ムード音楽

2006年11月28日 | Weblog


子供の頃から音楽が好きで、今でも好きです。私の音楽の歴史は半世紀に及びます。しかし、演奏はだめで聞く方ばかりです。楽器を多少はやってみたものの、子供の頃から若い頃にかけては、とても高価なものだし、習うチャンスどころか、いじくるチャンスすらほとんどありませんでした。今もある楽器をいじくっていますが、とても人前では聞かせることなどできない程です。

高校生の頃から、かなり聞く方に熱がはいりました。クラシック音楽のメロディーがはっきりしているもの、ポピュラー音楽 ( 映画音楽、ボーカルの入ったもの、演奏だけのものなど ) が大好きでした。

          

ポピュラー音楽で演奏のものは、主にムード音楽と言われていました。今はたぶんイージー・リスニングと呼ばれていると思います。たしか、ポール・モーリアが出てきた頃から、そう言われるようになったような気がします。ポール・モーリアは惜しいことに今月亡くなりましたね。

          

その前、つまりムード音楽の時代は、マント・ヴァーニとか、フランク・プウルセル、パーシー・フェイス、フランク・チャックスフィールドなどのストリングス・サウンドが活躍していました。その他にトランペットとかギターなど特定の楽器を中心としたオーケストラがありました。大抵はそのオーケストラのマスターが特定の楽器をえんそうしていましたが。それから、ラテンでもマンボとかルンバ、それからタンゴとか、ジャンルを特定したオーケストラがあって、とても楽しめましたね。

           

上の三枚の写真は、先ほど隣の部屋の片づけものをしながら、聞いていたレコードの写真です。友達からもらったもので、ジョージ・メラクリーノというイギリス人の率いるムード音楽のオーケストラです。いやはや、懐かしいこと。こういうオーケストラがあったのを忘れていましたよ。

今日は雨模様です。秋も深まり静かな宵は、こういう音楽を聞いて、しんみりと昔を思い出すのも良いですね。