裏山の春

2015年04月26日 | Weblog


やはり晴れの日は気持ちが晴れて気持ちがよく、幸せな気分になります。天気の晴れは、このようなことから言われるようになったのでしょう。
祭のとき、結婚式の日、晴れの舞台に立つ日・・・・・。みな、晴れ晴れしい気分になります。晴れ着を着たりします。雨が降っても晴れ着です。

 

良い天気の日でした。特別な晴れの日ではありませんが、天気は晴れました。今日は祭の日ような特別な日ではなく、普段ですから、 (け) です。この言葉は今は使われなくなりました。

 

裏山で、たくさんの 蕨(わらび)が取れました。近くの親しい方が来て摘んでいきました。大好きなのだそうです。良かったよかった。

 

こう言う感じで、林の中のあちこちに出ています。群生しているところもありますが、そういうところに出くわすと、宝を発見したような気持ちになります。

 

そのワラビの上ではクヌギの木の花が咲いています。このように、ざらんと垂れ下がる花です。

 

そして、ウワミズサクラ(上溝桜)も咲いています。木は山桜にそっくりなのですが、花が沢山集まり房になっていますが、それが動物の尻尾のように見えます。

 

裏山に自然に生えています。こういう雑木類は多くは鳥が運ぶことが多いです。鳥が身を食べて種を落としていくわけです。

中には、果肉に発芽を抑える成分が含まれるために、一旦鳥に食べられなければ、なかなか発芽しないものもあります。よく「鳥の腹を通ったもの」などと言われます。

 
    万葉の 早蕨(さわらび)摘みて 笊(ざる)に干す
                                    平畑 静塔