今頃内閣改造する、というのは、政治的に何か有意義な意味があるんでしょうか？

　台風１７号、奈良県はほとんど無傷と思っておりましたら、法隆寺で国宝五重塔の装飾具「風鐸」が１個屋根から落下、境内の重要文化財建築の西院と東院で土壁の一部が計３箇所剥がれ落ちる、という被害があったのだそうです。１４年前の台風７号でズタボロにされた室生寺の五重塔に比べればはるかに軽微な被害とは言えますが、直すのは結構苦労することになるのではないでしょうか。

　さて、台風一過、秋晴れの空が、とは中々いかず、今日も３時過ぎからはグレーの暗くて厚い雲が天一面を覆ってしまいましたが、明日以降はどうやら本格的な秋空が拝めそうな天気予報です。そんな空模様みたいになればいいのでしょうが、政府の内閣改造人事、色々突っ込みどころ満載な感じの陣容でスタートすることになったみたいです。注目の田中氏は文部科学大臣なのだとか。かなり昔、１年生議員ながら科学技術庁長官をされたことはありますが、はたして文部科学行政の舵取りなんて出来るのでしょうか？　文科省のお役人には、ご愁傷さま、とでも申し上げればいいんでしょうか。
　個人的に少々惜しく感じたのは、法相だった奈良県２区選出の滝実氏が高齢を理由に入閣を辞退されたこと。まあ普通に法相の仕事をなさっておいでだったようなので、民主党とはいえ県選出の議員としてそれなりに頑張ってられたのですから、もう少し踏ん張って貰いたかったです。
　ところで、恒例の階段全員写真撮影のシーン、正面から中央最下段の総理以下全員の姿が映っている写真がどうも気になってしょうがありません。カメラの位置のせいか、レンズのせいか、映っているヒトが皆妙に猪首で顎をつきだしているように見え、しかも頭がかなり大きく、まるで首から上だけ下手くそに合成したみたいに見えます。後列はそれほどでもないようですので、多分ズームレンズで広角にやり過ぎたのではないか、と思うのですが、せっかくの正装がまるで似合ってなくて滑稽な姿に撮られているというのが、なんとなくそこはかとない悪意を感じられそうです。個人的にはとっとと解散総選挙をしてもらいたいとは思いますが、それはそれとしてもこの内閣で暫くの間は我が国の舵取りをしてもらうより無いわけですから、せめて無難に修復不可能なほど我が国を荒らすこと無く次の政権にバトンタッチできるように、それなりには頑張ってもらいたいものです。