木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

二人掛けハイバックチェア その後

2012-10-27 22:14:41 | 木工

ハイバックチェア。やっと部材の刻みと鉋掛けが完了。



仮組みをしてみました。座板、背に角度が付いているので、どうほぞを組むかだいぶ頭をひねりました。




脚部から肘掛けまでなんとか収まりました。



背板を嵌め、傘木を乗せます。



座ってみましたが、座や背の角度はまずまず良いようです。
椅子の場合、仮組みで座って大丈夫であることを強度の目安にしています。

今回の椅子にはもう一つ、初めての試みを考えています。さて、どうなるのでしょうか。お楽しみに。


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二人掛けハイバックチェア

2012-10-24 22:28:23 | 木工
「一木一優」作品展の今年のテーマコーナーは「木から生まれるくつろぎ」
それに向けて制作する予定の「二人掛けハイバックチェア」が一番あとまわしになってしまいました。


材料は栗、外に積んで乾かしていたのですが、ブルーシートをかけていたので少し腐れが入ってしまいました。



何はともあれ、荒削り、木取り。



構想をまとめながら墨を付け、墨を付けながら設計・・・



ようやく木取り、墨付けまで完了。



スピーカーBOX、ネッシーくんはやっと拭漆が完了・・・にしておきます。
早く音出しがしたーい!
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「一木一優」作品展迫る、迫る・・・

2012-10-22 22:16:07 | 作品展
炭山窯元まつりが一昨日終わり。伝統工芸展大阪展が今日終わり、ホッと一息・・・と言いたいところなのですが、
これからが1番の山。


京都木工芸同好会「一木一優」の作品展がもう、目の前!
まだ、今回出品予定のメインの作品ができていません。
これから1週間余、髪を振り乱し、死にものぐるいで仕事をしなければなりません。



今年は、前身の木工塾作品展から数えて10周年、「一木一優」で開催する事になって5周年の節目の年。
ご来場のみなさんに、会員手作りの記念の粗品を差し上げます。

また、指物、刳り物、挽き物、曲げ物、木画などの技法についてご理解いただけるような、簡単なパネル展示をする予定をしています。

テーマコーナーは、「木から生まれるくつろぎ」 
ご来場のみなさんにくつろいでいただけるような空間が作り出せるでしょうか・・・
どうぞお楽しみに!


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炭山窯元まつり

2012-10-20 21:11:07 | その他

秋晴れの元、炭山窯元まつりは朝からたくさんの人で賑わいました。



会場へは、京阪宇治駅から、東御蔵山バス停を経由してシャトルバスも運行しています。



今年は、会場をめぐるスタンプラリーも行われ、スタンプを集めると素敵は景品もGETできます。



会場の一画には、夏の水害の写真や、対策本部が発行した「明日への一歩炭山通信」も展示されています。



朝日新聞の連載記事をはじめ、京都新聞などでも今回のまつりの事が紹介され、例年にないたくさんの方においでいただきました。
朝日新聞の連載では、「スタジオ木壺」の柳原さんが紹介され、京都新聞では、「今秋は中止するか迷ったが、住民から『炭山を盛り上げて』と励まされ、開催を決めた。窯元14軒、木工作家2軒が参加する。」と紹介されていました。





2軒並んで出店しました。何人もの方から、新聞を見た、ブログやfacebookで見た、と言っていただきました。
今回は、小物を並べてみましたが、今回のために制作した「コーヒーフィルタースタンド」と「曲げ輪っぱ」に人気?が集まっていました。



朝日新聞の連載記事を書かれた記者さんも見えていました。
その記者さんの取材風景を「取材」。

炭山窯元まつりは明日まで開かれています。
明日の天気予報は「快晴」、秋の炭山の里にぜひおいで下さい。

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コーヒーフィルタースタンド

2012-10-18 23:24:13 | 木工
制作中のコーヒーフィルタースタンド

フィルターホルダー部はホワイトアッシュと栃。台は欅を使いました。
台が四角のままだと、何となく銭箱のイメージに似てくるので、大きく面を取りました。
(この写真以降も面の取り方を変えました。)
フィルターホルダー部の形状に合わせ、台への取り付け方も変わります。



台とホルダー部を接合して完成。




どこかで見たような形・・・・・横にしてみると、この形見たことありますね。
そう、ホーンです。



木の質感をそのまま残すため、塗装はせず、撥水加工のみをしました。
使ったのは、コスモガードWA-15。
シリコンが主成分で溶剤のアルコールが乾くとにおいも全くありません。
いわゆる、濡れ色も消え、木地そのものの質感になります。

このコーヒーフィルタースタンドは、20日(土)~21日(日)の炭山窯元まつりで販売致します。
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炭山窯元まつり2012

2012-10-17 22:19:08 | 炭山災害
水害で開催が危ぶまれていましたが・・・今年も開催します!




