木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

見学会

2013-11-29 22:50:30 | その他
今日は、工芸会の見学会。
大阪造幣局の見学と藤田美術館で開かれている「周期展・美しき日本」の鑑賞。

来たことはありませんが、大阪造幣局は桜の通り抜けでも有名。
桜の落ち葉の舞う並木道を通って工場へ。


工場の入り口には、明治時代に使われていた貨幣の刻印機。


硬貨の製造工程は完全にオートメーション化されています。



見学コースの目の前に、ザルにはいった500円硬貨が・・・もちろんガラスの向こうです。
その日の製造枚数は厳格に管理されているそうです。

ここでは通常使われている硬貨の他に、いろいろな記念貨幣も造られていますが、

こんな貨幣や


こんな貨幣も地方自治法施行60周年を記念して作られているそうですが、はじめて見ました。
この後、勲章や褒章の製造工程も見学させてもらいました。
こちらではほとんどが手作業で製造されているのに少し驚きました。
実物を見る機会など一生ない勲章ですが、その製造過程や手道具は興味深く見せてもらいました。

昼食は近くの太閤園で。

昼食の後は園内の庭園の見学。


寒い日でしたが,庭の紅葉がきれいでした。
その後、藤田美術館の「秋期展・美しき日本」を見学しました。

他部会の皆さんのお話しもいろいろうかがえ、充実した1日を過ごす事ができました。

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ベビースプーンの制作

2013-11-28 22:57:45 | 木工
遅れていたベビースプーンの制作に取りかかりました。
実は、今年2月に依頼されていたのですが、それに気づいたのが9月。
作品展までに、と思っていたのが今頃になってしまいました。Iさん申し訳ありません。


材は、椿を使いました。当初は漆で、と考えていたのですが、赤ちゃんが漆に負けたりしたら大変。
そこで、安全なオイルで仕上げることにして、緻密で摩耗しにくい「椿」を使う事にしたのですが・・・硬い。
厚さ30mmを糸鋸で切るのは大変でした。


何とか切り抜きました。


匙部は丸刀で掘ります。この時切り抜いた残りを固定具として活用。
我ながら良いアイデア!と自己満足。


柄の部分は豆鉋で削りました。堅い木ですが緻密なので、良く刃物が切れれば削り心地は良いですね。


裏は、平刀で荒削りをして、


やはり豆鉋で仕上げていきます。


鉋が届かないところや細かな仕上げは小刀で削ります。


ベビースプーンを作るのは初めて。
匙の大きさは?・・形は?・・柄の太さは?・・・と考えながらやっていたら、7本もできてしまいました。
Iさん、もうしばらくお待ち下さい。

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テーブル組立完了

2013-11-26 21:21:44 | 木工
制作中のテーブル。

仕口の刻みも済み、部材の仕上げ削り。
蟻桟は楢。


棚板は栓。栓は逆目も起きず、大変鉋で削りやすい木です。


組立が完了。この後オイルフィニッシュで仕上げます。

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同窓会

2013-11-25 23:55:41 | その他
先週末は、大学時代のサークルの同窓会。
2年ぶりの開催で、京都に集いました。


南禅寺三門前にて。
近畿圏だけでなく三重、静岡、関東、遠くは新潟からも集まってくれました。


楽しい語らいは夜遅くまで続きました。
大学を卒業してはや40年。
あの頃、同じものを目指して歩んだ青春の日々は、遠く離れそれぞれの違う人生のあゆみをも越えてこうしてお互いを結びつけてくれています。


翌日は東福寺へ。


人混みにもまれながらも楽しい時間を過ごしました。



2日間あっという間でしたが、満ち足りた時間を過ごす事ができました。
遠くから参加してくれた皆さん、素晴らしい時間をありがとう!
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テーブル

2013-11-21 22:52:51 | 木工
久しぶりのテーブルの制作です。

今回天板は、栓の接ぎ合わせ。雇い核をしっかり入れます。
プレーナーで荒削りができるので比較的作り易いです。


材の関係で、蟻桟は楢、脚はタモを使いました。
天板の栓の白さと、脚のタモとのツートーンカラーになります。
どんな感じで仕上がるのでしょうか・・・・。


接ぎ合わせの済んだ天板。鉋で仕上げるのは一枚板の場合と変わりません。

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藤森亮一・吉田秀デュオリサイタル

2013-11-18 21:44:15 | その他
一昨日は、恒例のいーポート世屋のリサイタルに行って来ました。

一年ぶりに訪れた秋色の世屋高原。

今回は、「藤森亮一・吉田秀デュオリサイタル」
N響のチェロとコントラバス主席奏者に、ゲスト出演の藤林真理さんのタップダンス、さらに飛び入りゲストでピアノの小林玲子さんが加わるという、ここならではの何とも贅沢なリサイタルです。
このコンサート、いろいろなジャンルで年に3回ほど開催されているのですが、今年は今回一度しか参加できませんでした。


