かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

宇宙戦艦ヤマト2199 第三章、最終日最終上映をやっと『観戦』です(良かった!)。

2012-10-26 23:02:08 | アニメ特撮
 今日は「宇宙戦艦ヤマト2199 第3章」公開の最終日。結局今回も、最後の最後になってやっとこさ、観ることができました。今回はあまりに時間が取れなくてほとんど諦めていたのですが、なんとかギリギリ最終日の最後の上映回に間に合わせることができました。いや、良かった良かった。もちろん後から観ることも出来ないわけではないですが、やはりこういうのは大スクリーンと良好な音響装置でしっかり楽しみたいもの。絶望的な状況から起死回生の逆転劇なんて、まるでヤマトそのもの、と苦笑いしつつ、大スクリーンに展開されるヤマトの勇姿を堪能しました。

 内容あまりネタバレになっても行けないので大体伏せておきますが、一つだけ。アステロイドベルトとデスラー機雷がなかった!
 まあアステロイドベルトで壊滅するはずのシュルツ艦隊は冥王星で全滅してしまいましたし、今回描かれたシュルツの最後も原作に負けず劣らずだったと思います。特に娘のビデオレターを前に覚悟を決めるところや部下達がしっかりついてくるところに、一介の凡将ではないシュルツの個性が見い出せた気がします。反射衛星砲もそもそも対艦兵器ではないのをシュルツの機転で対ヤマト迎撃用に転用した、ということでしたし、この新作でのシュルツはさしずめ上司に恵まれなかった悲劇の良将、という感じでしょうか。一方、上司のゲールの愚将ぶりが思い切り強調されておりました。原作では潔くドメル将軍と最後を共にしてましたけど、この軍人として、と言うよりも人として最低なところを見せたところを見ると、最後はそんなかっこよくはなりそうにないですね。
 さて、デスラー機雷は、デスラー魚雷になっていました。しかもそれは、ガス生命体の発射装置。デスラーが沖田艦長にエールを送ることもなく、「ヒス君、君はバカかね」と言うセリフも聞けずに残念でしたが、これはまだこれから機会があるかも、と期待しておきます。
 一方で、下品な男を穴に落とし、「ガミラスに下品な男はいらない」というところはしっかり収録。しかも、下品さに磨きがかかり(?)いかにもな酔っぱらい親父に変貌。しかし、あんな状況でヘベレケになるまで酔えるというのは中々の男だったのかも? というか、あんな調子ならもっと早くに粛清されているだろう、という疑問もナキニシモアラズでした。
 前半にガス生命体+巨大フレア戦を片付けてしまったので、後どうなるのか、と別の意味でハラハラした今回の内容ですが、オリジナルな話も中々に楽しむことが出来ました。ヤマトに潜む? 女神様の謎とか森雪の出自の謎とか、多分リンクしているんだろうな、と思いつつ、将来の謎解きに期待です。そしてラスト、なんと、ガミラスのお姫様、じゃなくて有力者のお嬢様がヤマトに置き去りに! 前作ではガミラスの捕虜に古代が激昂してましたが、今回はちょっとクール過ぎると言うか、大人すぎるというか、ちょっと違和感がありました。

 地球側も地球側で、他惑星への人類移住を主目的としたイズモ計画がくすぶっていてけして一枚板ではないようですし、色々将来に向けての伏線が大きく張られた怒涛の展開でした。
 つぎは年明けですね。今度こそもう少し余裕を持って観られるようにしたいです、と前回も書いてなかっただろうか? でも、いよいよつぎはドメル将軍登場なだけに、見逃せないところです。

コメント (1)
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