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木工芸・漆・道具
木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)
大晦日
2015-12-31 21:31:48
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木工
今日は大晦日。
リフォーム以来物置と化していた作業場を片付けました。
鉋や鋸も久しぶりに油をつけて磨きました。
工房も片付け、新年を迎える準備がほぼできました。
一年間いろいろお世話になりありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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障子貼り
2015-12-30 21:05:40
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その他
今年もあと僅かになりました。
今日は自宅の消費の張り替え。家では狭いので、工房へ運んで作業しました。
まずは糊を煮るところから。糊と言っても小麦粉(薄力粉)を水に溶いて煮るだけです。
昔から障子貼りにはこれが一番。
なぜかというと、
古い紙が簡単に剥がせるのです。骨の部分を水(湯)で濡らせばきれいに剥がれてくれます。
いらなくなった障子紙の芯に巻き付けていけば後の処理も簡単。このまま古紙回収行きです。
大小合わせて10枚の障子を今回貼り替えます。
糊刷毛で桟に糊を付けます。鍋に渡した棒で刷毛に付いた糊の量を調整します。
子どもの頃から障子貼りは父親から仕込まれました。
その頃は1尺くらいの幅の巻紙を、障子を逆さに立てて上から順に貼っていったものです。
今は、一枚の紙で一気に貼れてしまうので簡単になりました。
定規を当ててカッターナイフで切って完了。
この障子は家の作業場の障子。28年ほど前に自分で作った物です。
所狭しと並びました。糊が乾いたら家に運びます。
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テーブル納品
2015-12-28 22:22:40
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木工
欅拭漆テーブルの納品に行ってきました。
納品先は、南丹市のIさん宅。京都美術工芸大学の近くでした。
梱包を解き、完成してはじめて表を出して置きました。
予定されている場所に無事収まり一安心。
二方から光りが入るので明るく、欅の木目もはっきり見えます。
お正月にはお孫さんも見えるので、かぶれが心配ですが、しばらくは布をかけて気をつけて使っていただくことになりました。
Iさんありがとうございました。続けて椅子の制作に取りかかります。
帰りには工芸会でお世話になっている疋田さんの工房に寄せてもらいました。
いろいろお話しを伺い、ストーブ用の薪などをいただいて帰りました。
ありがとうございました。
コメント (2)
豆鉋の刃口を埋める
2015-12-26 19:44:36
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道具
今年最後?の仕事に使うため、豆鉋の刃口を埋めました。
だましだまし使ってきましたが、ここまで刃口が開くとどうしようもありません。
摩耗に強くするため、蟻で仕込み下端に木口が出るようにします。
埋め終わった豆鉋と使った鑿類。
これでしばらく気持ちよく削れます。
今回削るのは、
如意。煎茶の家元からの注文で、桑を使いました。
これに細かな彫りを入れなければなりません。年内にできるのでしょうか・・・。
コメント
欅拭漆テーブル完成
2015-12-22 21:57:03
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木工
制作中のテーブル。天板の表の拭漆が完成しました。
こちらは、すでに仕上がっている脚部
天板を作業台に運び、早速組立にかかりました。
天板のマスキングテープを外し。
蟻桟を嵌め、一気に組み立てました。もちろんこの間、写真を撮っている暇はありません
無事完成。ホッと一息です。
Iさん、お待たせ致しました。ご都合の良い日に納品させていただきます。
ところで、今日荷物が届きました。開けてみると・・・
なんと、千代鶴貞秀さんから。
二代目千代鶴貞秀・直秀師弟作の剣先。銘は「槌の響」。
「日本工芸会正会員認定のお祝いに」と手紙が添えられていました。
刃の裏の部分が握る部分より一段高くなっていて、実に見事な作りです。
こちらは表。
この素晴らしい道具に負けないよう、一層精進していきたいと思います。
千代鶴貞秀さん、直秀さん本当にありがとうございました。
コメント
スピーカーエッジの張り替え
2015-12-20 21:42:41
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オーディオ
工房の事務室?兼台所のスピーカーの右の音がひずんでいるのに気づき、サランネットを外してみると・・・
やはり! ウーハーのエッジが無くなり、その残骸がばらばらと落ちてきました。写真撮るのを忘れましたが・・・。
こちらは左のスピーカー。こちらはどうもありません。
このスピーカー、オークションか何かで中古を安く買ったもの。
しかし捨てるのももったいないので、直してみることにしました。
家にあったセーム革を切り抜き、張り替えました。
鳴らしてみると・・・
g
ood!
