突然雷が鳴ったり、天気は荒れて雨が降るという予報だったのですが、そのつもりで構えていたら、さっぱり変わりが無くて晴天のさっぱりした天気ではありませんか。騙された。
しかし、風は涼しいのですが、外にでてちょっと体を動かすとやっぱり時期ですね。暑さを感じて汗をかきます。
江戸時代の、水戸藩領などの地図を集めたものを県立歴史館で見てきました。地図そのものは、今のものと比べると比較にならないほど精密さには欠けますが、一つひとつの村など漏らさず書かれていますので、歴史を研究している人たちには、かなり参考になるでしょう。しかし、いつでも簡単に見られるとは限らないので、やっぱり研究の支障にはなるでしょうね。
たとえば私が突然出かけていって、調べものをしたいから見せてくれと言ったって、「 はい、はい 」 とは、見せてくれるはずがありません。
また、残念なことに昔のことですから、常陸の国の図面はみられても、同じ県内でも西の方の地域は下総の国の一部に属していましたから、そちらの図面は展示してありません。千葉県の方にあるのかも分かりませんし、同じようなものが存在しているかどうかも分かりません。たぶん、同等品はむりでしょうね。
写真てのは難しいものです。もちろん私の腕がないからですが、花を写したわけではないのです。遠景を撮ったわけでもないのです。一番手前の畑に生えているものを撮ったのです。
これは枝豆なのです。今のところは、こんな具合ですよと言いたかったのですけどねえ。これはすべて、ポットに蒔いてここに移植したもので、1本だけ枯れてあとは全部が根付きました。夏が楽しみです。
本屋に行ったときに偶然見つけたもので、衝動買いをしてしまいました。中身は大きめの活字でパラパラと書いてあるので、アッという間に読んでしまいましたが、おもしろかったです。とても、良寛さんのような生き方は出来ませんが、なぜだか気になる坊さんです。青志社という聞いたことのない出版社です。
坊さんと言ったって、宗教に関係あるのかなと言いたいくらいの人で、もちろん根底には道元の教えが脈打って流れていると思いますが、むしろ人にはその寺などから離れての全く一個人としての生き方で刺激を与える存在だと思います。
「風のガーデン」ではなくて、こっちは「風の良寛」です。雰囲気は全然違います。あっちは格好良くて、こっちは格好悪いとは言えないまでも、格好などどうでも良いという存在。だから、こっちの方がはるかに格好いい。
一冊目は物足りなかったので、その中で紹介されていた、こっちの方を注文して読み足しました。こっちは中身は重厚です。この著者は「清貧の思想」を書いた中野孝次という人です。漢詩や歌がふんだんに紹介されていて、その解説も付いているので読みやすい。感心ある方はどうぞ。
のばら
一日一茶
里の女(め)や麦にやつれしうしろ帯
廃 句
今日は晴れ天気予報に謀反をし
今日は晴れ夜になったら雨になる?
もんしろちょう円舞はいいがキャベツ網 トホホホホ
歴史館期待したのが間違いね
寒気団せめて荒れるな胸のうち
迷惑なメールをよこす穀潰し 世のためになることを
踏まれても清らに咲けるのばら哉
麦の秋今年は作らず解放感 手間がかかる
麦の秋雀に食われて穂が垂れぬ
麦の秋雀の餌を作るだけ
畑(はた)仕事草を追いつつ老いぼれぬ