開演前のホール。
暮れていく高原の秋をバックに素晴らしい演奏を楽しみました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

演奏会の後は、里山ビュッフェの夕食。

こちらも堪能しました。


ここの調理スタッフの皆さんが、地元の食材を使って腕によりを掛けて作ってくださいました。
飲み物も地元のワインやソフトドリンクも含め飲み放題。
演奏者も交え、楽しい語らいが続きました。


コントラバス奏者の吉田さんとの2ショットならぬ3ショット。
左の変なおじさんは、我がスキークラブの会長。吉田さんとすっかり意気投合されていました。


昨年のこの回のチェンバロ奏者の井幡さんからシャンパンの差し入れが届きました。
飲めない私も一口いただきました。

食事が一段落した頃、

ホールではチェロ奏者の藤森さんと、ピアニストの小林さんのミニリサイタルが始まりました。
もちろん予定外のプログラムです。

こうして楽しい楽しい夜は静かに・・ではなくにぎやかに更けていきました。


翌日も朝から良い天気。

11月としては暖かい、のどかな朝を迎えました。


森を散策し、今年二度目の紅葉を楽しみました。

演奏者の皆さん、支配人のSさんをはじめとするスタッフの皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。
来年も楽しみにしています。 
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天目台納品

2013-11-15 22:07:11 | 木工
天目台が完成しました。

注文をいただいてから1年近くかかってしまいました。
天目茶碗や天目台について勉強するところから始め、
お預かりした天目茶碗に合わせて形を決め、




木地を挽きました。
下地から塗りまで、半年以上の時間がかかりましたが、なんとか完成までこぎつけることができました。

今日納品させていただき、早速茶碗を乗せていただきました。

ちなみに、この油滴天目茶碗は、人間国宝の中島宏先生のお兄さん、中島啓氏の作です。

制作を通じて、いろいろ勉強させていただきました。
Tさん、本当にありがとうございました。

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晩秋の奧信濃へ

2013-11-11 22:42:52 | 故郷信州にて
作品展も終わり、久しぶりに故郷信州へ。
今回の行き先は、晩秋の奧信濃。

冬しか訪れたことがない、野沢温泉スキー場
スキー博物館前の桜がきれいに色づいていました。


おなじみ日影ゲレンデは霧の中。
林道を少し登ってみました。


カンダハーゲレンデあたりまで来ると、突然霧が晴れ、、目の前にユートピアゲレンデ。


雲海のむこうには妙高の山々。
冬とは違うスキー場を巡りながら、上の平まで行って来ました。


降りてくる頃には霧もすっかり晴れ、眼下には千曲川がゆったり流れていました。

この2日後の今日、ライブカメラでみたゲレンデには雪で真っ白になっていました。

その後、秋山郷へ足をのばしました。

木々の紅葉と渓谷のコントラストが美しい。


午後の日差しに照らされて燃える山のむこうには、苗場山がゆったりとそびえています。


布岩山の柱状節理。紅葉もまだ残っていました。
例年より遅い紅葉で、本当に久しぶりに、全山の紅葉に身を包まれた1日でした。


夕暮れせまる森宮野原駅。
次に訪れる頃にはどの辺まで雪が積もっているのでしょう。

PS.この晩は、長女のところへ行き、いつもお世話になっている「にしなみ」さんに頂いた新米とキノコの鍋に3人で舌鼓をうちました。
にしなみさん、ありがとうございました。
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ご来場ありがとうございました。

2013-11-05 21:56:28 | 作品展

「一木一優」木工芸・漆作品展が終了しました。
4日間の入場者は400人を越えました。
いつも来ていただいている皆さん、元職場の同僚、ブログを見て知ったと遠くからおいでいただいた方・・・。
また、スピーカーの音を是非聞きたいとおいでいただいた方もありました。
作品をお求めいただいたり、また、いろいろなお話しをうかがえたことも大きな喜びで、4日間があっという間に過ぎてしまいました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。

今日は朝から搬出、夕方には荷物も降ろし一段落。
明日よりまた制作に励みたいと思います。

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「一木一優」作品展もあと1日

2013-11-03 21:46:40 | 作品展
「一木一優」作品展も今日で3日目
連日たくさんのお客様においでいただいています。


テーマコーナーのテーブルとスツール、ベンチ
楽しい作品ができました。

その回りに、テーマに基づいた作品が並びます。

木と石。
座に石を貼った椅子やスツール、そしてコーヒーテーブル
座った皆さん、その座り心地の良さにビックリされます。


木と鉄
テーブルの脚は昔の足踏み式ミシンの脚を利用。


木と電気部品。
私の制作した、アンプとスピーカー。多くの皆さんから良い音だという評価をいただきました。


その他の作品。






ギャラリーBには作者ごとに作品が展示されています。


作品展は明日の五時までです。

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