野生後退

2020年12月28日 | Weblog


新型コロナの感染を怖れているからと言う理由ばかりではなく、足の捻挫のせいもあって
買い物にも殆ど出かけないようにしています。必要な物が手に入らず少し不自由しています。

ほとんど毎日家にいますが、幸いまだ退屈とか閉じ込められているとか言う気持ちには
なっていません。それより、ゆっくり家に居られるという気持ちが強く、家は良いもんだ。
世界で一番よいところ。やっぱり家だ。という気持ちがますます強くなってきています。

 
  セキレイはよく遊びにきます

少しばかりの仕事をし、景色を眺め、本を読み、パソコンで世の中のほんの隅っこを覗き、
音楽を聴き、来し方を思い行く末をちょっぴり不安に思い、出会う小さな虫や動物・鳥類を
眺め、彼らのことを思い・・・・。と、いろいろ楽しいことはあります。

 
 シャクナゲの下のマンリョウ

最後の「彼らのことを思う」と言うのは、例えば野ウサギの将来はあるだろうか、いま
来ている野鳥の子育てをするところは、今のこのそれなりに開発された田舎でも、かなり
少なくなっているのではないだろうか、などと思うことです。

 
 猫か何かの動物の顔のように見えるイチゴ

すでに、何十年前からフクロウの声は無くなりました。子供の頃は、風呂に入っていると、
暗い東側の塚の所に生えていた太い曲がった松の木の枝の中からホーホーと聞こえてきて、
恐ろしく感じました。

   

二十数年前でしょうか、狸が裏山から出てきて私の方に来ます。普通なら人を見ると
逃げていくのに、珍しいこともある物だと思って、近所の人に話をしてみたら、たまたま
その人は猟銃を持っている人でした。以前もその話は書いたことがあります。
彼は「そのうちに狸はこの辺から姿を消すぞ」と言うので「何で?」と聞くと「病気が
流行っているんだ」と言っていました。
そのフラフラ狸を最後に、狸は居なくなりました。
狸は何も害はしませんでしたが、その代わり今はハクビシンが畑を荒らしにきます。