木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

伝統工芸近畿展が終わりました。

2019-05-29 22:04:27 | 伝統工芸展
一昨日の京都展、昨日の「わざの美現在展」の撤収を持って、今年の伝統工芸近畿展が終了しました。
会期中多くの皆様に会場にお越しいただき、ありがとうございました。
大学時代の友人(先輩諸兄)や元の職場の先輩など、数十年ぶりにお目に掛かれた方もいて、懐かしくお話しさせていただきました。
作品をご覧いただき、感想や励ましの言葉もたくさんいただきました。
それを力に、次の日本伝統工芸展(本展)に向けて制作に取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました。


さて、今日からまた制作の日々が始まりました。

まずは桐箱。午前中に小箱を作り、午後からは少し大きな箱に取りかかりました。


仕口の刻みの終わった桐板。上端留付三枚の組み接ぎです。


仮組みをして確認。
この後、必要な加工をして組み立て・・・充実した時間が流れていきました。

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伝統工芸木竹展 神戸展

2019-05-25 23:20:50 | 伝統工芸展
今日は一日、新神戸の竹中大工道具館で開催中の伝統工芸木竹展の当番でした。




午前11時からと午後2時からは、竹工芸の山本さんとギャラリートークをしました。
皆さん熱心に聞いて下さり、伝統工芸や木竹工芸について少しは理解を深めていただけたのではないかと思います。
特に午後、木工をやりたいと言う熱心な方もいて、ギャラリートークの後も熱心に質問されていました。
木竹展は6月9日まで開かれます。
お世話になりました竹中大工道具館のスタッフの皆様、ありがとうございました。

明日は午前中、近畿展「わざの美現在展」の当番。午後4時からはギャラリートークをさせていただきます。
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京都展が始まります。

2019-05-21 22:36:15 | 伝統工芸展
5月の展覧会第5弾は、伝統工芸近畿展京都展のお知らせです。

日時:5月22日(水)~5月27日(月)午前10時~午後7時30分 最終日は午後4時30分まで
場所:京都髙島屋7階 グランドホール
連日午後2時より、列品解説、午前11時より特別企画として「受賞者が自作を語る」が行なわれます。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
 

また、会場の出口近くでは「利き盃で一献」としまして出品作家の盃で日本酒の有料試飲ができます。
気に入った盃がありましたらお買い求めいただくこともできます。


さらに、6階美術画廊では開催記念として「わざの美・現在(いま)展」も開催されます。 
こちらは人間国宝を含む近畿在住の日本工芸会正会員による展覧会で、28日(火)まで開催されます。
連日午後3時より、(26日は午後4時より)ギャラリートークを行います。
私も26日に木竹工の作品についてお話しさせていただきます。

近畿展と合わせてご高覧下さい。


陳列の終わった「わざの美・現在展」の会場

コメント (2)
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煎茶道大会終わる

2019-05-20 23:11:38 | 煎茶
2日間にわたって行われた、全国煎茶道大会および煎茶工芸展が終わりました。


煎茶工芸展の会場に並ぶ作品を拝見しながら、使うことを想像してみたり、自分の次の制作のヒントを見つけたり・・・
また、全国から参加される作家の先生方といろいろお話できるのも展覧会のなによりの楽しみです。

工芸展の会場に2日間詰めながら、煎茶席にもお邪魔しました・・・お席を回っている時間の方が長かったかな・・(^_^;


まずは美風流。今回は「廬仝七碗歌」の世界を再現。
入ったお席は仙霊に通じるという六碗席。少しは仙霊に近づいたかな・・・(^_^;)
七席は写真の「茶経」を忠実に再現したお茶と道具の展観。
お茶作りに参加できなかったことが悔やまれます。


次は、黄檗賣茶流のお席、テーマは「丸」まる 〇 〇
お茶が美味しかったです。


東阿部流のお席


小笠原流のお席
設えやお道具も様々ですが、それを拝見するのも楽しみで、大変勉強になります。

写真はありませんが、
清風流では私の拙作をお使いいただいていました。
また、愛茗流ではお世話になっている先生のお手前で大変おいしい玉露をいただきました。

一日目の夜は、煎茶道大会の懇親会および煎茶工芸展の表彰式に参加しました。

今回、文部科学大臣賞を受賞したのは木工の藪ノ内高達齋先生。
おめでとうございます。

そして2日目の夜は煎茶工芸協会の総会。
その後は懇親会。全国から参加された会員の皆さんと楽しい一時を過ごしました。
煎茶を巡る状況も難しくなって来ていますが、次は秋の第30回の煎茶工芸秀作展を盛り上げていこうと確認しあいました。

