御嶽山の噴火で亡くなったヒトが持っていたニコンのデジタルカメラ、故人とともに帰ってきて1日だけデータが見られた後は寿命が尽きたのか完全に沈黙して動かなくなってしまったものを、新聞の報道で知った製造元のニコンが、「修理をお手伝いしたい」と申し入れ、10日間かけて修復、見事見られなかったデータも復活させたのだそうです。レンズやファインダー、内部基板などは交換等で修理を施し、火山灰まみれになったボディも入念に磨き直して復活させたとのこと。これを無償で行い、遺族の方にお返ししたのだとか。報道で大きく取り上げられて社名のロゴがこれでもかとばかりに映し出された結果とは言え、こういう日本の古くからの職人気質な対応には実にさわやかなものを覚えます。たとえそれが会社の宣伝になっていて、本音としてはその効果を計算していたとしても、こういう計算高さは特に嫌味を覚えません。まああまり美談として取り上げるのもどうかと思わないでもないですが、会社としてこういう対応をされるのは素晴らしいことだと思います。さすが歴史ある老舗、憧れのニコンだと思いました。
それにしても、火山噴火に見舞われて、火山灰のきめ細かな粉塵やら有毒ガスやらにさらされた物が、良く修復できたものです。元々ホコリが入りにくいなど頑丈な構造の機械でもあったのでしょうが、まだまだ我が国のものづくりの力は侮れないものが有るように思えます。
それにしても、火山噴火に見舞われて、火山灰のきめ細かな粉塵やら有毒ガスやらにさらされた物が、良く修復できたものです。元々ホコリが入りにくいなど頑丈な構造の機械でもあったのでしょうが、まだまだ我が国のものづくりの力は侮れないものが有るように思えます。