木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

煎茶文化フォーラム

2017-10-28 20:41:24 | 煎茶
萬福寺煎茶道会館で開かれた煎茶文化フォーラムに参加しました。


午前中は「文人趣味の煎茶」と題して、もと宇治市歴史資料館館長の坂本博司氏の講演
昼食を挟んで、国際基督教大学アジア文化研究所の古川紗弥香氏の講演「文人たちと売茶翁 江戸時代後期のイメージの世界」
を聞きました。
坂本氏の講演を聴き、お茶について多少は知っているつもりが実は何も知らなかったということを痛感。
お茶の歴史やそれにまつわる文化、芸術、禅・・・奥が深いです。


続いてシンポジウム形式で、有聲文庫会員の先生方による上田秋成書写「茶瘕酔言」の原文読み下し。




何が書いてあるのかさっぱり読めなかった原文も、先生方が読まれるのを追いながら読んでいくと読める文字が現れてくるから不思議。
勉強したくなりました。

途中、美風流の皆さんによるお茶の振る舞いがあり大変美味しくいただきました。
難しいお話しでどこまで本当に理解できたのかわかりませんが、有意義な時間を過ごすことができました。

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炭山窯元まつり~月見の煎茶会

2017-10-21 19:17:28 | 煎茶

今日は朝からまず、工房の炭山の窯元まつりへ。


例年は秋晴れのもと多くの人が訪れるのですが、今年は雨にたたられ寂しい限りでした。
しかも、明日は中止になってしまいました。

午後は「月見の煎茶会」が開かれている黄檗の萬福寺に移動。

こちらも例年の賑わいとは打って変わって静かな境内でした。


まずは美風流のお席に入りました。
いつも趣向をこらした設えを楽しませていただいていますが、今年はのテーマは「澄」
静かで幻想的なお席で美味しい大和茶をいただきました。


次は二条流のお席へ。


お道具も現在の作家の先生方の名品が揃えられていました。


最後は黄檗売茶流のお席へ。
席主のお嬢さんのお琴の演奏が流れる中、美しいお手前を拝見し美味しいお茶をいただきました。
外の雨を忘れ、静かな時の流れを楽しんだひとときでした。

鎌倉から来られたKさんや、金沢から見えたMさんとも久しぶりに再会できたことも嬉しい出来事でした。

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匠の祭

2017-10-20 23:49:55 | 木工

東近江市蛭谷で開催されている「匠の祭」に行ってきました。
惟喬親王祭以来3ヶ月ぶりに訪れた蛭谷は小雨にけぶり、秋の気配が漂っていました。
会場は滋賀県東近江市蛭谷町の筒井神社周辺の民家


木地師をはじめ木工家陶芸家などが出品されていました。
3年前に一度来たきりあまり情報が入りませんでしたが、今回香川県で挽物をされている古家喜義さんから案内を送っていただきました。


作品を拝見しながら、挽物のこと香川独特の塗りのことなどいろいろ教えていただき大変勉強になりました。


今回の特別企画として三重県で足踏み式轆轤で挽物をされている高橋力男さんが実演をされていました。
お話しは以前からお聞きしていましたが拝見するのははじめて。
昔、轆轤を人が手でロープを引いて回していたのを足踏みに変えただけの極めて単純な構造です。


私も体験させていただきました。
足でペダルを交互に踏むと、轆轤は右回転、左回転を交互に繰り返します。
内側を挽く時は左回転の時のみ鉋を当て、外側を削る時は右回転の時のみ鉋を当てます。
一度に回る回数は2回転半。刃物の当て方に村があるとムラがすぐにゆがんできます。
そのくり返し挽くのですから、伝統工芸展に出品されているような大きな作品を挽くには大変な根気と集中力が必要になります。
いろいろ教えていただきながら良い体験をさせていただきました。


同じ会場で出店されていた、神奈川県小田原の「もくのすけ」の鈴木さん。


大津の「こばみつ亭」の土生さん。
お話しを聞くとお二人とも京都の伝統工芸大学校出身。共通の知り合いも多く、世の中狭いことを実感しました。
また、昔出品した京都府の工美展や美術工芸ビエンナーレでご一緒した山形満さんのお嬢さんからは「政所茶」に対する熱い思いを聞かせてもらいました。
木工を通じてのつながりや出会いの中で楽しく有意義な時を過ごすことができました。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。



この匠の祭は23日(月)まで開かれています。

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陣羽織衣桁完成

2017-10-16 20:53:36 | 木工

陣羽織衣桁の拭漆が仕上がりました。
養生していたマスキングテープを外し、


組み立ててみました。

分解して名古屋のK.Aさんにお送りしました。

早速陣羽織を掛け、その写真を送って下さいました。
すごい陣羽織ですね。
衣桁も気に入っていただけたようで安心しました。
K.Aさん、ありがとうございました。

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遊草展

2017-10-14 14:02:31 | その他

宇治市志津川の梅原英光園で開催中の「遊草展」に行ってきました。
いろいろな種類の山野草が展示されています。


遊草会の皆さんの山野草の展示。


こちらは、Kさんの作品。


メダカもいろいろな種類がいます。このラメの入ったメダカは初めて見ました。


よしずにミヤマクワガタが・・・・!


今回求めた、ちょっと珍しいダイモンジソウ2種とウメバチソウ、ムラサキシキブ


家に帰って早速鉢に植えました。


この「遊草展」は明日まで開かれています。

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日本伝統工芸展京都展

2017-10-10 23:23:48 | 伝統工芸展

第64回日本伝統工芸展京都展が近づいてきました。



会期 10月18日(水)~23日(月)
場所 京都髙島屋7階グランドホール
です。
お出かけのついでに是非ご高覧下さい。

今回私は、栃拭漆八稜飾箱「信濃の秋Ⅱ」を出品しております。
作品の画像はこちらをご覧下さい。
なお、22日(日)は当番で会場におります。
 
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掛花入

2017-10-07 21:57:06 | 木工
平塚市のUさんより嬉しいメールが届きました。
そのメールに添付されていた画像です。

9月のはじめにルーサイトギャラリーで開かれた「茶の器五人展」においでいただき、この「黒檀掛花入」をお求めいただきました。
メールには、お茶をされている奥様が秋の草花を生けられ、「掛花入れが玄関ホールに落ち着きました。」とありました。
少しでもお役に立つことができ嬉しい限りです。Uさんありがとうございました。

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