曇天を撮りそこねて

2016年11月08日 | Weblog


曇天を撮ろうとして外にでてみたのですが、ほかの物に気を取られて空を撮りそこなってしまいました。

  
 
まず目にとまったのは、小さなプラスチックの池に浮いていた睡蓮の葉です。もう寒くなった今頃になると誰も気をとめてみることがありません。
しかし、誰に見られようと見られまいと静かに今日と言う日をすごしています。まもなく霜が降りるようになると枯れてしまうと思います。

  

石には短いですが、木のように伸びた苔の林が生えていました。普段はぜんぜん気づかれない存在です。
しかし、私の生活しているところ、すぐそこにいつの間にか生えていたのです。

  

オスカー・ワイルドという19世紀に生きたアイルランド出身の作家がいますが、彼の言ったことの中に

  To live is the rarest thing in the world. Most people exist, that is all. 

という文句があります。この世の中で生きるということは、極めてまれなことだ。大部分の人は存在しているだけだ。と言う意味になるでしょうか。
考えて見れば、私もただ毎朝起きては夜になったら寝て、その間に気のついた事をして、食事をして・・・と、ただ存在しているだけのことだなと思うことがあります。
生きるということは、彼にとってはどういうことなのかなと思い始めています。

  

言い分けがましいですが、先ずは生きるということでしょうか。次に健康でいたい。そして・・・・・。

難しいことは、これからボチボチと考えて行く事にして、ムベが色付いてきました。ムベはアケビににています。アケビは割れて中身がおちますが、ムベは最後まで割れることはありません。
特に何からの言葉で知られているのか分かりませんが、「 むべなるかな 」 と言う言葉を聞いたことがあります。これは、この植物とは関係がなく 「 もっともなことだな 」 という意味のようです。

  

外に出るとついてきます。こうやって、私が油断をしているのを見計らって、ふくらはぎあたりに飛びかかってくるのです。タックルでもかけるつもりなのでしょうか。
とても元気で、その元気の半分くらい欲しいなとおもいます。ずっとついて歩いていて、今は膝の上にのって眠っています。