のものだと思います。
かれこれ30年以上は経っているでしょう。白く綺麗な良い材です。
もう一つは、煎茶のお手前に使う茶箱。こちらは糠目の赤い材。
9月のはじめに東京で行う煎茶道具のグループ展に間に合わせる予定です。
しばらく養生して制作にかかります。
まずは、長い間お待たせしている盆の木取り。欅を使い直径35cmに仕上げる予定です。
続いては、陣羽織用の衣桁の荒木取り。名古屋のAさんからの注文です。
この欅、いつ頃から手元にあるのか記憶がありませんが、赤テープから類推するに、知る人ぞ知る「ケヤキの樹輪舎」の初期のものだと思います。
かれこれ30年以上は経っているでしょう。白く綺麗な良い材です。
もう一つは、煎茶のお手前に使う茶箱。こちらは糠目の赤い材。
9月のはじめに東京で行う煎茶道具のグループ展に間に合わせる予定です。
しばらく養生して制作にかかります。
五稜箸の制作に取りかかりました。
この箸、10年程前から作り始め、400膳近く制作しお使いいただいています。
以前は、5面ともすべて始めから鉋で削りだしていましたが、最近は治具を工夫し荒取りはペティーワークでできるようになりました。
それでも太さを揃えるために全面に鉋をかける必要があります。
材は北海道産の縮杢の楓です。
今回は菓子箸を合わせ24膳削りました。
全体の太さを合わせた後、鉋で削って先端まで五角形に仕上げます。ペーパーは使いません。
頭だけはサンダーで低い五角錐に仕上げます。
バリを取って木地が完成。一対は杢も合わせているので、互い違いに置いて混ざらないようにします。
捨て摺。日本産の生漆を使い、毛の少し硬い乾漆刷毛で良く摺り込みました。
この乾漆刷毛、いろいろな用途に使え大変優れものです。
塗った漆は十分木に吸わせ、拭き取らずそのまま漆風呂で乾かします。
この箸、10年程前から作り始め、400膳近く制作しお使いいただいています。
以前は、5面ともすべて始めから鉋で削りだしていましたが、最近は治具を工夫し荒取りはペティーワークでできるようになりました。
それでも太さを揃えるために全面に鉋をかける必要があります。
材は北海道産の縮杢の楓です。
今回は菓子箸を合わせ24膳削りました。
全体の太さを合わせた後、鉋で削って先端まで五角形に仕上げます。ペーパーは使いません。
頭だけはサンダーで低い五角錐に仕上げます。
バリを取って木地が完成。一対は杢も合わせているので、互い違いに置いて混ざらないようにします。
捨て摺。日本産の生漆を使い、毛の少し硬い乾漆刷毛で良く摺り込みました。
この乾漆刷毛、いろいろな用途に使え大変優れものです。
塗った漆は十分木に吸わせ、拭き取らずそのまま漆風呂で乾かします。
祇園祭の今日、暑い京都を離れ妻と向かったのは、
滋賀県東近江市蛭谷にある筒井御陵。
ここで第25回惟喬親王祭が開かれました。
惟喬親王祭への参列は第20回親王祭に参加して以来5年ぶりです。
10時半の開会前には全国から200名近くの皆さんが集まっておられました。
親王祭の祭1部は、まず惟喬神社前で神事、玉串奉呈が行われました。
石川県からお見えの川北先生も祝辞を述べられていました。
工芸会の四国支部の古家さん、東海支部の高橋さんもお見えで久しぶりにご挨拶させていただきました。
また、昨年夏箪笥をお納めした妻の友人の三重県のSさんご夫婦も来ておられびっくり。
祝辞の後は、木地山真実さんの語り芝居が上演されました。
第二部は会場を近くの木地師やまの子の家に移して昼食を挟んで行われました。
昼食時、会場ではあの「奥会津の木地師」のビデオが上映されましたが、音がほとんど聞こえず、また、上映されたビデオも短縮版でちょっと残念でした。
