春を待つ芽

2011年01月28日 | Weblog
 よい話がない時は気持ちがすっきりしません。ところがこの頃はニュースと言うニュースはあまり良くない話ばかり。景気がよけりゃ、多少国会でもめたって 「 あははは。やってらぁ 」 くらいで済まることができるのですが、、こう失業者が多くなったり、インフルエンザの話で大騒ぎだったり、凶悪事件ばかりあったりすると、そうはいかなくなります。自然に気持ちが鬱積してしまいます。明るいニュースと言えばスポーツだけなんてのは困ります。

 

 まだ寒のうちですが、木の芽は少しずつ膨らんできています。静かに春を待っているんでしょうね。私たちも、いつ来るかわからない春を待つよりほかありません。
 あの国民全体が酔いしれたバブルの頃と言うのは、きっと季節で言うと燃えるような真夏だったんでしょうね。今は季節も景気も大寒です。

 

 毎日まいにち晴れです。ときどき曇りの日もあるだろうなんて言われそうですが、一時は曇っても一日中曇と言う日は今のところ無いですね。二度ほど雪がありましたが、それも一日中は降っていません。雪国の人たちにこの晴れを分けてあげたいですが、どうしようもありません。

 雪ならずとも、火山灰が降ったりして被害続出とか。口蹄疫のあとが鳥インフルエンザ。そして今度は火山灰と、踏んだり蹴ったり転がしたりと、たいへんお気の毒です。

  

 先月倒した栗の大木の根元付近ですが、腐ったとは言ってもまだまだ燃えにくいです。かなり硬くて太いので、少しばかりの火では本格的に燃えてくれません。少しずつ燃やして行けば、そのうちにだんだん灰になってくれると思います。 

 


     明日よりは春菜摘まむと標めし野に
                   昨日も今日も雪はふりつつ 山部赤人

  
    廃 歌

       明日よりは食べ過ぎないようにと云い聞かせ
                      今日はたっぷり食べておくかな
       明日は明日今日は今日なりと常日ごろ
                      言い聞かせつつ暮らしてあるが  だめだねえ
       居る気なら終日こたつで過ごせども
                      お日さま出てりゃ外が気になり
       日が暮れてあったか部屋で鍋の湯気
                      さあ食べるぞと言う時がいちばん
       廃句より廃歌の方が文字多し
                      言いたいことがなお言えるかな