かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

努力と根性で不可能を可能にしていく熱い物語が、新資源発掘で展開してきたようです。

2012-10-03 21:58:11 | Weblog
 来年1月から、渥美半島の沖合でメタンハイドレートの掘削が開始されるのだそうな。成功すれば世界初の快挙となり、それがもしコストにもみ合うともなれば、我が国は一挙に資源豊富な国になれるかも? という夢が広がります。アメリカがシェールガスの実用化で天然ガス価格を下げることに成功したみたいに、今のガソリン高もメタンハイドレートで解決できる日がひょっとしてくるかもしれません。
 これまで、今年2月から3月に試験的な採掘を行い、「まずまずの」成果をあげてきているのだそうですが、まずまず、というのは一体どれほどの成果なのか、実用化に期待ができるレベルなのか、とりあえずできましたの段階なのか、その辺りがかなり気になりますが、少なくとも来年早々には掘削を実際に試みるわけですから、やってみる価値はある、と思えるほどの「まずまず」さな成果があったのでしょう。それを実現したのが「減圧法」という効率的なメタンガス回収手段だといいますから、新たな技術開発で「不可能」と呼ばれていたことを実現するという、実に人の魂を揺さぶる力強い熱さを感じさせてくれます。これは是非成功させてもらいたいものです。

 一方で、秋田県で地下1800mからシェールオイルの採集に成功、来年には更に本格的な試掘を試みる、というニュースもありました。我が国はこれまで資源に恵まれず、かつては戦争までしてそれを入手しようとまでしましたが、今や、これまで存在すら知られなかった資源を見つけ、更にそれを新たな技術で手に入れようと努力するところまで出来るようになりました。そう言えばちょっと前に中国に輸出拒否されて大騒ぎになったレアアースも、日本近海の海底に多量に眠っている、という話もありましたし、そんなこんなでうまく行けば、世紀半ば頃までには我が国は世界有数の資源大国になっていたりするのかもしれません。まあ今のところは取らぬ狸の、ですが、そこを取れるように何とかするのが我が国の技術開発力なのですから、政府も是非それらの予算をしっかり確保して研究者や技術者を鼓舞してもらいたいものですね。田中新文部大臣にそれを理解する能力があれば良いのですが。

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