笠間稲荷

2011年01月04日 | Weblog
 午後になったら曇るという予報だったのですが、結局は一日中晴れました。そういうはずれは良いはずれ。

 

 日本三大稲荷の一つは隣町の笠間市にあります。正月の四日ですので、人出は三が日ほどではないと思いますが、それでも神社の境内や門前は混雑していました。

 

 鳥居の外を横に走っている道路は、車の往来がままならぬ状態です。なんでまたそこを通るのかなと思いますよ。お稲荷さんはどこでも人気があるようです。

 

 近くの裏路地に、かつては栄えたのではないかと言う面影を残して映画館が残骸を晒していました。ここでは、あの三船敏郎の「無法松の一生」などが公開されたんでしょうね。
 その頃は街も夜になると芸者の姿がちらほら見えたり、どこからか三味線の音が聞こえて来たり・・・・・。

 

 ほうれん草は、何度か蒔いておいたので、ずっと続けて食べられます。あまり食べ過ぎるとシュウ酸というのが入っているそうで、シュウ酸の腎臓結石ができてしまうこともありますので、注意しなければなりません。なるべく電子レンジより、お湯にシュウ酸が溶けだすので茹でた方が良いとかいう話を聞きました。

 

 喫茶店の入り口にあった水石です。このように苔が生えてくると良いですね。こういう良い石は持っていないし、たとえもっていても水を欠かさずに張っておくことなど、私にはとうていできませんから、ときどきこういうものを見ていいなあと思う程度です。骨董と同じですね。骨董もさっぱり見る目はありませんので、関心を持たないことにしています。

 


    化けそうな傘かす寺のしぐれかな     蕪村

    廃 句                                    

       書き初めの 化けそうな文字 ぬたぬたと
       三四枚   書いてはみたが いや気さし
       芸術と   言えるほどかな  この崩れ
       店のおく  骨董品の   ような顔
       初しぐれ くずれ落ちそな  寺の門
       人ごみに 揉まれて投げる お賽銭
       映画館  昔の栄華(映画)  名残あり