Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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「聲の形」感想再び

2016-10-23 12:07:52 | BLOGを読んでくださっている皆様へ ~伝えたいこと~
聲の形の植野さん

いじめられていた相手に向かって
「あなたさえいなければ、みんな幸せだったのに」
と迫り、精神的に追い込む行動。
そして、それをある意味糾弾しない、今の社会。

さらりと描かれているから気がつきにくいけれど、いじめから自殺に追い込まれる才能わかりやすい構図の一つが描かれている。
なんだろう。
いじめに関わった人すべての人生が変わる。
それぞれが皆苦しんでいる。
それはわかるんだけれども。
なんだろう。
もう少し、やさしくなれないだろうか。

せっかく時が経ち、立ち直りかけているものを、「あなたさえいなければ」と言う思い込みの言葉の暴力が自殺に追い込む。
そして、それをした本人は悪びれずに許される。
もしかしたら、自分の言動が誘引だと言うことにすら気がついてさえいないかのような感じ。
ああ、実社会でもよくあるなぁと感じる。

そう言うリアルを、他のテーマに添えて、さらりと描く。
訴えかけて来るものがある。
これで本当にいいのだろうか。
自分があの中の役割を担っていたら、昔は今はどうするべきだったんだろうか。

正解はないし映画はひとつのハッピーエンド。
やはり命が助かったからこその展開。
もしも、命が失われていたら、結末は悲惨なものになったろう。


聲の形
なんとも考えさせられる映画。
ただのアニメでもないし、耳が聞こえない主人公だけがクローズアップされた話でもない。
誰にでもいい起こりうる、いじめや人間関係について、考えさせてくれる。素晴らしい映画だと思う。


なんだろう。
ふと、書きたくなった。



コメント
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