松過ぎ

2011年01月19日 | Weblog
 午前のあわただしさが過ぎ、気温もあがって静かなゆったりと時間が流れる、いわゆる昼下がりの頃が私は好きです。日が傾くのにはまだ早い。猫が昼寝から覚め、一歩いっぽ歩を踏みしめながら腹をすかせて帰ってくる時刻です。犬は円くなって日差しを浴び昼寝をしています。

 そのような時に、モーツアルトのピアノ協奏曲第20番の第二楽章はぴったりです。
    
http://www.youtube.com/watch?v=C6EZqKuGhKk
 第一楽章は、何か激しいものを内に含んだような強い雰囲気を持って始まります。ここも私は大好きです。
    
http://www.youtube.com/watch?v=HQE20OkiF74

 

 三月とは違い寒に降った雪はなかなか融けきれません。日蔭にはいつまでも残って、あすの朝にまた凍って硬くなります。
 寒と言えば明日から大寒です。寒いわけだ。大寒は大寒迎できず。

 

 大根は、もう地上に出ている部分はなんども凍ってしまっているので駄目です。地中に潜っている部分は、凍土になっていませんのでまだ食べられると思います。掘り起こすのも楽です。
 土寄せもなかなか大変です。それに畝間も広く取っていませんので土寄せは無理です。何の対策もしていません。

  

 電力会社の人たちが、電線にかかる枝切りをしていました。二三人でてきぱきとやっています。切る人と片づけの人。トラックを用意してあって、たちまち枝を集め載せて行ってしまいました。チームワークはとても良いですね。

 

 
    松過ぎの又も光陰矢の如く           高浜虚子


      廃 句

         松過ぎてあとはただただ寒いだけ
         松過ぎの雪はなかなか融けぬなり
         松過ぎて二日三日と休む店
         松過ぎてただ春来るを雪の松
         松過ぎの炬燵の読書至福なり
         松過ぎてモーツアルトの二十番
         松過ぎの風は足元渦をまき