冬から春に季節が移ってきて、一番強く感じるのは気温です。真冬のあの痛いような寒さ冷たさはもうありませんから、その分だけ一種の身を守ろうと言う緊張感から解放されます。
次に感じるのは光です。冬の光とはまったく違い、春の光には力があります。こころを晴れやかにする力があります。
晴る・・・> 春・・・・。 ムムム???
この特急に乗れば東京まで一時間。ちょっと本を読んだり眠ったりするには短すぎます。しかし、座ったきりで行けるのが何より。鈍行ですと駅ごとにドアが開き、どやどやと人の入れ替えがあり、時には席を譲らなければならないこともあります。できれば、特急と鈍行の間の列車があれば良いのですが。
打って変わってこれは、杉や姫榊の陰に立てかけてあるシイタケの原木。この右手の方にこの二倍ほどが立てかけてあります。
まだ、まとまった雨が降らないので、きちんとした良い形のシイタケはでてきません。
木の葉の中に芽をだして花が咲いた小さなすみれ。裏山に咲いていました。こう言うのがあちこちに咲いています。豪華な見事に咲いて人をひきつける桜も良いですが、小さくて決して派手ではなく主張せず、可憐に咲いているような花は好きですね。
木のもとに汁も膾(なます)も桜かな 芭蕉
花見客が並べたご馳走にひらひらと桜の花びらが舞い落ちた様子