かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「空気」で仕事していい所と悪い所がありそうですが、中々その峻別は難しそうです。

2012-10-08 21:18:41 | Weblog
 今日も見事に上天気で、朝から爽やかな空気と日差しに包まれた気持ちのよい秋の一日でした。これからは日一日と空気が冷たさを増し、日が短くなって、洗濯物や布団などを干すのが難しくなってきます。そんな貴重な一日でもありましたので、先日干したばかりの布団を今日改めて干し直しました。前回は少し湿気を飛ばし切れなかった感もあった愛用の煎餅布団ですが、これで今夜は正真正銘、フカフカの暖かさの中で眠りにつけそうです。

 さて、昨日書いた日本橋殺人予告冤罪(多分確実)事件、今日観たネットニュースの記事によると、検察関係者の言葉として、「大人数を動員して大騒ぎになったので、立件するしかないという空気になっていた」という話が出ておりました。正直、「空気」で逮捕・起訴されるなど「冗談じゃない」と言いたいところですが、そう言った「空気」で物事が判断されたりするのは我が国の伝統的な組織的対応のあり方で、旧帝国陸海軍における組織研究などで盛んに取り上げられている弱点の一つでもあります。前に大阪地検は厚生労働省の冤罪事件で大失態を演じていますが、あれもいわば検察内部の「空気」が冤罪を演出した当の検察官をのさばらせてしまったところもあったのでしょう。もちろん関係した方々には猛省を期待したいところですが、これが我が国の社会組織固有の弱点なのだとしたら、各個人が反省してみたところで時間が経てばまた元の木阿弥になるに違いなく、ここは是非、個人的な注意の範疇にとどまらず、今後このような事態を招かないような組織的なシステムづくりの取り組みを、期待したいものです。
 一方、大阪府警では、とある幹部の方が「パソコンの中身を全部調べたら何十年もかかる」と嘆かれたそうですが、本当にそんなにかかるものなのでしょうか? メモリやCPUといった部品単位で細かく細かく調べていかねばならないとか言うような事態もあり得るのでしょうか? それにしたって何十年は少々大げさな気もしないでも無いですが、ひょっとしたらその情報を聞き取った記者が何か聞き間違いや勘違いをしているのかもしれません。まあそれはともかくとして、もし本当にそんなに時間が掛かるのだとしたら、いくら犯罪とはいえ、これが国家的なテロに対するものだったりとかするならともかく、1捜査にかけられるコストを考慮したら正直やってられないでしょうね。そう考えると捜査当局の方々も少々気の毒な感じもします。まあ、次々と新手が出てくるPCやネット関連の厄介事の最先端に、今の警察組織では付いて行きかねるところもあるのでしょう。防衛省では民間のハッカーを雇い入れてサイバーテロなどに対する備えとする考えもあるそうですが、警察も純血主義は諦めて、餅は餅屋と言った手立てを考えて見てもいいんじゃないでしょうか?

 ところで、秋だというのに、テロカクタス和光丸がまた綺麗な花を咲かせてくれました。ひょっとしたらこのサボテンは春だけじゃなくて条件さえ整えばいつでも咲いたりする性質を持っているのでしょうか。それなら、しっかり育てていけば、年中花が楽しめるようになるのかもしれません。



 もう一つ、こちらは季節らしい紅葉の始まったカエデです。
 散歩の途中で見つけました。内側の緑から先端外側の赤のグラデーションが中々見事です。




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