第二部、最初は「平成の氏子駈・氏子狩復活事業から」と題し、昨年度行った調査から見えてきた木地師組織と文化について、
東近江市企画部企画課からの報告がありました。
東近江市蛭谷町と君ヶ畑町に残る「氏子駆帳と氏子狩帳」を元に全国6000人余を抽出してアンケート調査を実施。
さらに全国16の木地産地や関係者を訪問しヒアリング調査を行いました。
こうした調査を自治体が行ったと言うことは画期的なことで、全国から東近江市への期待が寄せられていました。
過疎どころか限界集落さえも超えたここ蛭谷・君ヶ畑という木地師のふるさとのまちづくりの大きな一歩になることを願うばかりです。
続いて、筒井正氏が「小椋谷の木地師とその全国展開」というテーマで講演されました。
日本人の食文化とお椀の使用という切り口で、木地師がいつ頃どのような形で全国に移住していったのかを資料を元にまとめられたお話しは大変興味深いものでした。
最後に、近江市長でもある小椋正清氏が「木地師文化の現代的意義」というテーマで、まちつくりへの意欲的な取り組みと決意を熱く語られました。
会場には東北から寄せられたロクロ作品も展示され、皆さん熱心にご覧になっていました。
また、会場の入り口では、ロクロの実演も行われていました。
山深い蛭谷の自然の中で木地師がはぐくんできた歴史や文化に思いをはせながら、全国から集われた皆さんとふれあうことができたことは木の仕事に携わる者として至福のひと時でした。
滋賀県東近江市蛭谷にある筒井御陵。
ここで第25回惟喬親王祭が開かれました。
惟喬親王祭への参列は第20回親王祭に参加して以来5年ぶりです。
10時半の開会前には全国から200名近くの皆さんが集まっておられました。
親王祭の祭1部は、まず惟喬神社前で神事、玉串奉呈が行われました。
石川県からお見えの川北先生も祝辞を述べられていました。
工芸会の四国支部の古家さん、東海支部の高橋さんもお見えで久しぶりにご挨拶させていただきました。
また、昨年夏箪笥をお納めした妻の友人の三重県のSさんご夫婦も来ておられびっくり。
祝辞の後は、木地山真実さんの語り芝居が上演されました。
第二部は会場を近くの木地師やまの子の家に移して昼食を挟んで行われました。
昼食時、会場ではあの「奥会津の木地師」のビデオが上映されましたが、音がほとんど聞こえず、また、上映されたビデオも短縮版でちょっと残念でした。
第二部、最初は「平成の氏子駈・氏子狩復活事業から」と題し、昨年度行った調査から見えてきた木地師組織と文化について、
東近江市企画部企画課からの報告がありました。
東近江市蛭谷町と君ヶ畑町に残る「氏子駆帳と氏子狩帳」を元に全国6000人余を抽出してアンケート調査を実施。
さらに全国16の木地産地や関係者を訪問しヒアリング調査を行いました。
こうした調査を自治体が行ったと言うことは画期的なことで、全国から東近江市への期待が寄せられていました。
過疎どころか限界集落さえも超えたここ蛭谷・君ヶ畑という木地師のふるさとのまちづくりの大きな一歩になることを願うばかりです。
続いて、筒井正氏が「小椋谷の木地師とその全国展開」というテーマで講演されました。
日本人の食文化とお椀の使用という切り口で、木地師がいつ頃どのような形で全国に移住していったのかを資料を元にまとめられたお話しは大変興味深いものでした。
最後に、近江市長でもある小椋正清氏が「木地師文化の現代的意義」というテーマで、まちつくりへの意欲的な取り組みと決意を熱く語られました。
会場には東北から寄せられたロクロ作品も展示され、皆さん熱心にご覧になっていました。
また、会場の入り口では、ロクロの実演も行われていました。