秋の1日、是非炭山の里を訪れ、水害にも負けず元気に頑張る窯元の姿をご覧下さい。


会場へはシャトルバスも運行されます。

当 木工芸市川もささやかながら出店させていただきます。
それに向け制作を急ピッチで進めています。


その一つ、コーヒーのペーパーフィルタースタンド。炭山でお世話になっているOさんのリクエストです。
フィルターにもいろいろなタイプがあるのでそれに合わせて作って見ました。
当日は小物を中心に展示します。
よろしくお願いします。

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伝統工芸展京都展および木竹部会展が終わりました。

2012-10-15 22:43:59 | 作品展
日本伝統工芸展京都展および、木竹部会展が終わりました。

どちらも私にとっては初めての経験。
私が研究会員として工芸会の一員に加えてもらったのが昨年の今頃。
素晴らしい作品を作られる会の先輩方の中で、はじめは緊張していましたが、皆さん実に気さくに迎え、いろいろ教えていただきました。
研究会はもちろんのことですが、会場当番の時などにもいろいろ教えていただき、目から鱗の連続でした。
忙しく過ぎた1週間でしたが本当に多くの事を学んだ1週間でもありました。

また、期間中、たくさんの皆さんにおいでいただき、いろいろお声をかけていただきました。
これからの大きな励みにしたいと思います。本当にありがとうございました。


17日(水)からは大阪展が始まります。




会場は、JR大阪三越伊勢丹10階の催物場です。


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木竹部会展 

2012-10-13 22:17:40 | 作品展
今日は、京都高島屋で開かれている日本伝統工芸展の会場当番。
土曜日なので、午前中からたくさんのお客様がお見えになっていました。
私の知り合いの方もたくさん見えてお声を掛けていただき、とてもうれしく思いました。
皆さん、本当にありがとうございました。


17時までの当番が終わり、福寿園で開かれている木竹部会展に行きました。


閉店の時間が近づき、お客様がいなくなったところで、スピーカを出品している田中さんのサックスの生演奏がはじりました。



ご自分で作られたスピーカーから流れる、これまたご自分で作られた伴奏に合わせてサックスが美しく響き渡り、
しばしその音色に聞き惚れました。




こういうシーンはめったあるものではありません。




木竹部会展は、伝統工芸展と同じく15日(月)まで開かれます。
皆様のおいでをお待ちしております。
明日もサックスの生演奏が聞けるかも・・・・

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伝統工芸展が始まりました

2012-10-11 08:41:43 | 作品展


第59回伝統工芸展京都展が始まりました。




出品した「桑十角飾箱」です。
桑の杢を生かすと共に、指物の硬さを和らげるよう制作しました。




近畿では入賞者とともに、初入選者もパナソニック賞がいただけ、その表彰式とレセプションに行って来ました。
写真は、入賞者のみなさんの挨拶。
この後岡崎にある真々庵を見学させていただきました。
普通では見学できない素晴らしいお庭と、人間国宝の方の作品に感動の一時でした。

伝統工芸展京都展は15日まで高島屋京都展で開かれます。
13日(土)午後2時から村山明先生による木竹工の列品解説が行われます。
当日、当番で私も会場に1日おります。
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木竹部会展搬入

2012-10-09 20:37:04 | 作品展


今日は日本工芸会近畿支部の木竹部会展の搬入。
会場は、四条通富小路角の福寿園京都本店の6階ギャラリー「京の茶座」
机を配置し、持ち寄った作品を並べました。





昼にはほぼ展示が完了しました。
みなさん、とてもお求めになりやすい値段をつけていて、ちょっとビックリ。



小生の作品も端に並べさせてもらいました。

今回出品した作品は、黄蘗飾り棚、栃拭漆ボンボニエール、栃赤漆ボンボニエール、栃拭漆茶器(丸棗)
茶神代杉短冊掛、茶神代杉四方盆 の6点です。


木竹部会展は、明日(10日)から15日(月)まで開かれます。
時間は、10時から19時まで(最終日は18時まで)。
毎日14時から、下記作家によるギャラリートークも開かれます。

10日:村山 明 11日:田辺小竹 12日:疋田達矢 13日:村上徹 
14日;谷岡茂男 15日:上野孝志 藤嵜一正 

なお、作品は展示即売されます。

同じ日程で京都高島屋では第59回日本伝統工芸展も開かれています。合わせてご覧いただきたいと思います。  

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