かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

犯罪者になるかならぬかは遺伝子で決まる?! かもしれない事を示唆する研究結果が発表されました。

2014-11-02 19:47:42 | Weblog
 雨は午前中で終わるか、とおもいきや、午後も思いっきり降ってました。午後の天候回復にかけて朝から洗濯をしたのに、どうやら収納は回復するはずの明日の天気に頼るしかなさそうです。もっとも、明日は朝からだんだん寒さが募ってくるようです。この連休はどういうわけか眠気が強く、昼食後本を読んでいるといつの間にか寝落ちしてしまいます。この2日は結構気温が高かったので風邪を引いたりせずに済んでいますが、明日以降はちょっと気をつけないといけませんね。

 さて、個人的に長年疑ってきた犯罪傾向と遺伝子の関係について、一つの有力な証拠となりうる研究が発表されました。その研究とは、暴力犯罪で服役するフィンランド人の受刑者の遺伝子を調査し、更に非暴力犯罪で服役しているヒトや一般の犯罪を犯していないヒトを対象として、比較検証したところ、「MAOA」と「CDH13」と呼ばれる2つの遺伝子の変異が、暴力的犯罪性と非情に高い相関を示した、というものです。研究チームは、薬物乱用や反社会性人格障害、児童虐待などの経験の有無などの環境的要因も考慮に入れて調査しましたがその結果は変わらず、「MAOAとCDH13の高リスクと考えられる組み合わせの遺伝子型を持つヒトは、それ以外の遺伝子型の組み合わせのヒトに比べて約13倍の犯罪リスクを持っている」と犯罪傾向が遺伝子によって左右されることを強く示唆する結果を提出しました。一方で、「MAOA」、「CDH13」の遺伝子型を持つ人は5人に1人の割合と大勢おり、その大半は強姦、暴行、殺人などの行為とはまったく無関係で、更に今回の調査対象である暴力的犯罪者グループの中にも、これらの変異を持たない者もいました。このことから、リスクは高まるもののまだその遺伝子型を持って犯罪傾向大、と特定するところまではいかず、実際にはこの2つ以外に数十~数百の関連する遺伝子があると考えられるとのことです。「その精度と特殊性は、犯罪防止措置の一つとしてスクリーニングを可能にするレベルには達していない」というのが研究者の弁ですが、更に研究が進めば、複数の遺伝子の型の違いで犯罪傾向が生まれながらにして分かるようになるかもしれません。それを元に、教育でどこまで犯罪傾向を抑制できるのか、遺伝子操作が必要な話になるのか、などと言った、次の議論ができるようになることでしょう。
 この種の研究、日本でもきっちりやってもらえないものかと思います。「大陸」や「半島」の人達と我々とでもしはっきりした違いが出たりしたら、間接的に先の大戦時の諸々の「言いがかり」に論駁する格好の根拠にもなるかもしれませんし。

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