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伝統工芸木竹展 神戸展

2019-05-17 21:47:59 | 伝統工芸展
5月の展覧会、第4弾 
伝統工芸木竹展神戸展がいよいよ明日から始まります。
いままで木竹展は東京のみでの開催でしたが、今年から竹中大工道具館のご協力で、関西でも開催されることになりました。




こんなりっぱなチラシも作っていただきました。

日時:5月18日(土)~6月9日(日) 9:30~16:30(入館は16:00まで)
会場:竹中大工道具館1階ホール
     神戸市中央区熊内町7-5-1 TEL 078-242-0216
    市営地下鉄「新神戸駅」北出口2より徒歩約3分

  竹中大工道具館のホームページはこちら


今日はその陳列。1階ホールに特設された展示台に全作品74点を陳列しました。

私は、「神代欅銀撚線象嵌小筥」を出品しております。


会期中の毎土曜日と日曜日には、近畿及び中国支部の出品者が当番にあたり、11時と14時の2回ギャラリートークを行います。
私は25日(土)が当番にあたっております。

大工道具館の通常の展示スペースには、日本の大工道具や木材および木造建築に関するありとあらゆるものが展示され、大変見応えがあります。
この機会に是非ご来場下さい。

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日本煎茶工芸展

2019-05-13 23:22:37 | 作品展
5月の展覧会第3弾。第33回日本煎茶工芸展です。

と き 5月18日(土)~19日(日) 9:30~16:00
ところ 黄檗山萬福寺 黄龍閣(別館2階) 真空の間
     宇治市黄檗 JR奈良線黄檗駅 または京阪宇治線黄檗駅下車 徒歩5分

煎茶に使われる道具に限った公募展です。
全国から応募のあった116点の中から審査員・無鑑査作品を含め入選した作品95点が展示されます。

私は、今回は

「紫檀拭漆撚線象嵌菓子器」(したんふきうるしよりせんぞうがんかしき)

および

「黒檀鳳尾竹結界」(こくたんほうびちくけっかい)
の2点を出品しました。

このうち紫檀拭漆撚線象嵌菓子器は、撚った銀線を紫檀に象嵌した12角形の菓子器で、拭漆で仕上げています。
銀撚り線象嵌を施した作品の2作目ですが、いろいろ課題も残りました。

黒檀鳳尾竹結界は、毎年スキー合宿をしている野沢温泉の宿のオーナーからいただいた鳳尾竹(根曲がり竹の煤竹)の
細い部分を使って卍崩しに組み、黒檀の枠に嵌め込みました。
また、上端には鳳尾竹の特徴が一番現れている部分をそのまま使ってみました。
ご覧いただければ幸いです。

この展覧会には萬福寺への入山券と展覧会の入場券が必要です。
メッセージでお知らせいただければ無料券をお送り致します。

なお、この両日萬福寺境内では、第64回全国煎茶道大会も開催されています。
境内に、全日本煎茶道連盟に加盟している全国の流派がお茶席を設け、お茶券を購入すればどなたでも気軽に参加していただけます。
当日券も少しあるようですので是非おいで下さい。
詳しくはこちらをご覧下さい。

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伝統工芸木竹展が始まりました

2019-05-09 22:41:24 | 伝統工芸展
伝統工芸木竹展が始まり、出品者研究会に参加してきました。

昨日は、12時からの外舘先生の列品解説に始まり、午後の研究会、表彰式・レセプション、二次会・・と続きました。
外舘先生をはじめ鑑診察の先生方の暖かくも厳しいお話しからは学ぶところ大で、これからの力になりました。
全国からみえた作家の皆さんとも久しぶりに再会し作品も拝見し、大いに刺激ももらって京都に帰ってきました。

東京展は13日(月)までです。お出かけのついでに是非ご高覧下さい。
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