木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

中村登志行・都子作陶展

2012-04-30 20:59:47 | 作品展
小生の工房の向かいで陶芸をされている、中村登志行・都子さんの作陶展に行って来ました。
会場はみやこメッセの美術工芸ギャラリー。今日が最終日でした。



会場に入ると大きな壺や、たくさんの作品が出迎えてくれました。



いつもながら、心癒される作品の数々。


その中で小生がもとめたのは、これ。

このユーモラスな雰囲気がとても気に入りました。



そのほかの作品も大変求めやすい価格で販売されていました。
中村さん、素敵な作品をありがとうございました。


美術工芸ギャラリーのもう一つの部屋で開かれていた中国蘭の展示会ものぞいて見ました。

正確には、「京都宋梅会の九花展」です。
中国の蘭を意識して見るのは初めてですが、洋蘭のような派手さはないものの、清楚な中にも気品が漂っていました。



蘭もさることながら小生の目に止まったのは、蘭の鉢の下の台に使われていた石。



どこかで見たような雰囲気に、よく見るとすべて砥石の原石なのです。
会を主催しておられたYさんにお聞きすると、砥石としては使えなかった「屑石」とのことですが、やはり鳴滝の砥石山で採掘した石でした。
Yさんの身内の方が砥石の採掘にかかわっておられた関係で使っておられるそうです。
いろいろお話も伺うことができました。
こちらの展示会は5月4日まで開かれています。


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春季木工材料展

2012-04-29 09:32:16 | 木工
中源銘木さんの春季銘木木工材料セールの案内をいただき、行って来ました。


中源銘木さんは、数年前まで淀で端材を中心に銘木の販売をされ、木工家にとって大変ありがたい存在でした。
それがなくなり、安価な材料の入手が難しくなってきた折、うれしいお知らせでした。



会場は長岡京市の日昇電機の駐車場(長岡京市神足太田6-1
端材から比較的大きな板まで、樹種もいろいろ



ウォールナット



栃、楓



栗、欅などの端材



板材も幅のせまいものから



幅の広いものまでいろいろ

初日は朝からたくさんのお客さんで賑わっていました。
このセールは本日(29日)の4時まで開かれています。

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和服小物整理箱

2012-04-26 21:50:04 | 木工

帯締め、帯留めなど和服の小物を入れる、桐の整理箱ができました。
妻の友人のNさんより、昨年の作品展で注文をいただいたものです。




お手持ちのケースの中に入れ、引き出しにして使われるそうです。
Nさん、大変長い間お待たせして申し訳ありませんでした。


昨日のことです。

工房裏の、猫の額ほどの畑を耕し、肥料を入れ、夏野菜の苗を植えました。
今年はスイカに挑戦。日当たりがあまり良くないのでスイカはちょっと無理なような気もしますが・・・・。
その他は定番の、プチトマト、ナス、万願寺トウガラシです。
それぞれ1~2本ですがこのくらいが小生の甲斐性に合っています。
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鰹節箱の拭漆完成

2012-04-24 21:50:03 | 


鰹節箱の拭漆が完成し、マスキングテープをはずして取っ手を付けました。
ニスを塗った跡があったのでどうなるか心配でしたが、途中での研ぎを入れることにより思ったよりきれいに上がりました。



これに千代鶴貞秀作の鉋がつくのですからすごい鰹節削り器ですね。



ガラスを入れ、底にベルベットの台紙を貼って刃物ケースも完成です。
鰹節箱と一緒に明日発送いたします。

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くくり錆

2012-04-23 22:22:06 | 

水差の蓋


地付けが終わり、軽く空研ぎしたあとくくり錆をしました。
このくくり錆、漆器の角を丈夫できれいに仕上げるためにする京漆器独特の方法で、岩淵先生に教えていただきました。
水差しの縁の高さに蓋を合わせる微調整もこの錆の段階でします。




