小児整形外科医が義足を勧めないわけ
今から書くのは、あくまでもわたし個人の想像である。事実と異なることもあろうかと思う。
前からすごく気になっていることがある。
先天性疾患の家族と話していると思うこと。もちろんわたしたち自身も経験したこと
小児整形外科医というのは、義足の処方を積極的に勧めることはしない。
つまり、切断や離断を医師から勧めることは、ほとんどないと言っていい。
状態にもよるが、足の先天性疾患には脚長差や将来に渡っての患部の管理がつきもの
患者さんが死ぬまでの間、温存するといつ頃にどんな風、切断、離断して義足を使用するとどんな風 ということを話すべきはずなのに。
なぜか、それをしてくれる医師はいない。
なぜなんだろう。
要因として考えられるのは、経験がないから
温存をしている病院では切断した予後が判らない。
切断については、あまりにも処置としては簡単で、誰にでもできるだけに、その主治医が温存についての知識を持ちうる可能性は低い。
温存すると、その後も
いやでも病院に通い続けることになるため、症例が多くなればそれなりに予後の評価もできるが
切断、離断については、その後の医療的ケアが必要なくなるという意味において、追跡が難しい。
義肢装具をつくるための交付意見書
これは実は義肢装具士がイニシアチブをもって作成をしている。
処方をどのようにおこなうか、メニューを提供するのは、担当した義肢装具士
医師はそのメニューの中から選ぶだけである。
つまりは、担当の義肢装具士の知識と経験からくるメニューの量が、医師の判断よりも前に、方向性を規定してしまう
なんとも恐ろしい。
話を戻すと
小児整形外科医も少ないが、小児の義肢装具を制作したことのある義肢装具士の数は、ものすごく少ない。
また、経験があっても、すごく数が少ないか,装具のみしか経験がない場合がほとんど。
そんな義肢装具士が、担当だったらどうなるだろうか。
どんなに優秀な医師も、ないメニューは選べない。
メニューの量が、どこが多いのか、調べる方法はほとんどない。
それが現実
間違っていると思うけど
是正されない
根源的な問題点として、父母の会のようなところから、問題提起をするべきなのかもしれないね。
うーむ。
もう一つの要因
それは
医師からすると、切断や離断は最後の手段
手のほどこし用がなくて、最後にやること という感じがするみたい。
まぁ、納得し切らないままに切断して、やっばりやめておけばよかったと言われるのが医師は怖いんだろう。
説明責任を問われかねないからのかな。
幼児期は骨が全てはレントゲンやMRIにうつらないから、温存した場合の予後が判らず、
切断のメリットやデメリットも、確定しにくい。
そうなると、やはり
切断はいつでもできますから、選択肢を残しておきましょう。
となる。
そのほうが,患者側から言われてから対処すればよくなるから楽だよね。
これが、まずは当たり前
そこをなんとか、患者側から相談して、先生も巻き込んで、切断が最善という結論をみちびきだす
それは、結構大変なこと。
でもさ、そうでもしないと
患者家族だって決められないよね。
そのために必要なことはなんだろうね。
両親の想いと知識、そして先生に対する姿勢なのかな。
難しいね。
こうしたことを引き受けること。
先生にとっては大変なこと。
それでも、やはり
そうあってほしいなと願ってしまう。
やはり小児に関わる医師の待遇をもっと良くしなきゃだめなのかなぁ。
うーむ
今から書くのは、あくまでもわたし個人の想像である。事実と異なることもあろうかと思う。
前からすごく気になっていることがある。
先天性疾患の家族と話していると思うこと。もちろんわたしたち自身も経験したこと
小児整形外科医というのは、義足の処方を積極的に勧めることはしない。
つまり、切断や離断を医師から勧めることは、ほとんどないと言っていい。
状態にもよるが、足の先天性疾患には脚長差や将来に渡っての患部の管理がつきもの
患者さんが死ぬまでの間、温存するといつ頃にどんな風、切断、離断して義足を使用するとどんな風 ということを話すべきはずなのに。
なぜか、それをしてくれる医師はいない。
なぜなんだろう。
要因として考えられるのは、経験がないから
温存をしている病院では切断した予後が判らない。
切断については、あまりにも処置としては簡単で、誰にでもできるだけに、その主治医が温存についての知識を持ちうる可能性は低い。
温存すると、その後も
いやでも病院に通い続けることになるため、症例が多くなればそれなりに予後の評価もできるが
切断、離断については、その後の医療的ケアが必要なくなるという意味において、追跡が難しい。
義肢装具をつくるための交付意見書
これは実は義肢装具士がイニシアチブをもって作成をしている。
処方をどのようにおこなうか、メニューを提供するのは、担当した義肢装具士
医師はそのメニューの中から選ぶだけである。
つまりは、担当の義肢装具士の知識と経験からくるメニューの量が、医師の判断よりも前に、方向性を規定してしまう
なんとも恐ろしい。
話を戻すと
小児整形外科医も少ないが、小児の義肢装具を制作したことのある義肢装具士の数は、ものすごく少ない。
また、経験があっても、すごく数が少ないか,装具のみしか経験がない場合がほとんど。
そんな義肢装具士が、担当だったらどうなるだろうか。
どんなに優秀な医師も、ないメニューは選べない。
メニューの量が、どこが多いのか、調べる方法はほとんどない。
それが現実
間違っていると思うけど
是正されない
根源的な問題点として、父母の会のようなところから、問題提起をするべきなのかもしれないね。
うーむ。
もう一つの要因
それは
医師からすると、切断や離断は最後の手段
手のほどこし用がなくて、最後にやること という感じがするみたい。
まぁ、納得し切らないままに切断して、やっばりやめておけばよかったと言われるのが医師は怖いんだろう。
説明責任を問われかねないからのかな。
幼児期は骨が全てはレントゲンやMRIにうつらないから、温存した場合の予後が判らず、
切断のメリットやデメリットも、確定しにくい。
そうなると、やはり
切断はいつでもできますから、選択肢を残しておきましょう。
となる。
そのほうが,患者側から言われてから対処すればよくなるから楽だよね。
これが、まずは当たり前
そこをなんとか、患者側から相談して、先生も巻き込んで、切断が最善という結論をみちびきだす
それは、結構大変なこと。
でもさ、そうでもしないと
患者家族だって決められないよね。
そのために必要なことはなんだろうね。
両親の想いと知識、そして先生に対する姿勢なのかな。
難しいね。
こうしたことを引き受けること。
先生にとっては大変なこと。
それでも、やはり
そうあってほしいなと願ってしまう。
やはり小児に関わる医師の待遇をもっと良くしなきゃだめなのかなぁ。
うーむ