やや低音が出にくくなったような気がしますが、歪み感は無くなりました。音量を上げてみても大丈夫。
このスピーカーは休憩の時などにBGM的に聞くものなのでこれで十分。やれやれです。
だて、制作中のテーブルは、
拭漆も回数を重ね、だいぶ仕上がってきました。
天板もだいぶ艶が上がってきました。
もう一息です。
コメント
「道を切り開く勇気!」展へ
2015-12-13 22:36:45
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作品展
みやこめっせで開かれている、
書師 秀蓮さん
の
「道を切り開く勇気!」展
に行ってきました。
会場は、2階の美術工芸ギャラリー
大胆かつ繊細な美しい書が並び、その美しさに引き込まれました。
秀蓮さんとは、来年のこの会場の予約のために並んだ時に知り合いました。
その時書についていろいろ教えていただきいた事は、まさに目から鱗でした。
それ以来楽しみにしていた展覧会でした。
書がわかるわけではないのですが、何ともいえない感動を覚えるのです。
秀蓮さん
の展覧会は明日14日まで開かれています。
午後は、煎茶の稽古
いろいろなお手前を覚えるのは大変ですが、緊張感をともないながらもゆったりとして充実した時間が流れて行きます。
コメント
忘年会
2015-12-13 22:33:14
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木工
昨日は、日本工芸会近畿支部木竹部会の忘年会でした。
京都、大阪、奈良、兵庫、滋賀と近畿各地から19名の会員が集まり、美味しい鍋をつつきながら親睦を深めました。
開会に先立ち、先日京都市の文化功労者表彰を受けられた村山明先生の御祝いをしました。
身近で無形文化財保持者の村山先生、中川先生お二人のご指導を受けることができるのも近畿支部木竹部会の素晴らしい所です。
日々の仕事や先日の旅行の話、来年に向けてなど、語らいがつきませんでした。
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紅葉を求めて
2015-12-08 22:10:15
|
その他
久しぶりに?仕事を休み、宇治界隈へ最後の紅葉を求めて行ってきました。
雲一つない快晴。家から駅に向かう途中の茶畑の見慣れた風景もきれいに見えました。
始まりは、源氏物語ミュージアム。中には入らず、庭だけを通り抜け。
今年の紅葉はもう一つと言うことでしたが、こうして太陽光線を透かしてみると実に美しい!
早蕨の道から宇治上神社へ。国宝の拝殿の軒は縋破風(すがるはふ)という珍しい構造になっています。
破風がすがるように付けられているところからこの名前がついたと社務所の人に教えてもらいました。
宇治上神社の参道の紅葉は今が見頃。
宇治上神社をでて、宇治神社へ。知恵の輪をくぐってたので少しは賢くなれるかな?
冬の陽が燦々と降り注ぐ宇治川の流れと朝霧橋。
橋の向こうに宇治平等院の屋根が見えるのですがこの写真ではわからないですね。
宇治川右岸を少し上ると、恵心院の案内を見つけて行ってみました。
平安時代に空海によって開かれたという寺ですが、いまは表門と本堂だけが残っています。
ここは花の寺として有名で、境内にはいろいろな花や木が植えられ四季を通じて楽しめるようです。
春が来たらまた訪れてみたいですね。
今日の一つの目的地は興聖寺。参道の琴坂の紅葉が有名です。
建物の中も拝観できることを知り、ゆっくり見学してきました。
山門からのぞく琴坂の紅葉。もう一つですが、
樹の下から見上げた紅葉は実に美しい。光の向きにより十分楽しめました。
冬とは思えない暖かい陽の光と紅葉を十分に楽しんで宇治から黄檗へ。
今日は黄檗山萬福寺の「ほていまつり」
境内には、手作り市の出店が並び、境内の有声軒では、ほてい祭り協賛の煎茶席が設けられています。
有声軒入り口の前の紅葉もきれいに色づいていました。
今日のお席は、「美風流」。お席では煎茶工芸会でお世話になっている稲澤さんとバッタリ。
美味しいお茶をいただいた後、まさに文人のお家元よりいろいろなお話しをお聴きしたのも楽しく大変勉強になりました。
手作り市では「珈琲処ぼん」さんのおいしいコーヒーをいただきいてきました。
かえる頃には、萬福寺山門が夕日に照らされていました。
ごく近場ですが、ゆっくり楽しめた一日でした。
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欅テーブル 捨摺
2015-12-06 22:03:05
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木工
木地が完成したテーブルは拭漆に取りかかりました。
今日は捨摺
まずは蟻桟、脚、棚板、貫・・・・すでに塗りおえて風呂へ。
続けて天板。リフトの付いた台車を使って漆部屋、へ運んで作業。
胴摺刷毛で塗ってしっかり吸わせ、余分の漆はヘラで取ります。
風呂には入らないのでこのまま乾かします。
一週間ほどしっかり乾かして恐怖の研ぎにかかります。
その間は別の仕事が待っています。
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伝統工芸・木工芸の世界を知り、独学で指物を学び始めたのは約40年前。現在は煎茶道具や家具などの受注制作の傍ら、日本伝統工芸展や日本煎茶工芸展などに出品する作品の制作を楽しんでいます。
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