木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

木工藝学林清雅舎展へ

2022-06-16 23:17:36 | 木工芸
行って来ました、木工藝学林清雅舎展へ。



会場の日本橋三越本店の美術画廊には、
皆さんの代表作を始め、テーマに沿った競作の各種椅子、
指物、刳物、挽物100点あまりの力作が並べられ、
大変見応えがありました。

また、作品には解説が添えられていて、
制作の意図や素材屋作品への思いなどがよくわかる展示スタイルでした。
会場には、須田先生を始め、出品作家の皆さんも来ておられて、
作品を拝見しながらいろいろお話しを伺い、至福の一時を過ごすことができました。

今制作中の作品の迷いに、何かヒントが欲しくて・・・そんな思いを持って行った展覧会でしたが
皆さんの頑張りに励まされ、いろいろ学ぶことができました。
須田先生はじめ出品者の皆さん、ありがとうございました。



清雅舎展は20日月曜日まで開催されています。
木工藝を目指す人、必見です。
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唐木指物

2022-06-14 20:47:38 | 木工芸

久しぶりの制作記事。制作は久しぶりでは全くないのですが・・・。

まずは、グラナディラの木作り。

普通の鉋では削れないので、立鉋を使います。
このグラナディアという木はアフリカの材で、比重が1.2程の重くて堅い木です。
音が良いということでオーボエなどの木管楽器にも使われていますが、狂いが少ないので数年前より良く使っています。


厚み、幅を削り揃えます。


3㎜のほぞ穴。ドリルで下穴を空け、1分の鑿での仕上げ。


高台の鏡板もグラナディラ。これも立鉋で所定の寸法まで削ります。


組み立てて面取りをして、高台部の部材の木地加工が完了です。

制作は続いています。



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休日2日目は茶三昧

2022-06-06 21:38:12 | 煎茶

休日二日目の昨日は朝から奈良県山添村の瑞徳舎へ。



瑞徳舎のお茶仙人と、井川健一氏のご指導でお茶摘みからお茶作り。

午前中は瑞徳舎の茶園で茶摘み。



この茶園は、無農薬、無施肥。井川さんが長年掛けて手入れをしてきた茶畑。



参加者3人と瑞徳舎のスタッフの皆さんで、
ウグイスの囀りを聞き、山の澄んだ空気を吸いながら黙々と摘んだお茶。
かなりの量を摘むことが出来ました。
井川さんから茶葉の状態や萎凋について説明していただきました。



昼食は、「うつぎ」特製のお弁当。
瑞徳舎の畑でとれた野菜も使われ自然を生かした精進料理です。
美味しかった!

午後からはいよいよ茶葉を薪火で釜炒り。



井川さんの指導で、茶葉を焦がさぬよう手を動かし、茎の芯まで殺青できた頃を見計らって釜から取りだし手揉み。
しっかり揉んだ後、また釜で揉みながら炒り水分を飛ばし、取り出してまた手で揉む。
これを交代でくり返して茶葉を乾燥させて仕上げていきます。

茶葉の状態によって、釜の温度の調整、釜の中での茶葉の炒り方など、奥が深い!
お茶の香りに包まれながら作業を続けると、次第に茶葉が乾燥。

次は、前半に摘んで暫く置いて、やや萎凋を進ませた茶葉の釜煎り。
こちらは微発酵茶。
殺青のあと手揉みと乾燥をくり返し、お茶に仕上げていきます。



出来上がった2種類のお茶を使って、お茶仙人にお茶を淹れていただきました。



香り高く力強い煎茶は他では飲めないお茶の美味しさ。
微発酵茶は口から鼻に抜ける香りが更に素晴らしく、美味しさもまた格別。
更に、お茶仙人の作られた紅茶もいただき、お茶の奥深さを改めて感じました。



出来上がった二種類のお茶を袋詰めし、参加者でいただいて帰りました。

山里の緑と小鳥の囀り、そしてお茶の香りに包まれながら多くの事を学んだ1日でした。
お茶仙人、井川さんを始めお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
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コバケン・ワ-ルド in KYOTOへ

2022-06-04 22:25:15 | その他

休日一日目。午前中は京都市中京区の「しまだい」で開催されている京都木工芸協同組合主催の「京都木工芸展」へ。



3年ぶりの開催とのことですが、見に寄せてもらうのは5~6年ぶりのような・・・



かつては茶道具が多かったように記憶していますが、いろいろな作品がならべられ、
特に臼井さんの、一味違うデザインの作品には良い刺激を受けました。

午後は岡崎のロームシアター京都へ



炎のコバケンこと小林研一郎指揮、日フィルの演奏会へ。オーケストラの演奏会も何年ぶりかです。
京都会館からロームシアター京都になってからは初めて。



演目は、ウェーバーの歌劇オベロン序曲 ブルッフのヴァイオリン協奏曲 そしてベートーヴェンの交響曲第7番
聞き慣れた曲ばかりですが、特に7番のフルートとオーボエの柔らかく美しい音色と響きに聞き惚れ、
第4楽章最後の圧倒的な高揚感に大いに感動しました。
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もう6月!!

2022-06-03 23:00:54 | 木工

気がつけばもう6月!迫り来る期日に焦りを感じつつ、いくつかの仕事を並行して進めている今日この頃。

まずは煎茶用のお盆各種。材は欅、栗、ブビンガ。240番での研ぎの後の摺り。


そして、コーヒー焙煎器「珈悦」のハンドル・・・。

今回まとめて作っておきます。
珈琲焙煎器「珈悦」については、暁陶房のサイト


そんな折ですが、明日から2日間は久しぶりの休日。

工房の机上にドクダミの花を飾ってみました。

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