思い出したっ

2013年01月25日 | Weblog


 昨日は物忘れの話題にしましたが、ついでですので少しばかりその続きの話をしたいと思います。
 物忘れをしてしかたがないので、時々はカードに思い出してはメモすることがあります。いつも紙や鉛筆が有るわけでは無いので、「必ず」行うということはありません。
 私はあまり自分を縛るのは好きではありませんから。

 

 今朝は霧でした。その後晴れて、曇になってそのあとは斑な雲と青空。そして風が吹いたりと、空模様は安定していません。

 それで ~ 話は続きますが ~ 時間がゆるせば思い出そうと必死になることがあります。物忘れ防止の何かの足しになるかもしれないと思っているものですから。医者に言わせると効果はゼロなんてことになるかも知れませんが、少なくても脳を働かせる作業にはなるかと思います。楽しく言えば「思いだしゲーム」です。

 

 思い出せたときには、気持ちがこんな表情になります。「やったね。」ですね。不思議なのは、何にもそのことと関係が無いときにフッと思い出すことです。これが<脳の不思議>なことの一つ です。
 先日は、何ヶ月も前にとうとう思い出せなかった、あるレストランの名前をパッと思いついて、奥さんに驚かれました。脳って何なんでしょうね。あのときには、とうとう駄目で諦めてしまいました。「オー、ノウ」なんてね。

 

 犬を連れて散歩にでかけると、こういう風景に出逢うことがあります。何かを盛んにやっていたのですが、あるときにパッと止めてしまったようです。形はビニールハウスですが、骨組みを見ると何か作業か倉庫にしていたような。
                                                         
 放棄されたので、あとが藪になってしまったようです。どうも妖怪でも住み着いたような感じだなあなんて想像して、気味悪い風景です。本当にいたら「何か用かい(妖怪)?」なんて、出てきたらゾーっとしますが、犬は何も反応しないので、大丈夫でしょう。

 


     知らざあ言って聞かせやしょう
     浜の真砂(まさご)と五右衛門が歌に残せし盗人の
     種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き
     以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児(ちご)が淵
     百味講(ひゃくみ)で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字(もんこ)
     百が二百と賽銭のくすね銭せえ段々に 悪事はのぼる上の宮
     岩本院で講中の、枕捜しも度重なり
     お手長講(てながこう)と札付きに、とうとう島を追い出され
     それから若衆の美人局(つつもたせ)
     ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの
     似ぬ声色でこゆすりたかり
     名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ

                  弁天小僧菊之助