山深い蛭谷の自然の中で木地師がはぐくんできた歴史や文化に思いをはせながら、全国から集われた皆さんとふれあうことができたことは木の仕事に携わる者として至福のひと時でした。
今日は、高槻市の広智寺で黄檗賣茶流の流祖忌が行われました。
鳥取支部の先生が心のこもったお献茶をされました。
法要の後は食事をして、お茶席に入らせていただきました。
氷の玉露、大変美味しくいただきました。
結界には以前お作りした桑の如意を使っていただきました。
床には棟方志功の文殊菩薩のお軸。お花は満天星(ドウダンツツジ)の枝とアーティーチョーク。
家元のお話もじっくり聞かせていただき、心静かに豊かなひとときを過ごすことができました。
先生方ありがとうございました。
毎月8日は黄檗山萬福寺で「布袋祭り」が開かれています。
帰省中の長女と行ってきました。
参道には露店も出ていて、普段とは違う賑わいを見せています。
妻がお手伝いしている障害者就労支援事業所の「ブラウンハウス」も回廊に毎月店を開いています。
そこを少し覗いた後
有声軒で開かれているお茶席へ。
今月は美風流のお茶席でした。
このほてい祭り協賛のお茶席は、近畿の流派が交代で担当されています。
気軽にいろいろな流派のお席を楽しめる大変嬉しい企画です。
美味しいお茶とお菓子をいただいた後、お道具や設えを拝見するのも楽しみです。
お家元が出張のためお話をきかせていただくことができなかったのがちょっと残念でした。
有声軒をでて天王殿の前まで戻ると、ちょうど法話が始まるところでした。
今日のお話は萬福寺の五大法要についてのお話しでした。
中元の由来など大変興味深いお話しを伺うことができました。
山門の前の放生池はちょうど蓮の花が見頃を迎えていました。
午後は工房に戻り制作の続きにかかりました。
久しぶりに李青さんで妻と早めの夕食。
閉店間際でしたが、無理言ってビビンバをいただきました。
いつ食べても美味しいビビンバ。
片隅に白磁の壺に生けられたナンキンハゼの実。とても心惹かれました。
鄭さんとも久しぶりにお目にかかり、しばし豊島さんの思い出に浸りました。
李青さんを出て、文化芸術会館へ。
そこで行われた「発起塾」のミュージカル「花のクッキー売り娘レジェンド」を見に。
このミュージカル、構成は50歳から100歳までの演劇初心者。
平均年齢??のメンバーが舞台せましと踊り、歌い、演じるのです。
昨年、教師時代に一緒に担任をさせていただいた先輩 のS先生のお誘いで見て感動。
とにかく楽しい。
舞台までの距離も遠いのでお顔ははっきり見えませんがそれがまた良い・・ではなく残念なのですが、ン十歳近い皆さんが踊っているとはとても思えません。
元気をいっぱいもらいました。
S先生ありがとうございました。
閉店間際でしたが、無理言ってビビンバをいただきました。
いつ食べても美味しいビビンバ。
片隅に白磁の壺に生けられたナンキンハゼの実。とても心惹かれました。
鄭さんとも久しぶりにお目にかかり、しばし豊島さんの思い出に浸りました。
李青さんを出て、文化芸術会館へ。
そこで行われた「発起塾」のミュージカル「花のクッキー売り娘レジェンド」を見に。
このミュージカル、構成は50歳から100歳までの演劇初心者。
平均年齢??のメンバーが舞台せましと踊り、歌い、演じるのです。
昨年、教師時代に一緒に担任をさせていただいた先輩 のS先生のお誘いで見て感動。
とにかく楽しい。
舞台までの距離も遠いのでお顔ははっきり見えませんがそれがまた良い・・ではなく残念なのですが、ン十歳近い皆さんが踊っているとはとても思えません。
元気をいっぱいもらいました。
S先生ありがとうございました。