かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

復興予算がなぜ外交とは名ばかりの稚拙な事業に注ぎ込まれたりするのでしょう?

2012-10-18 22:15:56 | Weblog
 今日は天気予報では昼から雨が上がり晴れ間が見える、と言うはずだったのですが、残念なことに1日中降り止まない雨が世間を濡らし続けておりました。まあ昨日の帰りのような集中豪雨はありませんでしたが、車で遠出して荷物を運ぶと言うような仕事を相手の都合で今日どうしてもやらざるを得なかったので、この雨は実に嫌なものがありました。幸い事故もなく、仕事の方もさしたるトラブルもなしで片付けられましたが、出来ればこんな日は雨音でも耳にしながら室内の作業に没頭する一日であって欲しかったです。
 天気予報では、この雨も今日限り、明日からは晴れて寒さが増してくるという話でした。今度こそ当たってほしいと切に願います。

 さて、震災復興予算を国の出先機関の耐震工事に流用した、という話が前にありましたが、個人的にはそれはまあ納得できる範疇ではないか、と思っておりました。ところが、今日目にしたネットのニュース内容は、どうしても理解に苦しむ流用方法だったので、このブログでも記録しておこうと思います。
 その流用先は、青少年国際交流事業。事業費は総額72億円。復興予算全体と比べたら小さな数字かもしれませんが、その数字だけを見れば庶民にはまず縁のない巨額な資金には違いありません。そもそも、震災復興と青少年国際交流に一体何の関係があるのか、まずそこからして疑問タラタラです。ちなみにその支出理由は、震災の「風評被害を抑える」、というもの。事業を計画したのが外務省で、実際に行われたのは、「アジア大洋州地域、北米地域との青少年交流」の名目で、41の国・地域の高校生や大学生を被災地に招き交流を行ったとのことです。しかし、実際には交流は2日間のみで他の10日間は国内観光に費やされていたそうで、それだけでも?マークが飛び交うのに、そもそもとして海外の学生を何百人か呼び集めて被災地に送り込んだ位で何の「風評被害」が抑え込めると言うのか、その説明がまるでなされていないことが不思議です。この事業により一体どれだけ世界中での「風評被害」が改善できたとするのか、外務省には費用対効果の結果を公表してもらいたいものです。
 そして、更に疑問なのがその事業費の約3割、約21億円が、中国との友好促進を目的とする「日中友好会館」と韓国と促進する「日韓文化交流基金」に支出されていたという話です。それぞれの会長が、日中のほうが文科省、日韓は外務省OBと言いますから、まさに天下りの外郭団体ではないのでしょうか? お手盛りの訳の分からない事業で基調な予算を食い物にし、自らの私腹を肥やしていく悪官僚、というような図式が見えてくるようですが、せめてお手盛りならこの災害に対して国家的規模で支援してくれた台湾にこそ手厚く盛るべきだったのではないでしょうか? それなら多分それほどの反対も無かったでしょうに、よりによってこの二国に手厚く盛るとは、その理由をきっちり明らかにしてもらいたいものです。
更に与党民主党の大物政治家が背後にいる、とあっては何をか言わんや。さすがにいい加減にせよ、と言いたくなる体たらくな政府与党に果たして復興など任していていいのか、とため息を付きたくなります。

コメント (1)
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