ブビンガのインシュレータのオイルも乾き、完成です。
Yさんお待たせしました。明日お送りいたします。



こちらは、両搾りの漉し馬。部材の加工が済み組み立て前の状態です。
材は楢、ハンドル部はブナを使いました。




組み立てて、紐を取り付けて完成です。
浄法寺産業松沢さんからの注文です。ありがとうございました。


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刃物ケース

2012-04-21 22:29:18 | 木工
最近の仕事のパターンは、埃のおさまっている午前中に漆の仕事。


今日は、蓋付き椀の下塗りから。くろめ漆を塗りました。
この後、鰹削り箱の拭漆。


午後は木工。

千代鶴さんの依頼の刃物ケース。額はウォールナットを使い雇い核で組みました。



仕上げ削り。



内箱は桐。



内箱に桟を入れて木地が完成。この後塗装をしてガラスを入れます。



こちらは、ピアノのインシュレータ。材はブビンガ。
溝はR30mm(直径60mm)の指定です。外丸鉋(R25mm)で削りました。



外形は直径45mm。糸のこ盤で切り抜き、鉋で外径を整えます。



ペーパーで磨いて完成。



両方ともオイル仕上げです。




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水差しの蓋

2012-04-19 21:57:01 | 
二人展の準備で中断していた水差しの蓋の制作を再開しました。
Kさん、遅くなって申し訳ありません。


作業は、2辺目の地付けから。



曲面に均一の厚みで薄く地付けをするのは中々難しいです。



風を当てて水分を飛ばしてから風呂に入れて乾かします。



平行して進めているのは、箱の拭漆。鰹削りの箱に拭漆だけの依頼です。
一部ニスが塗ってあったのでどうかと思ったのですが、落として何とか拭漆ができそうです。
その他、椀、箱、漉し馬・・・・と制作が続きます。
いろいろ仕事をさせていただけるのは本当にありがたいことです。

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春爛漫

2012-04-17 22:53:48 | その他
展示会から戻った作品や工房の片付けをしながら、暖かさに誘われて外へ出てみると、


炭山の里は、桜が満開。




まさに春爛漫。



ゆっくり花見をしたいところですが、そうもしていられません。
展示会の準備で遅れている仕事や4月末までに納品の仕事が待っています。
展示会で新たな注文もいただきました。一層制作に励みたいと思います。
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京都へ帰ってきました。

2012-04-15 23:11:38 | 作品展
木工芸・漆展が12日で終わり、田舎(佐久)へ寄って母の墓参りを済ませ、昨日帰って来ました。
二人展にはたくさんの皆様にお出でいただき、本当にありがとうございました。
いろいろお話しもうかがえ、本当に楽しく有意義な1週間を過ごさせていただきました。
今回の展示会に機会を下さった狩野さん、ギャラリーのオーナーの米山さんをはじめスタッフ、関係者のの皆さんにも大変お世話になりました。
展示会を通じ、多くの皆さんとふれあい親交を深め、また新たなおつきあいが生まれたことが事が何よりの喜びでした。


楽しかった一週間を振り返りながら、工房裏の満開の桜を眺めていると、また明日への創作意欲がわいてきます。
お世話になりました皆さん、本当にありがとうございました。
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二人展も後半

2012-04-10 22:13:17 | 作品展
作品展も後半に入り、多くの皆様においでいただいています。
遠いところから作品展のために来ていただくのは大変恐縮なのですが、古い友人に久しぶりに会っていろいろお話できることは何よりの喜び。
10~30数年ぶりに会えた人もいて大感激。時間もあっと言う間に過ぎてしまいました。


昨日は美人の友人に囲まれて記念撮影。妻に鼻の下が伸びていると言われてしまいました。
遠いところ本当にありがとうございました。



東京は桜が満開。ちょっと暖かくなった昨日の朝、散歩がてら隅田公園に花見に行ってきました。

まさに満開の桜。平日にもかかわらずたくさんの人でにぎわっていました。




スカイツリーができ、東京はますますにぎわうことでしょう。



展示している作品を紹介します。

黄檗の飾り棚と神代欅平卓(ひらじょく)



けんぽ梨の小抽斗 楓の飾り箱



五稜箸、飾り箱 盆など



合鹿椀 各種椀



スプーン 曲げ輪っぱ弁当箱 ぐいのみ等



四方棚と短冊掛け

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