雪舟の日本と中国

2015年04月25日 | Weblog


晴れて風はさわやか。しかし、欲を言えば風がちょっと寒すぎるし、強い。まあ、文句を言いたくなるほどではありませんが。むしろ、もわ~~っとして眠くなるような陽気よりは、清楚な感じがして、この方がいいかも知れません。

 

外にでて、多少は草むしり。あとは録画を見たり本を読んだり眠ったり・・・。

    

日本の墨江画家の雪舟は、中国にわたり水墨画を勉強しようとしたのですが、学ぶものが無しと言ったのだそうです。ずいぶん傲慢な言い方と思ったら、明の時代には学ぶものが無く、その前の南宋時代に学ぼうとしたという意味だったのだとか。

漢民族の支配は宋の時代に終わりを告げてしまい、水墨画を極めた時代は終わってしまったのだそうです。

    

現代の書家と水墨画家が日本の鎌倉に来て、ここに中国が生きていると感動しているシーンです。場所は円覚寺舎利殿。日本が中国を残してくれていたと感謝感激のシーンです。

    

水墨画は雪舟に学ぶべきであると言っていました。雪舟はそれほどすばらしい画家であったそうです。彼は同時に僧であったのですが、やはり絵は技術のみならず悟りの境地に至り描いたものであるだけに最高の域に達する作品が残せたのだとか。

            

長い番組でしたが、とても面白く勉強になりました。また、今は中国は一方的に日本に対して感情的になっているが、やはり同じ東洋にあり、すばらしい文化を温存かつ育ててきた日本とは仲良くすべきであると、何度も強調していました。

 

町の喧騒を他所に、静かな土曜日を過ごすことができました。