ほうれん草事情

2007年03月05日 | Weblog


 ある時には木こり、ある時には鳶 ( 足場パイプのネジ締めずいぶんやりましたからね )、ある時にはドライバー( ねじ回しじゃありませんよ。運転士ですっ。)、ある時には大工さん、そしてまたある時には編集員と七変化をする、野菜作りの下手な、あまり温泉に入らない温泉(spa)亭主なのです。


                       

 三日ぶりに野菜の話題に戻ります。農業もどきなことをしていると、いろいろと自然との関わりが強くなります。晴れたり曇ったりが気になったり、風はどうかとか、暑さ寒さはもちろんのこと、やれ鳥の害だとかハクビシンにトウモロコシをやられたとか、生き物たちとの関わり合いだって出てきます。

 ウグイスが鳴いています。梅もさいています。国会はヤジやら怒号やら、野獣たちの集会のような状況で混乱しています。国会の品格が疑われますナー。そのせいか、今年もウグイスが 「 ホーホケキョ 」 でなくって 「 コッカイジジョウー」 と鳴きまくっています。本当にコッカイジジョウと聞こえるんです。ホーと伸びないからか、ひとつ音が少ないんです。なんか、この鳴き声は深く考えるとおかしくなってしまいます。


  

 さてその、鳥につっ突かれてしまったほうれん草です。寒さに耐えられずに黄色くなってしまった葉もありますが、平らに食べられた葉も、先が伸びて剣先のような本来の形の葉になってきました。もっと大きくなれば食べられるようになることでしょう。

 この作物に害をもたらす鳥に新たに私独自に命名をしました。ヒヨドリではなく、被与鳥です。被害を与える鳥ですね。小麦を食べる時などは雀はスンズメー ( 死んじまえの訛り ) と名前が変わります。烏などは年がら年中バカラスです。鳴き声はアホーです。

 まあまあまあ。だんだん興奮して来ちゃったじゃないですか。落ち着いて話を続けましょうョ。

  

 ( 冷静に、冷静に。) えー、こちらはトンネルをおっかぶせた、いや、トンネルを被せた方のほうれん草です。食べられたものはたいして差はありませんが、食べられなかったものがこんなに大きくなっています。違いがないのは、トンネルの両端を開けて置いたからかも知れないし、再生にはかなりの時間を要するせいなのかも知れません。

  

 一方こちらは、やたら元気の良いほうれん草。これは隣の農家からもらったものです。鳥の害には全く合っていません。こんなに、何度もどっさりもらうので、本当は自分で作る必要がないのですが、それでも作ってみようとする気持はあります。

 まあ、今日はちょっとコーフンして品格を欠いた場面もありましたが、お粗末ですけど、なんとかほうれん草の話ができました。