朝の涸沼

2009年06月12日 | Weblog


 まあまあ快適な日でした。風は涼しいです。真夏もこれくらい風が涼しいと助かるのですが、それは叶えられない望みです。叶えられない望みは数限りなくありますから、諦めることが肝心です。と思ってはいるのですが、そうはいかない凡人の悲しさ。

 
 

 今日の、朝飯前のウォーキングは涸沼まで行きました。犬を軽トラに乗せて行きました。涸沼はまだ寝ぼけていました。ボーっとしてまだ目が覚めきれない私の頭と同じです。

       朝涸沼潮霧かかりわが脳内

 歩いている人はほとんどありませんから、犬は放して歩きました。大喜びでコロがるように土手を上り下りしたりして、走り回っていました。興奮してしまいとても不可能だとは思いますが、猫のミーちゃんも連れてきてやりたいです。

 
 

 暗いですけど、反対側は田んぼです。このずっと先の方の丘の先が我が家のある方角です。こんな所にいたら頭もボーっとするのは当たり前。

 涸沼は、元はおそらく今の数倍も広かったのではないかと思われます。この田んぼは全部干拓されて出来たものと分かります。

 涸沼と田んぼの間には、長いながい堤防があり、その上がサイクリング道路になっていますので、そこを歩くことができます。


 

 バブルの頃に作ったどこかの会社の保養所です。使われなくなり、おそらくは会社も倒産? お化けビルのようになってしまいました。壊す力もないんですね。迷惑な風景です。ビルがかわいそうですね。


 

 しじみを取りに出ていく舟です。ちょうど、満潮時で水が上流に逆流していました。潮水を含んでいる中で育つので、ここのしじみはおいしいです。



 

 急に風景が変わりますが、ここは我が家の畑です。変なビルはありませんし、ししみもいません。つるなしインゲンだと思って蒔いたら、つるありだったとかで、手を立てました。風で倒されるのを嫌い、ハウス用のパイプをちょん切ったのを土中深く差し込んで立てました。

 長い5mくらいのパイプを買ってくると、長さは自由にとれますので便利です。普通はちょん切って3本取ります。あらかじめ切ってあるのを買うより安上がりです。ハウス用のパイプは錆びにくいです。


 


   一日一茶

    むく起きの鼻の先よりかすみ哉

   廃 句

    むく起きのウォーキングなり五里霧中
    むく起きの涸沼はすべて吾のもの
    ウォーキング鼻の先よりかすみ哉
    よしきりの声けたたまし夜明け哉
    よしきりの声ききながらしじみ取り
    つる有りと知らずに蒔いて手間が増え
    お化けビルそうなってからの長いこと
    朝靄の涸沼ようよう目がさめぬ