かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

冬を控えて、燃料代がちょっと下がってきているような?

2014-11-05 20:46:20 | Weblog
 原油相場が急落している、というニュースを読みました。6月13日の1バレル=107.68ドルがピークで、その後下がり続け、11月4日には一時75.84ドルまで下がってきたのだとか。2011年10月4日以来の安値で、一気に3割ほど安くなったことになります。原因は、主要産国の一つサウジアラビアの政策変更の影響とみられるといいます。サウジアラビアは伝統的に需給バランスを安定化させる調整役の役割を果たし、原油が不足すれば増産し、逆に供給過剰になれば減産して、できるだけ原油価格が急騰・急落しないようにする努力をしていたそうです。目的はアメリカのシェールオイルとの対決で、シェールオイルの安値限界を探るためのチキンレースを仕掛けている、という話です。そのために、12月のアジア・欧州向け出荷価格を引き上げながら、米国向けだけ引き下げてきているのだとか。そんなイケズなこと言わずに日本向けも下げてくれ、とお願いしたいところですが、アメリカからシェールオイルを輸入でもしない限り対応はして貰えそうにないのでしょうね。
 ところで、それだけ原油相場が下がっているのに対し、ガソリンや灯油は下がってきているんでしょうか? 円安でもありますし、そうは簡単に価格が下がってくるとも思えませんが、そういえばちょっとだけ安くなったような気がしないでもありません。もっとも、リッター100円を切っていた時代も知る身としてはまだまだ高いと感じられます。とはいえ、サウジアラビアとアメリカの競争が一段落すれば、多分また原油価格が上がってくることでしょう。イスラム国の問題もありますし、何より円安ですからこのままいつまでも下がり続けるとも思えません。まあなんとか、この冬の間くらいは下がったままでいてくれると助かることは助かるので、サウジとアメリカの競争がなるべく持久走的に決着がのびのびになってくれることを祈りたいと思います。

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